ルッキズムとイメコン

顔が地味なのでカジュアルな服だと垢抜けない。どこかにきれいめワンポイントを入れてあげないとどうにも顔が負ける。


自分の顔立ちはまあすきだ。
可もなく不可もなくってかんじ。
特別美人だとは思わないけど特別不美人でもないって思う。
しいていうなら歯の白さや並びは清潔感に直結するから整えなきゃな〜とは思ってる。思うだけ。

体型に関してもあまり悩んだことがない。
平均的な身長と体重、ほどほどの頭身、足のサイズ。
フリーサイズの服はだいたいちょうどいいし、キッチンの高さや天井の高さに困ったこともない。
痩せなきゃと思うことはあるけど、それは身体の重だるさが健康によくないからだと思うからであって、体重を減らさなきゃというよりは姿勢をよくして正しい筋肉をつけなきゃという感情である。

つまりは見た目にたいしたコンプレックスはない。
でもひとと比べてしまうのはどうしようもないんだろうな〜とも思う。

わたしはあまり自分の顔や体型に興味をもてない方だと思うけど、それでも「ひとは見た目が8割」とか聞いたり(実際何割だかは知らない、記憶違いかもしれない)、バイト先でも就職先でもメイクの指導を受けたり、肌色や顔タイプの診断が流行ったりしたから「見た目」に気をつかわないといけないというのは知ってる。
清潔感の問題だよね、相手に不快に思わせないようにする処世術のひとつ。

ちなみにパーソナルカラーは1st夏、2nd春で淡くてやわらかい色が得意、メイクやお洋服は紫陽花の色合いを意識してねって言われるくらい顔まわりのくらい色、濃い色、くすんだ色がにがて。
顔タイプは直線曲線ミックスのエレガント。アイメイクもリップも濃くしないと目のきつさに負けるし、ラメはガンガン乗せた方がいいし、お洋服もコントラストつけた方がいい。
ここまできたらわかってくると思うけどPCと顔タイプがめちゃくちゃに喧嘩をしている。わたしはここで診断系をすべて諦めた。なにごともトータルでバランスみてくれるやつがいいよ。
バラバラに診断を受けたあとだったから骨格診断はもういっかなってなった。たぶんウェーブ。
わたしに似合う色はわたしが決めるし、わたしが着たい服を着る!!!それが似合うし!!!
診断受けて強気になった結論がそれだった。
心理テストとか受けるのすきだからその感覚の延長線上でいろいろ受けてきたけど結局のところ結論はいつもそんなかんじになる。わたしのこころはわたしが決めるもの。

そんなこんなで冒頭に戻る。
カジュアルな服は似合わないけど着替えやすいし着てて楽なんだよなあ。
昔からフェミニン系のお洋服がすきだったからそれに気づいたのがわりと最近。
気づかないうちに似合う色や服を選び取っていたってわけ。
にんげんのふしぎなところのひとつ。

メイクも濃くした方が似合うっていうのは言いかえればメイク映えするってことで、わりといろんなメイクができるんだと思う。
メイクすきじゃないから冒険しないけど。出かけもしないのにメイク3時間とかやる友達のこと意味わかんないなってずっと思ってるけど、買い物しに行くのにメイクしないわたしのこと友達も理解できないと思うしおあいこだよね。

全身カジュアルでまとめるならせめてメイクを濃くしたらバランスがとれるんだろうなとわかってはいる。
もともとてきと〜〜にもほどがあるので出社前3秒でメイクが終わる。
それをちゃんとすれば多少なりともバランスがとれるんだと思う。
さすがにおでかけのときはカラコン入れて20分くらいかけてメイクする。それでも短いのかもしれないけど。

マジで自分の顔に興味がもてない。そこそこに肌がきれいでよかったね。親に感謝しなさいよ。
思い返せば塗り絵もとなりに見本がほしいタイプだった。そのとおりに塗りたいの。
その点埋没してよかった、二重幅が左右対象に近づいたからアイシャドウ楽になった。右と左同じでいいっていいよね。

埋没したのもタトゥーいれたのも歯列矯正したいのもぜんぶ推しの影響。
推し、わたしにいい影響ばかり及ぼしてくれてありがとう。
根っからのオタク気質なんだなあと実感してる。

自分の顔に興味もてないのは鏡をあまり見ないからかなって思う。
見ることのないものより自分の目に映る世界がきれいな方がいい。だからかわいい友達はいっぱい目に映したいし、いっしょにでかけるとき着飾ってくれるとテンションが上がる。

タイトルにルッキズムをいれたけど、わたしは無意識的に他人の見た目をきびしくジャッジしているんだと思う。
ルッキズムはよくないって話じゃなくてごめん。
他人の見た目にやいやい言うのよくないよね、でももしかしたら言ってるのかもしれないからすごく気をつけるようになった。
瞳の色素が薄いときれいだなあ吸い込まれそうだなあってついまじまじ見てしまうし、気になるものはじっと見てしまうたちらしい。不躾すぎる。
視線も気をつけるようにしてるけど、気づいたら見つめてるからほんと〜〜によくない。
目は正直っていうけど視線はごまかしがきかない。

あとは小さい頃から「太るな」「オシャレは我慢」って言われて育ったのも大きいと思う。
それ以上太ったらお前にはキャベツしか食わせんって言われたことある。実際そんなことなかったけどたびたび圧かけられてた。体重落ち着いてよかったよね。
少食ってわけでもないし、おやつもジュースもすきだし、夜中でもすきに食べるし、食べた分だけ太るけど、もともとの体型が痩せ型なのもあって特別太ってるってわけじゃないのが幸いだと思う。
まあこういう価値観で育ってるから電車の座席に収まりきらないひととか見ると太ってるのって悪だなと思う。体質もあるから一概には言えないけど不摂生で太ってるなら痩せるべきって思っちゃう。
母親の価値観はイコールわたしの価値観だったし、いまもそうだから、できるだけ見た目を若々しくきれいに保つって考えが刷り込まれてるんだよね。さすがに他人に口出しはしないけど、自分の見た目くらいはなんとかしないといけないって考えがある。
そのわりにメイクや服選びがすきじゃないし得意じゃないのはなんでも母親が決めてくれてたからだと思う。
好みはあるから意思はある程度伝えてたけど母親がこっちにしなさいって言ったら覆る程度の意思なんだよね。
妹はお前に意思はないのか!?って怒る。あるけどないようなもん。妹は意思強すぎる。うちら足して2で割らない?

とりとめないけどいまのぼんやりした悩みがカジュアルな服似合わんって話。
解決策もわかってるけどめんどうだなあと思っていて、それ以外に悩みはないから超平和。
美容と健康と見た目のために食生活と運動習慣の改善をしなさいってずっと思ってるところ。
やっぱり基本ハッピーに生きてるんだよなあ。
変なところ楽観的で変なところ悲観的、ひとと感覚ちょっとズレてるから話が合わないんだろうなあ。

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