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休むために働く?働くために休む?

どうも!かいとです!!

2022年1月24日に株式会社すみかを設立し、3ヶ月目にして初めての長期休みを取りました。「そろそろ休みを取ったほうがいい」と体が言っている気がしたので、2018年の夏に家族で奥尻島へ行った4年ぶりに奥尻島へ足を踏み入れました。

GWでの奥尻での出来事とGWに奥尻に行く葛藤についてnoteを書こうと思います。このnoteのテーマは

「休むために働く」or「働くために休む」

というお話です。
どちらが正解かはありませんが、どちらを選択するかは「働く」をどう捉えるか次第なのかなと思いました。ただ、ここ最近働きすぎていたので持続可能に働き続けるためにも休みが必要だと気がついたので奥尻行きのチケットを買い、3泊4日デジタルデトックスしてきました!

神威脇の港の風景

奥尻には何もないがある。
奥尻には都会には豊かさがある。
奥尻には奥尻でしか味わえない体験がある。

そんな場所だと再認識しました。

札幌から一番近い離島奥尻

丘珠空港から片道40分。機内で飲み物を出されて飲み切れずに着陸態勢に入るので、テーブルを片付けるために飲み干さないといけないという体験を初めてしました。そのくらい近いのが奥尻です。個人的には札幌から一番近い離島なんじゃないかなって思っています。

人口2800人の小さな町。奥尻に住む人からも「裏」と呼ばれるほどほとんど人が住んでいない地域「神威脇」にあるimacocoハウスへ行ってきました。

imacocoに行くようになった経緯

imacocoのオーナーであるゆうとくんは僕のいとこのお友達。いとこの友達という遠い関係性だったけど、大学生の時に世界一周バックパッカーして、ゲストハウスをやることを夢見ながら高校の教員として働くという異名な経歴を持っているけどすごく暖かい性格に惹かれ、まだ彼が釧路で教員している時にはヒッチハイクで会いに行ったことがありました。

7年前!懐かしい!!

ゆうとくんはチャレンジし続けるけど、そのチャレンジは何だか人を暖かく包み込むようなところがありました。

ゆうとくんに会いに行くにはヒッチハイクしかないと思った

4年前にimacocoゲストハウスができて、すぐ家族で駆けつけた。家族でSUPしたのはいい思い出です。

お父さん何巻いてるの??

着いて5秒で山菜取り

空港からバスで20分すると人里離れたところに現れるのがimacocoです。着いたら笑顔で迎え入れてくれる外崎ファミリー。すでに中学生が宿泊していて、ゆうとくんから「一緒に山菜取り行くんだけど行く?」と誘われて山菜取りへ。今はギリギリ行者ニンニクが取れるシーズンだそうで、全員で100本くらい取れたんじゃないかな。いきなり土に触れて楽しかった。

結構急な斜面

その取れた行者ニンニクと持ち寄りのお肉でBBQしました。初日から自然を堪能しました。

過酷!電動バイクで奥尻一周66kmチャレンジ

最新のEバイクに載せてもらいました。

翌日は朝から電動バイクで奥尻島一周にチャレンジしてきました。
午前9時30分出発し、海沿いを自転車で走りながら海風を感じました。

海沿いを楽しく走れました。この時は…

登りが多いけど電動バイクならスイスイと登れました。

途中に休憩を入れながら走行


ただこの日は強風で下りなはずなのに全然進まない。球島山山頂は強風により飛ばされそうになりました。

球島山から360度島を見渡せます。


20kmの道のりを2時間半かけて12時ごろに奥尻最北の賽の河原に到着。アワビ、エビ、ホタテ、ツブが入ったラーメンを堪能。

これが名物ラーメンらしいです。

優しい女将に励まされながら、また強風の向かい風を受けながらもなんとか前に進む。同じ海沿いでも地域によって景色が全く異なるから飽きずに進めました。

ここの景色が好きです。

ようやく奥尻で一番栄えている奥尻地域に到着。この時点で15時。予定ではもうimacocoに戻っている予定が思っていたよりも進んでいない。残り半分。果たして日が暮れる前に帰れるのか。

そんな心配をしながら何とか自転車を漕ぎながら、座りすぎて痛くなったお尻の痛みに耐えながら18:30に夕焼けをと共にゴール。

夕焼けを走りながら見れたのはよかった

総距離66.7kmを何とか走破しました。体はボロボロでしたがimacocoから徒歩1分の神威脇温泉にてゆっくり浸かり疲れを取りました。

吸い込まれそうなほどの星を初めて見た

翌日は午前中は15km海沿いを走り、徒歩10分にある奥尻ワイナリーにて奥尻ワインを購入し、奥尻アイスを堪能しました。ここでしか食べられない絶品です。

ハーゲンダッツより美味しい。

この景色と家族と食べられたのがまた良き。

家族の一員って感じ

そして、星空ツアーに連れてってもらいました。アイマスクで目隠しされながら森に侵入してアイマスクを取ると、そこには木々の隙間から見れる星たちが。最高の星空でした。

木々の隙間から見る星は一段と心に残る

プロポーズすればよかったと後悔するほど美しい写真。

月か彗星かわからないくらい美しい

森と対話する男

最終日はブナ林ツアー。森の80%がブナ。日本でもこんなにブナが多い地域は珍しいそうです。ゆうとくんのブナ林ガイドツアーは格別でした。目の前にある全ての自然に意味があることを教えてくれました。

自然が生かし合う意味を教えてくれました。

ブナを漢字で書くと「橅」だそうです。木に無しと書いて橅。杉や檜と異なり、水分が多く、曲がっている木が多いことから木材として使い物にならない木として扱われ「橅」という漢字が当てられたそうです。

人間が用無しと思って切り捨てて人間が意図的に飢えた杉や檜の花粉で苦しんでいる。自然の摂理に逆らうといつかまた人間に返ってくる。ブナが奥尻に多くいることで奥尻島は湧水が盛んで水に困らない。海流れる養分によって奥尻の海は豊かなんだ。

ツアー中に教えてもらったこと

人間の目の前の利益を追い求めていると短いスパンでしか成功せず、長い目で見ると失敗するということは自然が教えてくれる。ただその自然の教えを真っ当に守る人間がいないと気づいた時には手遅れになっているそんな自然の伝道師としてゆうとくんは奥尻に存在しているんだと思った。


ツアー終わりのハンモックでコーヒー最高でした。

非日常を提供する家族の日常に混ざり合う

コンビニはない。スーパーも車で20分先に行かないとない。不便なことばかりの場所にどの地域よりも笑顔が溢れ、その家族の暖かさに触れ、檜山地域で唯一人口が増えているのがこのimacocoがある神威脇地域だ。3泊4日間、様々な自然に触れた。
徒歩1分で入れる目の前の海

imacocoの居間から見える海

常に表情を変える天気

奥尻ブルーは5月の波荒れる時期でこの美しさ

全てを包み込むような自然

見上げると包み込まれていることに気が付く


何かのジャケットにしたいくらい。

全てを忘れさせてくれる星空

ありとあらゆるものに触れたけど、一番記憶に残っているのは家族の暖かさでした。4年ぶりに訪れたとは思えないくらい外崎ファミリーの日常に自分達が入り込んだ感覚がそこにはありました。

外崎ファミリー最高でした。


便利を追い求め不幸になる前に、一度便利さよりも大切な豊かさをimacocoにて感じてほしいと思ってnoteにしました。

結論:僕は働くために休む

私は働くことが好きです。働くことが楽しいので休みたくないと思っていましたが、豊かさを大切に生きるならこうった時間も必要だと感じました。働くことも、休むことも全ては幸せに豊かに生きられるよう過ごすことにつながっている。そう信じてGW明けを迎えます。

この新緑も最高です。

さあ、今日も幸せに過ごそう。

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