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今夜もきっと、『夢』の夢を見る。

京都の京丹後市にある
『roots-京丹後市未来チャレンジ交流センター』

そこで相談員をされている稲本朱珠さんがオンラインで企画に参加してほしいと私に声をかけてくださった。

高校生と『夢を語る会』

なんて素敵な企画!と思いすぐに参加を決意。私の住む街から京丹後市までは約1600km。オンラインで同じ時間を過ごせるのは夢のようなことだった。

朱珠さんと出逢えたのは、超言葉術のnoteだった。

初めたばかりで書き方もよくわからないままひたすらに書いたnote。
そんなnoteに初めてコメントをくれた朱珠さん。
(返信が恥ずかしすぎる。めっちゃ生意気だな、こいつ。殴りたい)

本当に嬉しくて。届けられたのが、想いが届いたのが嬉しくて。
返信、すごい考えたはずなのになぁ。なんでこうなってるんだろう笑。
そんな返信にも返してくれて。

思いを伝えるということに、年齢はあまり関係ない気がします。

この一言で、自分に自信が持てたし、書き続けられてる。会ったことはないけれど、書くことで出逢えた大切な人。


参加を決めてはっとする。

これ、私も夢を話さなきゃいけないんだ。


話すことが好きだった。

でも、自分のことを話すのは昔から苦手だった。

もしかしたら、馬鹿にされるかもしれない。
自分が話すことで迷惑に思うかもしれない。
間違ってるかもしれない。
心の中で笑われてるかもしれない。

自分じゃなかったら思いもしないことを考えて、顔を赤くして、早口で。

夢。

誰にも話したことがなかった。
進学するときに親にも曖昧に話したし、友達にも話せなかった、夢。
恥ずかしいとかそんなんじゃなくて、どうにも口が動かなかった。
夢は?と聞かれたときもはぐらかしていた。


zoomで繋がる。
画面の向こうには朱珠さんと企画してくださった学生さん、
会ったことのない同級生・京丹後のみなさん。
SNSでは顔も名前も年齢以外の情報も何も出していない私は
ドキドキが止まらなかった。

「おぉ、北海道!」「しっかりしてる子やなぁ」
関西弁の会話は新鮮で、ちょっとテンションが上がった。
関西のイントネーションは北海道の田舎臭い訛りをする私にとって
ちょっと憧れだった。

すごく優しい方ばかりだった。オンラインといっても一人だけ完全に
距離が離れすぎている私もその場にいるような暖かい雰囲気。
いいなぁ。ここに通える高校生になりたい。

一人一人が夢を語っていく。

丹後を世界に広めたい。起業したい。

体育教員になりたい。理学療法士になりたい。

夢を、諦めたくない。

どうしてこの夢にたどり着いたのか。自分の経験。喜びと不安。悩み。
もっとこうしたい。こうなりたい。まっすぐな想いが、ここにも届く。

そして、繋がっていく。

「それなら手伝えるよ!」「今度紹介するよ」
大人たちが応えていく。伸ばした手を、握り返している。

素敵だ。繋がる瞬間を見れている。自分のことのように嬉しくて。
ドラマを見ているような、本を読んでいるような。そんな、気持ち。


自分の名前が呼ばれたとき、ちょっとだけ、ドキッとした。

「実は私、高校生ではないんです」

『高校生と』といっているだけあって、どんな反応になるのか全く
わからなかった。今までSNSでも一言も書いていなかったし、
ちゃんと伝えるのは初めてだった。

自分は高校生ではなく、高専生であること。
ソウゾウをソウゾウする人間になるのが、夢であること。
パニックにならないようにちょこっと内容を書いた付箋を無視して、口は止まらずに動き続ける。
想像を創造するために、自分なりにこの進路を選んだこと。

本当はここで私の夢は終わっていた。

でも、みなさんを見てると、考えてなかったことすら話してしまう。

漢字の読み書きが苦手なこと。
本を最近読みだしたこと。
たぶん自分は理系じゃないこと。
まだ4月なのに単位が怪しくなっていること。
余計なことかもしれないけど、笑ってくれて、向き合ってくれて。

なんだ、私、話せるじゃん。

嬉しくて、嬉しくて。楽しくて。未来を話すってこんなに面白いんだ。
もっと話しておけばよかったなぁ。そんな風にまで思える。

大人も夢を語る。あの時、朱珠さんがコメントに書いてくださった通り
だった。年齢なんか関係ない。まっすぐに伝えれば、伝わるんだ。


かっこよかった。夢を語るみなさんが、もちろん私も、めちゃくちゃかっこよかったと思う。あの瞬間、すごく輝いていた。

書きながら余韻に浸る。終わってすぐ母親に楽しかった!と電話。
何話してたの?って聞くから夢語ってたとかっこつけると
ちょっとビックリされる。

いつか、語れたらいいな。

いつもなら何度も書き直すnote。今日は今の自分の感情を大事に。

改めて

『夢を語る会』に関わってくださったみなさん、呼んでくださった朱珠さんに感謝。ありがとうございました。

また、是非。


宣言
明日から、小さなものでも1個ずつチャレンジしていきます。


                               KaiTO


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