KaiTO

2005年生まれ。学生。第58回宣伝会議賞中高生部門協賛企業賞他。 #企画メシ 202…

KaiTO

2005年生まれ。学生。第58回宣伝会議賞中高生部門協賛企業賞他。 #企画メシ 2021 出席番号61番 #小さな狼#あなたに届け

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    十代の私が好きなこと、思ったことを物語る記事。 基本「~。って物語。」と書いています。 子供だったあなたを若返らせる、青春お届け人。

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伝えたい。あなたに。私の物語。

ある本へ、ラブレターを書いてみようと思う。 「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」コピーライターとして活躍している阿部広太郎さんの本である。 私がnoteを始めたきっかけでもある、大切な、大切な本だ。 まず、一番に伝えたいのは、初めて読めた本だということだ。自己紹介の作品でも書いているが、私は読書、読むことが大の苦手だ。初めてと表したが、もちろんいままでも多くはないが本はある程度読んできた。いや、そもそも、読んだと言えるのだろうか。言えない。こ

    • まっすぐなほど、ことばに憑りつかれた君へ。

      しっかりと言葉を残さなくなって1年。 Twitterもなかなか浮上せず、ほぼ音信不通状態にしてしまった。 何度か書こうとチャレンジしてみたものの、つらつらとネガティブなことしか書けなかった。 あんなに好きだった書くことが思うようにできなくなって、自分の言葉がどこかにいってしまったような気がして。最後までたどりつく前に嫌になって辞めた。 それでも、だからこそ、今日は違う。 しっかり残しておきたい。 なんで書けなかったのか。なにがあったのか。なにして過ごしていたのか。 そ

      • お久しぶりです。

        お久しぶりです。 あまり長いnoteではないのですが、近状報告いたします。 前回のnoteの更新が5月。この期間何してたの?と。 ざっくり書きますと 前期中間テスト 軽音部ライブ 研究 バンド危機 夏休み という感じです。 これがもう、どうにも上手くいかないもので。 テストは全体的に点数が上がらず、ライブも上手くいかず、なんだか研究に参加することになりバタバタとしておりました。 夏休み直前にして所属しているバンドでゴタゴタしまして。あれです、かっこつけれ

        • 大好きだった先生は、パン屋さんでした

          まだ20歳に満たない私にとって、10歳という節目は特別だったなぁ、と振り返って思う。 1/2成人式なんて名前をつけた参観日があったり。小学生人生も折り返して低学年を見るとお姉ちゃんみたいな気持ちになったり。 1桁だった年齢がやっと2桁になって、少しずつ大人になり始めた時期。というか、背伸びすることを覚えた時期な気がする。 周りも大人になってきて、少しずつ人間関係なんてものもできた。 私にとって、たくさん悩んで傷ついたのが、10歳だったなのだ。 悩むのは今と何も変わらな

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          16歳。一人、旅に出る #3

          これは京丹後に来て3日目の話になる。 前回は#1。今回は#3。あれ、#2はどこ行った? なんて思っている人もいるかもしれない。 でも、先に#3を読んでほしいのだ。 どうしても先に、読んでほしい相手がいるのだ。 一人旅初日の出来事を#1として投稿したが、今回は#2ではなく、3日目である#3のことを書かせてほしい。 順序が少し変わるだけで#2(2日目の話)ももちろん書くし、4日目以降の話も随時更新していく予定である。 「 最近、丹後でテントサウナをやっている面白い人たち

          16歳。一人、旅に出る #3

          16歳。一人、旅に出る。#1

          あれから1か月経った。 2022年3月26日。 16歳。地元から1500km以上離れた場所にいた。 一人で。 飛行機から降りて、生ぬるい風が全身を包む。 春のような、いや春でもないのか。 地元はまだ雪が残っていて、温かくなり始めたといってもまだ温度は1桁台というところだった。(これでも道民はあったかい感覚) 荷物が中々手元に届かず、乗る予定だったバスに遅れかけて(なんとかセーフだったけど)体中から冷や汗が止まらなかった。 どこかに行きたかった。 というより、

          16歳。一人、旅に出る。#1

          私が探したのは読みたい本じゃなくて、読むための方法でした。

          本を読むのが苦手でした。 嫌いじゃないんです。苦手なんです。 最近そこそこ読めるようにはなってきましたが、やっぱりほかの人よりは時間がかかります。 今まで読んでこなかった分、書くときも時間がかかります。 そんな私の”読書”の話をきいていただければと思います。 ***** 小学生の頃、母は兄と私に言いました。 「1週間に1冊でいいから、図書館で本を借りなさい!」 心の中でムリ!って叫びました。声に出してしまうと絶対に怒られるのでグッとこらえましたが。(母は強し。勝

          私が探したのは読みたい本じゃなくて、読むための方法でした。

          推しに投げたボールが返ってきたので。

          胸に突き刺さるまっすぐな言葉に、自分が少しひねくれていてよかったと思った。 とんでもないことが起こった。 いや、本当に。 とんでもないことが起こった。 推しに、届いてしまった。 もっと言うなら、 届いて、返ってきてしまった。 書いている今も正直、夢なのではないかと疑ってる。 いや、きっと夢だ! と思いつつ、寝たくない。眠いけど。 明日は学校だけど。テスト前期間でちょっと忙しいけど。 今夜はまだ、明けてほしくない。 noteを読んで、やってた課題は放り投げた。

          推しに投げたボールが返ってきたので。

          ハッピーセットの片割れは。

          たった5分。されど、5分。 君にとってはほんの少しで、私にとっては十分すぎる時間だった。 今になってわかる。その時間を、5分間を、きっと私は愛していた。 君と、ハルと初めて同じクラスになったのは小学校3年生の頃だ。 ハルはうちの兄貴と仲が良かったから話したことがないわけでもなかった。なんなら家に来て一緒に遊んだことも何度かあった。 私の中ではその時から友達ではあったけど、ハルにとって私は友達の妹。でしかなかったらしい。 2年間、勝手に片思いしていた。 変わったやつだ

          ハッピーセットの片割れは。

          憧れの推しが大人になったので、思い切って書いてみる。

          さくらしめじ 田中雅功様 二十歳のお誕生日、おめでとうございます。 先日、ソワソワしながら二十歳の瞬間を待ちわびるあなたをインスタライブで見て、新曲を聴いて寝ました。見事に寝坊しました。 そんなこんなで私は今、あなたに手紙を書いています。あなたに綴ります。私はあなたよりも年下ですが、ここからは失礼ながら雅功くんと書かせてください。 まず、はじめに書いておきますが、 この手紙は、あなたを褒めまくるラブレターではありません。 愛を語る手紙でも、思い出を懐かしむ手紙でも

          憧れの推しが大人になったので、思い切って書いてみる。

          ありがとう2021年。

          今年もあと数分になりました。 1週間前に実家に帰ってきまして、おいしいご飯をたらふく食べてます。そんでもって、部屋に引きこもってます。ダラダラしてます。絶対に正月太りします。 今年の振り返りをちょっとだけ。 2021年、本当に盛りだくさんな1年でした。今まで生きてきた16年で1番濃かったと思います。 コロナに振り回されながら受験をし、無事中学を卒業。高校ではなく高専という道を選んで、寮生活を始めました。 行ってきますも、おかえりも、どれも誰にも言えない生活を経験し、家

          ありがとう2021年。

          会いに。逢いに。愛に。Iに。

          ラストとスタートはよく似ている 本当にそうだった。でも確実に違うことが2つある。 一つは、今、幸福感で溢れてること。 もう一つは、仲間がいること。 そんなラストだった。 企画メシ最終回。 私は、寮の部屋にいた。 会場には行けなかった。 自分の立場、環境、この世の中、すべてわかったフリをしてみたけど、すごく悔しくて。 泣いた。 その時、思い出した。 そうだ、あの日。始まりの日もこうだった。 泣いた。 企画メシに参加するしないで親と揉めて、あの日はすごく泣い

          会いに。逢いに。愛に。Iに。

          子どもだから。

          なにもできない。 こんなに、こんなに悔しいのに。 未来の思い出が思い描けるのに。 なにもできない。 何か、自分が伝えたいとき。 思ってる1割ぐらいのことしか伝えられないクセはいい加減にどうにかしたい。 体中に言葉が溢れているのに、なぜ口からは出ないのだろう。 後々、涙となって出てきてしまうのだろう。 わかってるんだ。 正しいことが何か、それが正論なんだろうけど。 間違ってないよ。 でも、私だって。 間違ってるって言わないでよ。 この想いは、間違ってなんかないよ。 私は、

          子どもだから。

          君のままで。私のままで。

          7月16日。 何気なく。何気なくというか、言葉にできない何かに惹かれて。名前も知らないあの子たちの動画を公開10分前から待って。友達としていた電話もミュートにして。画面に食らいついて、見た。 「おかえり」 「ただいま」 緊張感の張りつめているはずの真っ白なスタジオが、一瞬で、まるで実家のような暖かい空間に変わる。 アイドル、って一体何なのだろうか。 歌って踊るのがアイドルなのか。笑顔を振りまくのがアイドルなのか。 そこに映る6人のアイドルは、アイドルではないとい

          君のままで。私のままで。

          転んだときは。

          転ぶ。 お気に入りのズボンに穴が開いて。 自分の身体から赤い涙が流れて。 バクバク動く心臓にも穴が開いて。 そんな痛みに、泣きたくなる。 痛いもの。こんな痛い思いはもうしたくない。 そこであの子は考える。 どうやったら転ばないだろう? もっと注意する? 下を向いて歩く? 体幹とやらを鍛えてみる? そして、決定的な事実を知る。 走らなければ、転ばないのである。 動かなければ、転ばなくていいのである。 何度だって。 松尾太陽が好きだ。 超特急、タカ

          転んだときは。

          いつか大人になる私たちへ。

          大人って何だろう。 何度も何度も自分に問い続けてきたことだった。 去年から、特に今年は大人と関わる機会が多くなった。中学を卒業して、学ぶ環境も変わって、企画メシにも飛び込んで、バイトも始めて。 だからこそずっとわからなかった。辞書で大人と調べてみたり、お酒の話を聞いてみたり。大人と触れ合うからこそ、大人が何かわからなくなった。 言葉の企画 2021 ~夏の京丹後篇~ 京丹後市未来チャレンジ交流センター、roots。 稲本朱珠さんがまたも声をかけてくださり、3か月ぶ

          いつか大人になる私たちへ。