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皆さん覚えていますか?ボリショイバレエ・硫酸襲撃事件


コロナがうっとうしいですねぇ、、、

こんにちは。皆さんいかがお過ごしでしょうか。ニュースでは、近日の新型コロナウイルスの感染者が増加していると報道されています。もちろん皆さんは万全な対策をされていることと思いますが、まだまだ油断なりませんね。


警告解除をすると感染者が増えて、はたまた解除をしないままだと今度は経済が回らなくなってしまい、とても難しい状況に今我々は置かれているわけですが、いずれにしろまだ警戒の紐を解いてはならないと思います。


人類は紀元前から今に至るまで様々な感染症と戦ってきました。しかしまさか自分たちが生きてる時代にこんなことになるとは誰も思っていなかったですよね。とても心配なこんな状況ですが、我々人類には感染症と戦ってきて現に今生き延びているという動かぬ事実があります。

きっと終わらない戦いなどありません。

いつかは終わります。

それが明日かもしれません。

こうして考えてみるとたくさんの希望があるわけですから、もう少しの辛抱、みんなで力を合わせて頑張りましょうね。



バレエ界の裏を知った例の大事件

2013年。僕はまだ中学一年生でした。(詳しく言うと、事件が起こったときはまだ小6でした。)学校から帰ってきて夕方のニュース番組を見ていると、テレビ画面には何やらバレリーナの踊る姿が。普段日本ではバレエのことをニュースに取り上げられるのはとても稀なことなので、何かあったんだろうなと何食わぬ顔で観ていました。


しかし、ニュースを見ているとどうやらとんでもないことが起こっているとわかりました。その時に見たニュースがそう「ボリショイバレエ芸術監督への硫酸襲撃事件」でした。


本当に衝撃でした。こんなことが本当に起こったのかと。インタビューに答えていたザハロワ姉さんやアレクサンドロワもとても険しい顔でした。


ニュースでは当時芸術監督のセルゲイ・フィーリンが何者かに襲われ、その主犯格としてВедущий солист(ベドゥッシィソリスト)(プリンシパルの一つ下の階級)のパーヴェル・ドミトリチェンコが逮捕されたというところまで報道されていたかと思います。これくらいは皆さんも7年前の出来事ながら薄々覚えていることと思います。


しかしこの事件、芸術監督襲撃に至るまでいろいろな伏線が張られているとてもややこしい事件なんです。今更この事件を掘り起こすのもどうかと思いますが、ボリショイを語る上では避けては通れない道です。


もちろんこのブログは皆さんにバレエやダンサーの良さについて知ってもらうために書いていますが、こういったバレエの裏の部分についても少しでいいので知ってもらえたらなと思います。「裏の世界があるなんて汚い世界だな」と思う方もいらっしゃると思いますが、断言しましょう。

汚い世界です。

だけどこの世に裏のない世界など僕は存在しないと思っています。表があれば必然的に裏もあるのです。たとえ表がどんなに美しいバレエの世界でも。しかし人間の欲望や葛藤をそのまま映し出したものが芸術。そしてそれを傍から見るとなんかいいなーとか魅力的だなと感じてしまうんですね。本当に不思議です。(特にロミジュリやマイヤーリングなどは本当にそのままですよね。)



事件の登場人物を紹介するよーーー!

はい。語り終えたところで、先ほど言ったようにこの事件は結構ややこしいです。一つ一つ整理して皆さんにお話ししたいのでまずはこの事件に関わっている人達を紹介したいと思います。


アナトリー・イクサノフ

当時のボリショイ劇場の支配人。(ちなみに現在はウラジーミル・ウーリン)フィーリンを劇場に芸術監督として招いた張本人。


セルゲイ・フィーリン

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はい。言わずと知れた元ボリショイのトップダンサーであり、事件当時の芸術監督です。ボリショイの芸術監督には2011年に就任。イケメン。顔のすべてのパーツがかっこいいです。このイケメン顔に硫酸をぶちまけられたと思うと悲しくなりますよね。ちなみにこれは若い頃↓

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僕がもし女の子だったら確実に恋してます。本当に美男過ぎでしょ!皆さんも思うでしょ?!おまけにフィーリンは僕の好きなバレリーナ、ニーナ・カプツォーワをプリンシパルにしてくれたので感謝してますよ。はい。(カプツォーワについてはまた後日!)


パーヴェル・ドミトリチェンコ

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この事件の主犯格。当時はプリンシパルの一つ下の階級ということでいい位置にいたんですけどねー。にしても悪人顔してますわ。(笑)この事件以外にもいろいろやってそうな雰囲気ですが、踊りはピカイチなんですよ、彼。悪人顔だからかバレエの悪役がそれはそれは似合っちゃうんですね。(ライモンダのアブデラフマンとかロミジュリのティボルトとかね)プラス、踊り上手いし、脚も綺麗。もしこの事件が起こっていなくて、今もボリショイで働いてたらプリンシパルになれたんじゃないかと。


ニコライ・ツィスカリゼ

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はい出ました、皆さんご存じニコライ・ツィスカリゼ校長。相変わらずどの写真見てもあり得ない毛量ですわ。現在はワガノワバレエアカデミーの校長を務めている彼ですが、彼も元ボリショイのトップスターであります。年が近いフィーリンとはあまり良い関係とはいえませんが、その関係が後にいざこざを生んでいくんですねー。ちなみにこの人よりも顔が濃く、髪の毛が多いダンサーは見たことがありません。(ちなみに僕の好きなボリショイのプリンシパル、ヴィヤチェスラフ・ロパーティンはもう相当薄いですよ。あ、髪がね。)


アンジェリーナ・ボロンツォーワ

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はい、このあどけないかわい子ちゃん、アンジェリーナ・ボロンツォーワちゃんです。少し耳にした話だと、どうやら魔性の女?だという噂も。噂は噂ですからね。信じるか信じないかはあなた次第。まあこんだけ可愛かったら何でもありですけどね。ちなみにこの事件とは結構深く関わっていて、なんと当時のドミトリチェンコの彼女なんですね。こんな可愛い彼女で羨ましい限りですわ。ちなみに現在はミハイロフスキー劇場のプリンシパルですよ。


大まかに説明するとこんな感じでしょうか。それでは事件の内容を説明していきますよ。


と言いたいところですが、今回はここまでにしておきます。登場人物だけ紹介して終わりかよと思われるかもしれませんが、すみませんついつい話が長くなってしまうもんで、、、このまま説明すると一万字あっても足りなそうなので、皆さんの気が遠くならないうちに終わりにしたいと思います。


次回はいよいよ事件の内容に入っていきます。本当にちょこっとだけでいいので今言ったこの5人、覚えててくださいね。次の記事できるだけ早くあげれるよう、頑張りますね。


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以上今日の余談でした。


次回もどうぞよしなに。


細谷海斗





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