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【訃報】プロデューサーの市川徹が亡くなられました。

 以前よりガンを患っておりました市川徹監督が8月30日夕刻に亡くなられました。ご家族に見守られ、ご自宅で安らかに眠られたそうです。現在、お別れの会を企画中です。詳細が決まり次第ご連絡させていただきます。
 タイトルの写真は、今年の8月2日、体調を崩される直前、ご友人のバイクに元気に跨る市川監督の姿です。

 市川監督は、4年前からガンを患っておりました。『SWANEE 野毛探偵事務所』で映画監督を引退後、ガンの小康状態に伴い創作活動を続け、市川紫雲に改名し監督に復帰。映画『月の道』を制作しました。しかし、今年8月より急に体調を崩され、8月19日に『月の道』が公開になるも、劇場には足を運べないまま亡くなられてしまいました。映画『月の道』は映画監督としての遺作になりました。本作の撮影現場にも参加する予定で準備を進めておりましたが、それも叶いませんでした。まだまだやり残したことがあると思います。

ビッグ錠先生(左)と市川徹監督(右)

 映画『快盗くいしん坊』は、映画製作を通じて地域を盛り上げてきた市川組の最新作であり、結果的に市川徹プロデューサーの遺作になりました。横浜をもう一度活気づけよう、市民を元気づけようという市川監督の思いが詰まった作品です。ビッグ錠先生や役者、スタッフが市川監督の思いに賛同し、小規模ながらスタートしました。ぜひ応援していただけたらと思います。

 亡くなる直前、ご家族には「まだあと2本撮りたい」と言っていたそうです。本作がその2本のうちに入っているかはわかりませんが、この作品が大きくなって市川監督にも届けばいいと思います。応援よろしくお願いいたします。

助監督・小山祥平

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