前文、あるいは譫言

なんで令和5年にもなってライチ☆光クラブ引用してんの？？？？？？？？って話なんだけどオタクだから気負い勃った文章書く時にエピグラフ付けないと不安で死んじゃうの……ぴえん……。

さて、2022年12月の神興行と言えば12月21日に後楽園ホールで行われた「男色ディーノ20周年書籍出版記念（予定）大会」、5本の指が挿入るベストバウトと言えば飯野“セクシー”雄貴vs今成“ファンタスティック”夢人であることは周知の事実ですが、1年越しに今成"ファンタスティック"夢人選手のシングルマッチで頭を撃ち抜かれた身としては支離滅裂だろうと言葉にして、中途半端だろうと形にして残さないといけないと思ったので、note書き初めとしてこの試合について書こうと思ったまではよかったんですが、なんかとんでもない感じになりました……。
先に謝っておきます。誠に申し訳ございません。
私が計画的に犯罪を犯すことになったら真っ先にこの記事を美味しいカレーのレシピかなんかに書き換えようと思います。
要らんことまで考えてしまうのは個性がないから普通じゃないことしてみたいオタクの病気なので笑って許して下さい。
まあ、笑って許してくれる人以外はこんなnote読まないと思いますが……。
笑って許さないのにこんなクソオタク与太話を読む暇があるならもっと有意義なnote読んで下さい。AJINOMOTO公式noteとか有意義ですよ。

1980年代半ば生まれとエヴァンゲリオン

飛ばしていい筆者の自分語り

Wikipediaによればキレる17歳は1986年生まれまでが含まれるらしいのですが、個人的にはその範囲については懐疑的で、むしろ17歳になったらアレらと一緒くたにされるのかとげんなりしていた、と記憶していますし、1983年生まれが17歳の頃に少年法が改正されているためそれより下の世代は17歳の時には抑止力が働いていた、ような気がします。
17歳の時にどんなニュース流れてたなんか20年前なのでうろ覚えの極みなのと、ぶっちゃけこの話題は本筋にそこまで関係ないので細部へのツッコミはご容赦願いたく存じます。
ここで重要視したいのは1980年代後半生まれにとって、エヴァンゲリオン放送時に14歳だったキレる17歳世代はすぐ近くに見える背中、手を伸ばせば届くお兄さんお姉さん、という存在でした。言葉を恐れずに言うならば、キレる17歳世代がエヴァの呪い直撃世代だというなら、1980年代後半特に1985・86年生まれはエヴァの呪い直撃世代に呪われた世代だと思っています。思春期の始まりにはエヴァンゲリオンのTVアニメーション版は全話放送が終わり、旧劇場版としてもEOEが上映され、中学2年生の時に世紀をまたいだ、強烈な毒の残り香を嗅いだのが1986年生まれの私であり、1985年生まれの今成夢人さんだ、という前提で話します。書かせて下さい。
他の1986年生まれはどうだったか正直知ったこっちゃないのですが、少なくとも1983年生まれの呪詛と祝福を浴びたと認識している私は小学校から中学校にかけてお小遣いでエヴァの考察本やプラモやCDや貞本エヴァを買い、WOWOWでアニメ全話と旧劇を録画し、一度アニメからは離れたが離れた先がヴィジュアル系やら特撮番組やらお笑い芸人やらというエヴァとの親和性が高い沼でありそれこそ自分より少し年上の1983年生まれが輝いていた沼だったためエヴァの呪いが解けないまま貞本エヴァを読み、スパロボを楽しみ、モグ波を読む中高大学生活を送り、就活真っ最中の頃に新劇場版序が上映され、Q上映後に出たアニメと旧劇がセットになったBlu-rayボックスを買い、新劇は完結したらボックス出るだろうからその時買おう、なんて思いながらシン・ゴジラを観るような人生を送り、2021年3月8日早朝、エヴァンゲリオンはもう終わって欲しいという祈りと、終わらないでくれ置いていかないでくれという願いをごちゃ混ぜにして、ネタバレを欠片も踏みたくない一心で、新宿バルト9でシン・エヴァンゲリオンの世界最速上映を待っていました。

忙しい人もここは読んで下さい

映画オタクでもアニメオタクでもないオタクでさえ"そう"なのだから、1985年生まれで美大出身で映画を愛する男がエヴァについて何も思わずに何の思い入れもなく生きてこれたとは到底思えなかったわけなのですが、念には念を、と思い
from:yumehitoimanari エヴァ
from:yumehitoimanari エヴァンゲリオン
の2つで検索をかけさせていただきました。
オタク、呼吸するようにTwitter検索使いがち。

ものの見事にこの2つのツイートが出てきたので「うわっ」て声が出ましたし、「予想的中！　私天才！　このまま書き進められるな、ヨシ！」ともなりました。見切り発車で書いてた考察が的中しすぎると気持ち悪いと同時に気持ちがいいな……。
そこまで深堀り裏読みしてくるオタクが自分に憑いてたら自分は気持ち悪くて勘弁して欲しいやつですが、残念なことに私は「自分がされて嫌なことは人にしない」という道徳が頭に染み込まないまま大人になってしまったので続けようと思います。義務教育の敗北ですね。

20年に2度目のわがまま、男色ディーノが見たいだけのシングルマッチ　について

エヴァの呪いの呪いを受けたものの、シンエヴァによって粗方の憑物落としが済んでいたオタクは飯野“セクシー”雄貴vs今成“ファンタスティック”夢人の煽りVを観て「庵野が出た時のプロフェッショナル（正式タイトル『さようなら全てのエヴァンゲリオン～庵野秀明の1214日～』）のパロかよｗ」と笑う以上の思考をせず、それでも呪いは残っているせいで試合中盤の転調に唖然としていました。同時に、今成さんが煽りVで何の意味も伏線もない、ただ面白いだけのパロディをするわけねーんだわって早めに気付くべきだった。きちんと意味のあることを仕立ててくると身構えなかったこっちが悪いと反省もしていました。
さて、では、何故フェロモンズ対決に禁断という冠が乗ったのかについて怪文書を書きます。おかしいな、もう2000字以上書いてるのにプロレスの話が始まってない……。

フェロモンズとはレギオンである

「こういう機会がないと実現させられないカード」なのは何故か。
（作品内でも知名度があるパートを使っているとは言え）エヴァンゲリオンのパロディをしたのは何故か。
同門対決は頻繁でこそないがありえないはずはなく……と考えた結果ひとつの理由として浮かんだのはフェロモンズはレギオンであるからでは、という仮定でした。
What are you doing 2022にて行われたDDT EXTREME選手権でのリングコール「ひとりでも、せーのっ、フェロモンズ」がフェロモンズ＝レギオン概念を象徴していると個人的には思ってます。
あといつだったかのフェロモンズの前口上でダンディさんも似たようなこと言ってた気がするんですがいつの試合だったかが思い出せないんですよね。わかる人連絡下さい。ダンディさんが欠場してて前口上が録音のやつだったと思います。

追記
わかる人から連絡もらいました。ありがとうございました。
Sweet Dreams！2022～Ultimate Tag League 2022開幕戦～（Bブロック公式リーグ戦　しゅんまおVSフェロモンズ）の前口上と試合後のファンタスティックさんのツイートが記憶の中で混ざってたみたいです。

もちろんメンバーそれぞれの個性は濃厚に存在します。
たとえば今成さんはBAAAQ全体補助Aキャスターで差しでRFで軽空母で槍でCoメンタルFaで、
飯野さんがBBAAQ単体Bランサーで先行でMGで戦艦で太刀でCuフィジカルAnだと思ってます。
何かしらがわかる人しか読んでないというテイで書いてるのですが万が一何一つわからないよって人がおりましたら、周りのFate/Grand Orderかウマ娘かドールズフロントラインか艦隊これくしょんか刀剣乱舞かアイドルマスターシリーズやってる人に概念を訊いて下さい。
誰かに訊くほどの興味がなかったらこの比喩は忘れて下さい。それぐらいの重要度です。オタクが語りたいだけなので……。
私の推しの遠藤哲哉さんはBAAQQ全体Qアーチャーで差しでARで軽巡で打刀でCuメンタルPrだと思ってます。よろしくお願いします。
何をだよ。与太をだよ。はい。
しかしフェロモンズという概念がメンバーに被さることで個々人の輪郭は曖昧になっていきます。集団にして個、個にして集団。プロレス界のレギオン、そうじゃなければヨグ・ソトースと言っても過言ではないと思います。とんでもねえな。過言では？

何故ファンタスティックはセクシーに乗らなければならなかったのか

フェロモンズが同門対決をしようとすると現実でありながら精神世界の殴り合いという状況になってしまう。
かと言って外敵の概念に落とし込もうとするとダンディさん言うところの「見たことがあるセクシー」、観客の既知のフェロモンズどまりになってしまう。
試合前半でファンタスティックさんがセクシーさんのことを「セクシーさま」呼びすることで外敵と認識しつつセクシーさんを撮影するというねじれを起こしていたのも、難題を解決するための試行錯誤の一環だったのではないかと個人的には考えています。
ではいかにして禁断のフェロモンズ対決を実現できるか、の問いかけへの答えが、ファンタスティックさんがセクシーさんに乗ることでセクシー補完計画を行い一度完全に溶け合い、理解し合うことでお互いが他者だと認識しなければ試合の決着をできなかったのではないか、と思いました。
だからこそ甘き尻よ来たれの後に互いをフェロモンネームではなく名字で呼び合い、それでも「フェロモンズ」として試合をバドンカドンクで終劇させた、と考えています。
自分で何書いてるのか分からなくなってきたな。
そもそも試合については殆ど語ってねえな……って感じなんですけどプロレスについて知るには実際の動画観たほうが早いので動画を観て下さい。
全試合面白いので。

この個人としての個／フェロモンズとしての個の差違については12.27ガンプロ後楽園大会で行われた男色“ダンディ”ディーノ＆飯野“セクシー”雄貴vs大家健＆今成夢人でも今成さんはガンプロの今成夢人として定義された状態でなければフェロモンズと闘えなかった、という形でひとつのアンサーが出たわけなんですけど、なんで公式から既にアンサー出てんだよ……。
ドラマの作り方が巧すぎるんだよ～～～～～大好き～～～～オギャー！
アンサー出てるならいちオタクが語らなくてよくね？
でも語っちゃうんだ〜〜〜〜〜オタクだから〜〜〜〜〜〜！

はじめてのガンプロと若き老害

やっぱり飛ばしていい筆者の自分語り

1月5日の朝にマイフレンドからガンバレ☆プロレス板橋大会のチケットを譲り受けました。実に開場時間10時間前。同じ会場で行われるDDT板橋大会の開場3時間半前。寝過ごした着ていく服がないなどとわーわークソデカ独り言を言いながら着替えてたらDM来てそのまま快諾。唐突と行き当たりばったりの人生です。
＿人人人人人人人人人人＿
＞　突然の初ガンプロ　＜
￣Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y￣

厄介オタクの譫言ですがここは読んで下さい

ガンプロはWRESTLE UNIVERSEで生配信やVODを観ていたので試合の雰囲気とか出場者の熱量とかは分かっていて、それこそ前述の男色ディーノ20周年記念書籍出版記念（予定）大会に出場した大家健代表が入場だけでDDT後楽園ホール大会をガンバレ☆プロレスにしたのを肌で感じていたので楽しみで、同時に馴染めるかの不安がありました。
今成夢人さんとはほぼ初対面なので……（スワンダイブでのバースデーイベントではお会いしてるのでガチ初対面ではない）
私がママだと思い込んでるのは今成“ファンタスティック”夢人であって今成夢人ではないですし……。
全部同じじゃないですかって言う人は四ノ宮砂月のプリンセスに「つまり四ノ宮那月が好きなんですよね？」って言ってきて下さい。ゴリラに囲まれてボコボコにされて生まれてきたことを後悔しながら死ぬと思います。
同じ肉体を持つことだけを理由に別人格を別々の人間として尊重しないのは……失礼だろうが……！
ちなみに「大家健がガンプロにした」という概念は「クワバタオハラがおったらそこは大阪や」と大筋では一緒です。クワバタオハラと大家健がおったらそこはガンプロ大阪大会です。とんでもねえ固有結界だな。

やっとプロレスの話だぞ　ほんまか？

そんなこんなでガンプロの初現地観戦に至ったオタクの前に広がったオープニングマッチは第1回ヤングガンバレ杯公式リーグ戦　今成夢人vs中村宗達で、リングに立った今成さんは今成夢人でも今成"ファンタスティック"夢人でもましてやヒューマンチェアー・イマナリでもなく”若き老害"ストロングスタイル今成夢人でした。

この肉体にいったいいくつの宇宙があるのん……と震えるのと同時に、新たに現れた"""存在"""をオープニングマッチで観ることができたお陰で、いい意味で肩の力が抜けて、何度も来たことがあるぐらいの身構え方で最後まで楽しめたと思うので、今成さんはママじゃないけどやっぱりママだなあと思ったのでした。こんな狂気で締めていいのかって話なんですがこれより据わりのいい終わらせ方を知りません。正気を知りたい。狂気とさよならする方法を教えて。
ご清聴ありがとうございました。
2023年もよろしければ鵜飼かいゆをよろしくお願い致します。