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世界一簡単なレポートの設計図

今回はレポートの書き方についてざっくり描いていこうと思います。きっかけは僕の家族がレポートの宿題が困っていて聞き取りしたときにレポートのルールは教えてくれても全体の設計図がわからないことが書けない理由なんじゃないかなあと思ったからです。今回はレポートのルールを省きレポートのテーマの決め方から実際に文字に起こすまでを簡単に記していきます。


レポートとは?

まずはレポートとは何かについて描いていこうと思います。僕は既存にある情報をかけ集めて自分なりの考えを発表することがレポートの真髄だと思います。よくレポートで困っている人は情報を集めるだけで終わる人が多いです。ですが学問とは知識の積み重ねです。ただコピペするだけでなく自分自身の考察や仮説をもとに書くことが調べ学習とレポートの大きな違いだと思います。

レポートの設計図について

さて、レポートの意義も書いたところで次に全体図を記していきたいと思います。レポートは大きく分けて三つです。一つテーマを決める 二つ情報を集める 三つ編集する この三つです。この三つから取り組むことをなんとなく頭の中で考えながら読み進めてください。

レポートの極意 1登る山を見極めよ!

まずレポートを作成するときに大事なことはテーマを適切に決めることです。この適切とは、作るときの条件やそもそもなんのために調べるのかをなんとなくでもいいので言語化することです。例えばよくある落とし穴はなんとなくそれっぽいことを調べてから書くです。確かにそれも悪くはありませんがこの世の中には情報がありすぎます。なのでなんとなくでもいいのでこのテーマを決める!ということを決めてから調べてください。そうすればもしも違った場合でもすぐ違うテーマを選択することができます。
コツとしては要素を分解することです。例えば、世界の食文化をレポートにまとめるという課題があるとすれば、1 世界とはどこのことを指すのか、2 食文化とは食べ物のことなのかそれとも道具や調理法なのかなど抽象的(大きな言葉)を具体的(小さくする)ことをすれば見つかりやすいと思います。これをすれば、インドのスパイス焙煎器具の歴史を調べるでもいいですし、日本の食作法の成り立ちを調べるなどより具体的にできます。また、テーマを変えたくなったらこのテーマ欄をカスタムするといいです。例えば、インドの食作法でも構いませんし、日本のスパイス焙煎の歴史などでも可能です。

レポートの極意2 ヒントを探せ! 

テーマを決めたら次は資料集めです。僕がお勧めする探し方は二つ。一つはインターネットで原典を当たること、二つ目は図書館司書さんに聞くことです。
一つ目のインターネットで原典を当たることは例えばwikiや論文の最後にある参考文献を読むという方法です。もちろん論文そのものを使っても構いません(wikiは誰もが書けて間違えていることもあるためだめなことが多い)それらの文献を図書館などにいって取得してください。
二つ目に司書さんに聞くことです。司書さんのサービスとしてレファレンスというものがあり自分が読みたい本を聞くと答えてくれます。もちろん、見つからないことやずれることもありますが自分自身では見つからなかった視点が得られることもあるのでもし近くに図書館があればお勧めです。

レポートの極意3 取捨選択せよ!

最後は自分の仮説の材料になる場所を取捨選択することです。よく相談される方でやってしまいがちなことが重要そうな文章をそのまま抜き出すことです。ここでのコツは自分の仮説をサポートする案はもちろん反対の案も抜き出してください。そうすることによって多角面的に自分のアイデアを見ることができ、よりレポートに深みができます。
また、本や文章も全て頭から最後まで読む必要もありません。自分のアイデアに関わりそうなところを目次やペラペラめくりながら探しそこの部分を読んでいってください。もしそこでわからなければ前後の文章を読んでいってください。


まとめ

レポートはこれら3つのコツがわかれば書けると思います。最後に伝えたいのは間違っても全く構わないということです。もちろん、調査するときにずれてきたり文献が全くなくて難航する時などあるかもしれません。しかしそれもまた学びです。なので失敗や間違いを恐れず自分自身の調べたいことを調べるのが一番早くて面白いレポートの書き方だと私は思います。



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