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LA CAVE(ラ・カーヴ)/北参道

私たちカジャデザインの年末恒例?!冬の納会(忘年会)が開催されました。昨年は青山Casita Lounge。今年はどうしましょう?と色々検討の結果、青山から少し抜けての北参道LA CAVE(ラ・カーヴ)へ。通称「ガヤキタ」-アパレル関連のオフィスやインテリア系のショップも集まる北参道と千駄ヶ谷界隈ならではの、食通でおしゃれな人たちへの飲食店も多く、隠れ家的なお店には、オーナー様のこだわり感ある空間演出が楽しめるのもポイントです。美味しくて雰囲気がよいと評判のLA CAVE(ラ・カーヴ)は、パリのコルドンブルーで料理を学んだ山下氏のカウンターフレンチatelier Les Cailloux(アトリエ レ・カイユ)の姉妹店。本格的なフレンチをワインやベルギービールと楽しめるお店なのです。

LA CAVEとは、フランス語では「地下室」、ワインセラー的な意味合いがあるとのごとく、小さな入口の細い階段からつながる地下階へ。B1階ならではの、しっとりと落ち着いた店内だからこそ、照明の灯りのあたたかさも一層です。

興味深い書籍が並ぶシェルフから、オーナー様の食への探求の歴史もうかがえます。住空間においても、「本棚を見るとその人となりが見えてくる」。と言われることもあるように、本棚が持ち主の一部を見え隠れさせてくれていることは、私の経験からも確かなように感じています。このようにディスプレイのような本たちは、「こんな本が好きなのです」と堂々としたメッセージ性もあり、それをしっかりと受け止めることは、意図されているかもしれません。しかしながら、本当の本当に大好きで大切な本は、こんな風に多くの人の目に触れるところには、置いていないかもしれません。もっと根底のその人らしさは、「表面的な本棚には並べていない」(かも)。だから、私的には「見えている本棚」の書籍は、ほんの一部でしかなくて、どちらかというとその物量や関心の方向性から、空間創りへの参考にはしています。逆に空間を構成していく場合には、この空間での人物像ならこんな本を並べるだろう。とスタイリングや撮影の小物としてのデザイン性だけではなくストーリーでも考えています。…と、本棚について長く語ってしましましたが、私自身も「本」そのものが好きで、本ならではの重さとか、厚さとかデザインとかに魅力を感じてしまうので、電子書籍は便利ではあるけれどそちらで読まずに、いつまでも重い本を持ち歩るき、増えていく本たちが本棚を狭めてしまっています。

さて、店内の雰囲気です。お気に入りの本と過ごしてもよさそうな、プライベート・ライブラリーにもなりそうな空間です。もちろんお食事とワインで楽しいひと時にも。

シャンパンで乾杯!今年も、あっという間の1年でした。1年を振り返り、スタッフたちと美味しく楽しい時間を過ごせることに大きな感謝を日々感じています。:食の記憶2017年12月



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