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◆園児向け公演のコツ

kajiiは普段から保育園・幼稚園で演奏する機会が多いのですが、活動当初は当然、勝手が分かりませんでした。

ただ、10年近くこの活動をしているとそれなりにノウハウが蓄積されてきます。

今回は幼保での演奏経験が少ない方のために、気を付けたほうがいいことや普段のイベント演奏と違うところをお伝えしていきます。



●仕事が来るのは

イベント担当の園の先生、また父母の会などから依頼をいただくことが多いです。
僕らは平日、近場限定プランということでこんな内容でやっています。

●連帯感があって盛り上がりやすい


通常のイベントと違うのは、見ている子みんなが知り合い・友達同士だということ。

そのため、皆安心して見ており、あまり緊張感がありません。盛り上がりやすいです。

例えば「こーんにーちはー!」と挨拶すると怒号のような返事が返ってきます。
ざわつき出すと収拾がつかなくなったり…マイク無しで臨むのは自殺行為だと思ってください。

静かにさせたいときは「一回みんなでシーしてみようか。せーの、シー」ですね。多用はできませんが。。。

●飽きやすい


「聴かせる」系の演奏が続くとすぐに子どもたちは飽きてきます。
飽きさせず見てもらうには、大道芸人の演出を勉強するのがおすすめです。
スピーディーな繋ぎ、一演目を短めにしてどんどん進行していく感じです。

楽器の出し入れや紹介の仕方、話術など、演奏以外の部分がむしろ重要です。
慣れないうちは全体のプログラムも短めにするのがおすすめ。

また、参加型の演目も必須といえます。

●保育園・幼稚園・こども園の違いを知っておくこと

演奏に大きく関係してくるのは子供の年齢ですね。
演奏の長さや参加型演目の難易度など、年齢を軸に決めます。

保育園・こども園は0歳からいます。
2歳以下のクラスはなかなか最後まで集中力が持たないので、途中で退出ということもよくあります。

幼稚園は3歳~6歳です。

「幼稚園と保育園の雰囲気の違い」は正直あまり感じませんが、「園ごとの違い」は相当あります。
先生が率先して盛り上げるところ、いい姿勢で上品に鑑賞するところなど…

こればっかりは行ってみないと分からないですね。

●大きな音が苦手な子も多い


大きな音のSEや、アタックの強い楽器を鳴らすと耳を塞ぐ子もたくさんいます。

皆が見たくて見ているわけではないということを自覚して、音量にはシビアになりましょう。

●見送りや写真撮影までしっかり対応しよう


演奏が終わっても園児が退出するまで楽しませましょう!

タッチでの見送りなどはとても喜ばれます。

写真撮影も大事ですね。園や親御さんが大切に保管するものになるので、しっかり決めましょう。

まとめ

ということで、園での演奏時に気を付けたほうがいいことをいくつかお伝えしました。

子供たち相手の演奏は演者側がとてもエネルギーをもらえます、楽しんでください!

楽しいものを作るのに使わせていただきます。