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◆お金のセルフブロックの外し方

「えっ、それでお金を取るの?」
「高くない?」
「そんなに時間かからないでしょ?」

フリーランスで稼ごうとすると、一度は言われる言葉じゃないかなと思います。
お金についてのセルフブロックがあると、値段を相手のいいなりにしてしまったり、そもそもお金を受け取れなかったり、ひどいともう辞めたくなってしまうかもしれませんね。



●セルフブロックをしてしまう人

お話をしていると、お金をいただくことに対する抵抗感が強いという方が結構いらっしゃいます。

素晴らしいクオリティのプログラムを持っていても、「この値段じゃ高いんじゃないか?」と考えてしまったり「値下げ交渉が来ると必ず受けてしまう」という方も同じです 。

「相手の言い値で仕事を全て引き受ける」ということもある意味セルフブロックがあると言えます。

●なぜセルフブロックをしてしまうのか

これはよく言われることですが、お金に対する教育を受けていないからです。

お金は汚い。よく知らないから怖い。
他の人と大っぴらに話すと下品だと思われる。

この辺りを強く感じるようです。

よく知らないものを怖がるのは正常なことですが、大切なことなのに知らない、考えない、調べないというのはそちらの方が遥かに危険です。

●シンプルな解除の仕方

お金に対するブロックを外したい、というときの答えは簡単で、

①興味を持つこと
②市場を知ること
③自分よりも高い金額で働いている人の価値を知ること

①まず興味を持って調べること。
今どき、お金に関するオープンな発信をしている人は僕以外にもたくさんいます。
お金について考えたりするのは恥ずかしいでしょうか?
僕は、逆にお金の話を全然しない人の方が恥ずかしいと思います。(仕事の時も、ギャラの話を後回しにする人ほど信用できません…)

たとえば冒頭の「高くない?」というセリフを言う人は、ほとんどの場合お金の勉強をしていません。
(これは、「自分は正確な価値が分かりません」と自ら言っているようなものです)

「えっ、それでお金を取るの?」も同様です。
相手の時間を一秒でも使えば基本的には対価が発生しますし、人件費って高額です。
これを言う人、僕の中では「何も知らない人」認定です。



②に関しては、とにかくどんな形でも業界に入り込むのが大事です。
どんな形でも、仕事を始めれば市場の金銭感覚が少しずつ分かっていきます。
綺麗事だけでは生活もままなりません。
いろんな話を聞き、いろんな現場を見れば少しずつ価値に対する感覚も磨かれていきます。

例えば会社で雇われて働くとしたら、給料は社員ではなく経営者側が決めるのが普通です。
それに対して安い、高いという言い方はしますが、自分の価値が月いくらです、と正確に判断できる人は少ないのではないでしょうか?

フリーランスでやっていく上では、この「自分の市場価値はいくらぐらいか」という感覚がとても大切になります。



③に関しては、僕自身も自分の師匠のような方がいました。
その方がいくらで、どんな内容の仕事を受けているかということを間近で見ていたので相場感覚というのが付きました。

この自分の相場感覚、価値感覚を上げていくとお金に対するブロックは少なくなっていきます。

どんなところにお客さんは価値を感じて、喜んでくれるのか。

価値の高いものを作れば、ギャラは上がって当然です。

ちなみに余談ですが、ステージ業界には1ステ100万円を超える出演料を取る方も普通にいらっしゃいます。

ぼくが知っている中で最高額は1ステ400万円というものでした。。。
(たしか個人ではなくチーム一式の出演料だったと思いますが)

●常に勉強していくこと

活動していく上ではいくらお金がかかるのか、
家族と一緒にやっていく上では最低これぐらい稼がなければいけない、
新しいスキルを得るためにはこれぐらいのお金が必要そう…

それを叶えるためにはこれだけの報酬が必要、ということも日々勉強すれば具体的になっていきます。

いい仕事をしてしっかり対価をいただきましょう!

楽しいものを作るのに使わせていただきます。