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幼児期の空洞化は小学生になっても続いてるんじゃない?


先日、次女の幼稚園の懇談会に行ってきました。現代の子供は「大人の時間」で生活させられていることが多いという興味深い話があったのでシェアします。


懇談会の園長先生の話はいつも保護者に向けた教育指導です。「何歳の発達はこういった具合で、園ではこういう取り組みをしています。発達には個人差がありますから、心配しないで。」という講演をしてくださるので、何も知らない保護者でも、専門的な知識と自分の子供がどういう風に園で過ごしているのかを知ることが出来ます。

ネットで簡単に調べられるから、この講演聞く時間がもったいないという人もいますが、私は園長先生の講演が好きです。長女がいるので、子供の発達については知ってることもありますが、自分の教育法が幼稚園の方針と同じだなという確認が出来ます。どちらかがズレたらすぐに気が付くことが出来るのでありがたいです。


毎回必ず「子供には子供の時間の流れ方があるので、園に入ったら子供の時間で過ごしています」と話されるのですが、この話の流れで

園長先生が「幼児期の空洞化」についてお話しされていました。

現代の子供は時計で時間を決められて生活することが多いです。暗くなってきたし帰ろう、ではなく17:00だから帰ろうとか、寒いから長袖を着るではなく、10月になったから長袖を着なさいなど例をあげればたくさんありそうです。

自分の感覚ではなく大人の都合によるもの、大人の指示で動いている子供が多いのです。だから大人になったときに自分の感覚で動けなる子が増えています。幼児期に充分に子供のままでいる時間を過ごせないことを「幼児期の空洞化」と言います。子供らしい遊び、子供らしいケンカ、大人にとってはめんどくさいことが、子供を大きく成長させてくれるのです。誰かの指示がなくても自分で動ける大人になるには「子供らしく過ごせる時間」は必要不可欠です。
卒園児に「幼児期の空洞化」がないように園として努めています。

という内容でした。


もしかしたら、小学生も大人時間で動かされてるかもしれない??

今日は学校を休んだ長女を見て気が付いたのですが、家にいるとのーーんびりとした時間が流れているんですよね。あと何分で授業が始まる!!といった時間の制約がなく過ごせます。ハイブリッド登校のホームスクールによるメリットのひとつです。

自分の思いのままやりたいことを、誰にも急かされることなく出来ます。


もう幼児ではないけど、小学生にも自由に使える時間って必要なんじゃないかしら??学校のチャイムをオフにして午前中を自由に過ごせたりしないのかな。。。最初は全員遊んでるだろうけど、そのうち何人かは勉強し始めるんじゃない??


もちろん時間で区切らないと後で大変なことになる場合だってあります。帰ろうって何回も言ったのに無視してずっと遊んでたくせに、次女は帰りの車の中で急に「おなかすいた」って泣き出したりします。苦笑
帰るのに時間がかかるって知らなかったんだよね。ドンマイ。

ずっと大人の都合で動かしてたら、失敗した経験が少なくて、どうやって時間を使ったらいいのかわからなくなるんじゃないかな?と感じています。だからみんなとりあえずスマホさわっちゃうのかな??とか思ったり。。。


次女が通っている園長先生の話を聞いて、子供の時間の大切さについて考える機会になりました。子供だけじゃなくて、(昔)大人の都合時間で動いてた私も時間について一緒に考えたいと思った話でした。

過去でも未来でもなく「今」ってけっこう貴重。


もしよかったら他の記事もよんでみてくださいね ♪


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