一人暮らしの節約術・変動費編
前回、一人暮らしの節約で大切なこととして、大きな支出(固定費)を見直しに重点をおいた記事を書きました。
しかし、固定費はしっかり見直したけど、あまり大きく節約できていない場合もあるかと思います。
また、普段からしっかり金銭管理ができている人は、そもそも見直す固定費がほとんどないというケースもあるでしょう。
そこで、今回は、固定費以外(変動費)の節約方法についてまとめたいと思います。
変動費とは、毎月決まった額が発生するものでもなく、自分の意志でいつ、どれくらい使うかを自由に決めることができる変動型の費用のことです。
主な変動費として、食費、被服費、交際費、娯楽費、日用品費などがあります。
食費の節約
食費を節約するのに最も効果的な方法は、自炊をすることです。
外食はサービス料が上乗せされていますし、お弁当も梱包費用等が上乗せされているため、自炊するよりずっと割高になります。
料理が苦手で自炊ができないという場合でも、ご飯は炊飯器で炊いておく、みそ汁だけは自分で作る。
それらの工夫をし、それ以外はスーパーなどの割引価格のものを購入するといったようなことを意識的に行えば、かなりの節約ができるはずです。
1食にかける食費の使いすぎを予防するために、1日にかける食費の上限額を決めておき、その範囲内でやりくりするといった方法も効果的です。
また、自炊が苦にならないという場合には、作り置きをすることをおすすめします。
作り置きをしたものを冷凍保存してもよいでしょうし、野菜、肉、魚などを特売日にまとめ買いをして、使う時まで冷凍しておくこともできます。
自動車関連費の節約
これは住んでいる地域によっても違いがあるとは思いますが、自動車が絶対に生きていく上で必要かというと、答えはNOです。
なければ、ないなりの生活スタイルに切り替えればよいのです。
そもそも運転免許を持っていない人は、それ以外の方法で移動をしていますので、公共交通機関や自転車を利用したり、カーシェアー、原動機付き自転車などを利用した生活スタイルに切り替えることもできます。
それでもやはり自動車が必要だという場合には、自家用車を軽自動車に変えれば、燃費もよく、自動車税も大幅に節約することができます。
日用品の節約
日用品は生活実需品のため、ないと困るものが多いため、あまり節約には向かないと考えがちですが、少しでも安く購入することを意識するだけで、かなり節約することができるようになります。
金額は、どこで購入しても同じではありません。
身近にあるコンビニなどの日用品はかなり割高です。
それに比べて、ドラッグストアなどは、かなり安い値段設定にしてあります。
独自のポイントカードなどを発行しているところがほとんどなので、それらのクーポンやポイントを活用すればそれなりの金額が節約できます。
また、ティッシュ、トイレットペーパーなどは、つい値段の安いものに目がいきがちですが、一つあたりの入り枚数や長さなどを比較してみると、決して安くない場合もあります。
洗剤やシャンプーなども、少ない量が実は一番割高である場合も多いのです。
見せかけの安さに惑わされず、1枚当たり、100mlあたりの金額を比較して、できるだけ安いものを選ぶと良いでしょう。
被服費の節約
被服費(おしゃれ関連費)は、男女、仕事内容や生活スタイルによって、かなり差がある費用かもしれません。
それでも、おしゃれを諦めることなく、節約できる方法はあります。
お金に余裕がないからといって、プチプラの服を大量に買い、だめになったらすぐに買いたすという方法がありますが、一見、安あがりに見えて、年間を通じて計算してみると、逆に割高になってしまうことがほとんどです。
最近のプチプラの服は、値段もリーズナブルでデザインもおしゃれなものが多く、購入意欲を掻き立てるのですが、1番のデメリットとして、耐久性が低いという点があげられます。
下着類なら、消耗品と考え、それでもよいかもしれませんが、トップス、アウター、ボトムスといったものは、定番で耐久性のあるものを選ぶのがもっとも節約できる方法になります。
セール時期にまとめ買いをしたり、質のよい衣類をフリマアプリ等を通じて、購入する方法も賢い買い方です。
また、着なくなった質のよい衣類は、フリマアプリでも、そこそこの値段がで売れるケースが多く、売れたお金で新しい質のよい衣類を購入するというサイクルもとてもおすすめです。
上手に利用すれば、送料だけで、好きな衣類が着放題ということも可能になります。
娯楽費・交際費の節約
一人暮らしであれば、自分の趣味をもったり、友人と楽しい時間を過ごしたりする時間は、とても大切なものだと思います。
これに関しては、毎月予算を決めてやりくりするのではなく、年間トータルで考えるとよいかと思います。
また、趣味を作るなら、お金のかからない趣味をおすすめします。
例えば、読書は図書館を利用したり、最近は無料で読める漫画アプリなども充実しています。
スポーツも、ランニング、自宅筋トレ、公営のジムに通うという方法なら、あまりお金もかかりません。
いかがだったしょう?
固定費に比べて、節約が難しいと思われがちな変動費ですが、ちょっとした工夫、意識を変えるだけで、年間を通し、かなりの節約ができることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
一人暮らしは、生活費の管理がなにより大事です。
一人暮らしを楽しく、エンジョイするためにも、お金の管理はしっかり行うようにしましょう!
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