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”もう、できないや”と思ってしまった、”できる”あなたへ


仕事やコミュニティ活動で、「あなたはこれができますか?」と聞かれたときにどんな事を考えますか?

やってみた姿を想像する?
やってきた経験があるかを思い出す?
何より楽しそう!

そして答えます。

「できます!」

もちろんやれそうだし、やったことがあるし大丈夫とその時は思います。
でも、ちらっと他の活動との兼ね合いを考えますが未来のことなので、まあ大丈夫かなと判断します。だって時間はたっぷりありそうだし。

そして、実行に移す段階になって気が付きます。

「あれ、おもったより難しい。結構時間がかかるな。」

でも、あなたはなんとか頑張って乗り越えます。
もともとあなたはできるのですから。

でも、たくさんのできることに向かい合いう中で、少しずつうまく行かなかったことがでて、どんどん結果的にできなかったことが増えます。
そうして、締切に間に合わない、品質が自分の思う通りにならないことが出てきます。
納期遅れや品質不足に対してどんどん「ごめんなさい」が増えて、自分が無力で無能になった気がしてきます。
そしていつかこう考えてしまうかもしれません。

「あれ、私できないや」

「自分の能力を過信していた、本当はできないのに無理して背伸びしていた」

「もうやめよう」

そして、あなたは行動をしなくなり、本当にできなくなってしまいます。


でも、違うんです。あなたはできるんです。


できるという言葉に2つの意味を使っています。

1.実現するための技術・能力がある。
2.実現するための時間体力精神力がある。

あなたが、最初は”技術・能力があるか”を考えて答えてます。
「できます!!」
もちろん、少し背伸びをしてチャレンジすることも含まれていたかもしれませんが、それでも伸びしろも含めた能力でできると思ったのです。

でも、実行するためには技術・能力だけではなく、それを実行するための時間・体力・精神力が必要です。

だから、能力・技術だけを考えてたくさんの「できます」と答えていると、だんだん時間・体力・精神力が足りなくなってきます。

もう少し時間があれば、もう少し体力があれば、もう少し気力があれば、、、

そして、できない結果が増えてしまうのです。
「できない」「自分には無理だった」「もうやめよう」と思ってしまうのです。

でも、ちょっとだけ待ってください。

どちらのできないかをきちんと見極めてください。

あなたには能力はあって、時間・体力・精神力があればできたのではないでしょうか?

いろいろな兼ね合いで時間が取れなかったのではないでしょうか?
肉体的に疲労していてうごけなかったのではないでしょうか?
気持ち的に安定せずうまく向かい合えなかっただけなのではないでしょうか?

もう一度きちんと振り返ってみてください。
自分の能力を超えてできることを受け取ってしまっただけなのであれば、すこし時間をおいて新しいことを受付けず自分の抱えていることを実行する、人に任せる、あきらめることで減らしてください。
時間をとって、気力や精神力の充実をはかってください。

たぶん、ちょっと疲れただけなのです。
だから少し休んだらまた始めればよいのです。

自分の技術・能力まで「できない」という言葉で否定しないでください。


そして、そんな休み状態の時に新しく来た「できますか?」の問いにこう答えてください。

「できるんだけど、今は時間がとれないんです。」

あなたはできるんです。できるんですがいま時間が取れないだけなんです。 
 体力がないんです、精神力がないんですという回答もできるのですが、世の中の根性論を持つ人には理由として見てもらえないので、時間がないと答えることがおすすめです。

「ごめんなさい、できません」という言葉を繰り返すと本当に自分が無能になった気がしてしまいます。


あなたはできるんです、できるけど、今できないだけだと考えてください。

「ああ、できないや」と思ったときに、少しだけこの文章を思い出してくれると嬉しいです。


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