見出し画像

自律分散型チーム・コミュニティに必要なこと

昨日、オンライコミュニティについて質問されたのですが、回答した内容がリモートワークのチームアップの際に注意していることと回答が一致していました。

共通することを考えたのですが、 自律分散型のチームにするために必要なこと だと思いました。

自律分散型組織とは、中央管理者が不在でも、メンバー一人ひとりが自律的に機能する組織のこと。

自律分散型組織のチームでは、メンバーのコミットメントや、チームとしてメンバー同士のつながりが重要になります。
それを引き出し、チームを活性化させるために実施していることを記載します。

・①定期的な「縛りイベント」が重要

オンラインコミュニティやリモートチームでは、「自由」を優先するため、定期的なイベントが設計されないこともあります。
毎週同じ時間にビデオ会議などが難しい場合でも、定期的なイベントがないと参加者は「ペース」がつかめず、コミュニティやリモートチームへの意識が低くなってしまいます。
「毎日寝る前にSlackに○○を投稿する」「毎週○曜日に、情報共有の記事を発信する」のようなものを設定するだけでも、コミットメントが高くなると思います。

・②オフィシャル以外の「1対1の繋がり」が重要

リモートチームや、コミュニティにおいて、1対1よりも、N対Nを重要にしがちです。リモートワークチームのSlackなどでは情報共有のために、DM禁止やオフィシャルなチャンネルのみというケースにしてる場合もあると思います。
しかし、N対Nに参加してもらうためには、まずは1対1のコミュニケーションや信頼関係が非常に重要です。リアルの仕事でも同じですが、全体に話かけるよりも、直接いってお願いをするとうまくいくということも多々あると思います。「根回し」というほどでもないかもしれませんが、N対Nを実施するために、積極的に1対1のコミュニケーションは有効です。

・③意思決定するリーダーではなく、「コーディネーター」が重要

②と少し反するように見えるかもしれないのですが、リモートチームやコミュニティをメンバーそれぞれが自走するチームを目指したい場合には、優秀なリーダータイプではうまくいかないなと思っています。
優秀なリーダータイプというのは、意思決定権と専門知識をもっていて、メンバーの相談に対して答えをすぐに出せる人です。この場合には、ひとりのリーダーに情報が集中するようになり、チームのなかの繋がりは1対N 以上に広がることができません。

しかし、リーダーが優秀でない(意思決定に必要な専門知識がない)場合、メンバーからの相談に対して、他の答えがわかる可能性が高いメンバーに適切につなげれば、リーダー以外の繋がりで情報を集め判断することができます。自律分散型の組織を活性化させるには、優秀なリーダーであるよりも、多くのメンバーをつなぐ「ハブ」になるほうが重要です。

以上です。

メモ
これから毎日更新を目標にして、がんばりたいと思います。


2019年1月から個人事業主として、コミュニティマネジャーや、PMなどを兵庫からフルリモートで仕事をしています。
いまは、「地方 x リモート」をテーマに、活動をしています。地方移住社やリモートでのフリーランスのコミュニティ、slack 運用もしています。
同じテーマをもつ人は、ぜひ話しましょう。
- Twitter: https://twitter.com/kajyou?lang=ja
- Facebook: https://www.facebook.com/ogurakenta

支援は、コミュニティ研究の取材、サービス開発などに費用にあてさせて頂きます。