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猛暑の夏を迎える前に。財布にも環境にもやさしい節電を心がけましょう!

 アメリカ・シアトルで暮らす友人から、史上最高気温の注意報が出て、40℃に!!  室温も35 ℃まで上がり、気分も悪くなって、クーラーのある友人宅に避難したそうです。日本でも、2021年の夏は猛暑との予報。経済産業省は、老朽化した火力発電所の休止や廃止による供給力の減少が要因で、電力需給はここ数年で最も厳しくなるという見込みを発表しました。
 猛暑であれば、それぞれの家庭の使用量も増え、各家庭での節電対策も重要ですね。夏になる前から無駄な電気を使わないように心がけたいものです。

少しの心がけで電気料金が大きく変わる⁉︎

 家計簿をつけ始めて、電気使用量が多いことに気がついたMさん。節電を心がけるようになって、電気料金の月平均が10,840円から、翌年には8,453円、翌々年には6,982円になったといいます。節電はどこから始めたのでしょうか。

すぐ実行できること
①テレビ、電子レンジ、給湯器などは、使い終わったら主電源を切る(電源プラグを抜く)。
②照明のつけっぱなしをやめる(廊下、玄関、洗面所など)。
③炊飯器のタイマー予約と保温をやめる(鍋帽子でごはん炊きをおすすめ! 本文下部をご覧ください)。
④エアコンの設定温度を見直し(夏は28℃、冬18℃)、扇風機を併用。
(家電の省エネ機能を知って使う*例・エアコンは起動時に主に電力が使われるので、こまめにつけたり消したりするより、快適と思える温度設定でつけっぱなしに)
⑤冷蔵庫の庫内温度設定(強・中・弱)を季節に応じて調節し、食品を詰め込みすぎない、開閉を減らす。
⑥日よけやグリーンカーテンで、昼間、家の中に熱をためない工夫を。
⑦電気ポット、ホットカーペットをやめる。

 電気の使い方を気をつけるようになると、「本当に使用量が減ってきました」と、Mさんは言います。家計簿に使用量を記録し、グラフを見るとはっきり変化がわかることも、励みになったそうです。

スクリーンショット 2021-06-29 13.39.08

*上記はkakei+で見られる費目、項目のグラフの一例です。昨年は残暑が厳しく、9月、10月の電気代が高くなりました。

 電気の使用量が減るということは、各家庭からのCO2排出量が減るということにもつながります。各地の電力会社のホームページには、「環境家計簿」というサイトがあり、請求書や領収書などにある1カ月の電気使用量を入力すると、CO2排出量を計算してくれます。

 節電は、家計にやさしいだけでなく、環境にもやさしい!! SDGs活動のひとつですね。

*資源エネルギー庁のサイトには、「電力をたくさん消費する家電製品を知ることが、効率の良い省エネルギー対策につながります」とあります。下記のサイトも参考にご覧ください。

 炊飯器をやめて、ごはん炊きに「鍋帽子」を使うこともおすすめです。鍋帽子を利用すると、ガスの使用量が減り、グラフのようにCO2を削減できます。

鍋帽子グラフ

図・出典『魔法の鍋帽子』(婦人之友社刊)p.12
*鍋帽子については、下記サイトをご覧ください。



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