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理系でなくても合格できる気象予報士試験対策(合格体験記)

この記事は、主に「気象予報士試験受験生」や「気象予報士試験に興味がある方」向けに書いています。

本日、3月12日(金)は令和2年度第2回(通算第55回)気象予報士試験の合格発表日です。

この記事では、理系でなく、気象の知識、興味もなかった私が、気象予報士試験の合格までに考えたこと、やったことを共有させていただきます。

1.受験を決めたきっかけ

私は会社内の異動によって、それまでしていた仕事とは全く違う、危機管理の業務を担当することになりました。

大雨による被害が全国各地で起きていることを目の当たりにしたことから、しっかりとした知識に基づいて仕事をしようと思い、受験を決意しました。

さらに、仕事、家庭、資格勉強をそれぞれこなすことができれば、両立下手な私の性格もなんとかできるかもしれないとの思いもありました。

2.受験前の私のスキル

タイトルにもあるとおり、私は地学や物理をまともに勉強したことがない文系人間でした。

さらに、空を見ることや天気が好き、といったこともなかったので、「知識なし」、「興味なし」、「文系人間」というのが受験前の私のスキルです。

苦手な分野を克服することは、これからの人生にも何かいい影響があるかもしれないと、あえて腹をくくったところもあります。

3.合格のためにやったこと

さて、本題ですがそんな私が合格するためには、「知識あり」、「興味あり」、「理系人間」の方々と勝負できるだけの力を身に着ける必要があるわけです。

さらに、仕事をしていると、勉強時間の確保も簡単ではないので、「合格のための効率的な勉強」という視点で方法を検討しました。

ということで、独学では厳しいと思い、通信のスクールに申し込み、学習をスタート。

基本的には

・講義を聞いてインプット

・問題集によるアウトプット

この繰り返しです。

しかし、一番大事なのは問題集によるアウトプットを行ってからの分析だと思います。具体的には、

・正解しているか。(〇 or ×)

・理解しているか。(A or B or C)

の二つの視点で、解いた問題とその回答・解説を確認し、そのあとの対策を問題ごとに変えていました。

私はそれぞれ解いた問題を「〇A」、「×C」、「〇B」のように別のノートに記録しておきました。

そうすることで「〇A」は「正解・理解ともにできている」、「×C」は「正解・理解ともにできていない」、「〇B」は「正解できているが、やや理解できていないところがある」というように、自分の現状を把握できます。

問題集を一通りやってみた後に、記録を振り返ってみて、「×」のついている問題と「C」のついている問題を中心に解いていくということをしていました。

問題集を2週目、3週目と解くうちに、記録しているノートに「〇A」が増えていくことになるわけです。

つまり、得意、苦手な問題を明らかにして、苦手な問題を克服することを中心に取り組みました。

こういう対策について、

「得意な問題を伸ばして、苦手な問題を捨ててもよいのではないか」

という意見もあるかもしれません。

たしかに気象予報士試験に関するホームページ(気象業務支援センター)には

学科試験(予報業務に関する一般知識):15問中正解が11以上
学科試験(予報業務に関する専門知識):15問中正解が11以上
実技試験:総得点が満点の70%以上

とあります。

しかし、もともとのスキルがない状況から合格した実感としては、「過去問はほぼ完ぺきにして、やっと合格基準を満たす」といった感じです。

過去問は何年分かということもよく聞かれますが、私は過去10年間(20回)分を解いていました。

4.合格してみてよかったこと

主には以下の3点です。

・(仕事も含め)効率的な時間の使い方を体得できた

・苦手な分野でも克服可能というメンタルを得た

・資格取得により、これまで出会えなかった人と出会うことができた

以上、私の経験を簡単に書かせていただきましたが、少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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