プレゼントの投げ込みに反対するようになったきっかけは、去年のあの放火殺人事件でした。

それまでは、投げ込みはフィギュアスケートの文化の一部になっているし、そういうものだと思って観ていました。

進行への影響や氷への影響を知っていくうちに徐々にその問題に気づきだしましたが、投げ込まれるプレゼントは全て好意によるものだから無下にするのもなぁ...とも思っていました。

しかし、事件をきっかけに、その考えは甘いのではないかと思うようになりました。

何をしでかすか分からない人間がこの世にはいるのだと衝撃を受けました。

投げ込みは非常に危険なことをやっているのだと気付きました。

投げ込みを禁止しても、危険行為を完全に防ぐのは難しいと思います。

しかし、あれだけの量の投げ込みがされる中で、もし事件が起こったとしたら、犯人の特定は困難になるのではないでしょうか。

会場全体に向けたものであれ、特定の選手に向けたものであれ、そんな事絶対に起こらないと信じたいですが、確証は無いのだと気付きました。