自己満足なRPA
今年度に入って、私が手掛けた仕事がRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のシナリオ作りです。
と、ありますが、
ここでは、人がパソコン上で日常的に行っている作業を、人が実行するのと同じかたちで自動化する、レベルのRPAです。
事務作業には、ひたすら同じことの繰り返しも多く
大事なのはわかるけど、正直めんどくさい。
(お仕事だから、そんなこと言えませんけどね)
病院でいうと
日々行われる医療の記録(電子カルテ上の)の不備を
チェックして、現場にフィードバックするというものがあります。
入院するときには「入院診療計画書」なるものを7日以内に作成し、患者さんに説明するとともに、文書を交付すること、になっていますが
ちゃんと期日内に交付しているか、所定の様式にそって書かれているかなんてことを毎日第三者がチェックしているんです。
そして現場に「あと1日ですよ~、急いでー」とか「空欄がありますよー」などとフィードバックするのです。
こんな二次的な業務が山のようにあり、そこに大切な人材が投入されているわけで。
そんなもん、ほっとけばいいんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、そういうわけにもいかないのですよ。😓
RPAは、このような定型的な業務をアプリにさせるというもの。
ただし、曖昧な判断はできないので、きっちり組み込む必要があります。
無意識にやっている動作も、丁寧にひとつひとつ。
そうやって私が作った初号シナリオが昨日、はじめて動きました。
ヤッタ~ ヽ(=´▽`=)ノ
タスクスケジューラに組み込んだシナリオが立ち上がり
きちんと動くか、目を皿のようにして見守る中
順調にプロセスが進んでいきます。
よっし! あとは印刷するだけ!!
というところで、ピーピーピー。
プリンタの紙切れアラーム。😭
さすがにRPAでは紙の補充はできません。
手動で追加して、無事印刷まで完了。
工程、ものの3分。
これで、この作業に費やしていた60分の業務が1/20になり
残りの時間は質的な監査に回すことができるようになります。
よしよし!
と言いたいところですが、このシナリオの寿命は恐らく悲しいほど短い。
なぜなら、4月には診療報酬改定があるし
システムがバージョンアップしたり、端末が変わったりすると、一気に動かなくなるだろうし。
でも、組み立てるの楽しかったからいいんだぁ。
ものつくりの達成感を久しぶりに味わいました。
これから、ガシガシ作っていきます。
願わくば、私が飽きるまでに、AIでカルテの監査ができますように。
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タイトル画像は”さおさん。”さんにお借りしました。
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