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【シンカイ4周年】「Who is YATTEKO?」 6月11日-12日開催!〜やってこを取り戻せ〜

2018年6月にオープンした「シンカイ」ですが、みなさんのおかげで4周年を迎えることになりました!ありがとうございます!

当初は「やってこ!シンカイ」という店名だったのですが、信頼しているデザイナー・中屋辰平くんにリニューアルロゴをお願いしたタイミングで「やってこ!」を取り外して、シンプルな「シンカイ」に切り替わりました。

名前の由来は「新貝金物店」。人々が集まって真珠が生まれるイメージ

2018年前後は自分の周りで東京⇔ローカルの行き来だけでなく、新たな価値観を求めて飛び回るバッタのように激しく何かが揺れ動いていたんですよね。あれから4年。まさかのコロナは2年以上続いていて、世界情勢の大きな変化を皮切りに、円安からの不景気まで想像を超えた時代を迎えています。

あの時、声を枯らしながら夜な夜な叫んでいた「やってこ!」は、不確実性の高い時代の変化を感じ取った本能的な活動だったんじゃないか。トップダウンの政治や経済に依存せず、自分たちの生存本能を糧にしたボトムアップの攻めの姿勢をもった連中は、このご時世でもなんとかメイクマネーしているのは間違いありません。

20年近く聴き続けている日本のヒップホップシーンも「やってこ!」のサンドイッチ的な曲が生まれていて、勝手に「これはやったもん勝ちの世界が到来しているし、若いやつほどこの価値観を求めている。なぜなら金がねぇから。さらに30代後半から40代前半ぐらいのプレイヤーも、やることの価値を言葉にしている。今こそやってこ!を取り戻すターンだ」と解釈しました。

個人の行動力と決断力を上げることは、社会システムの影響が大きい。それでも迷って動けない状態よりも、小さなアクションを一歩積み上げることの重要性は、不景気かつ、社会不安が高まった世の中では欠かせません。

動物だって、植物だって、不安の行動変容が種の保存に繋がっているのは明白です。動物から引き剥がされた現代人の性質が躊躇を生むのは、ある種のエラーなのかもしれません。弱さが群れを作り、群れが生き残るためのミームを共有してきたのはホモ・サピエンスの歴史が証明していますが、その前提の中で「やってこ!(=鼓舞)」を叫ぶこともまた必要です。

本来は祭り文化が担保してきたのかもしれませんが、宗教の弱体化と祭り文化の衰退が現代人の悩みを増殖している気がしてなりません。あらゆることが紙一重ですが、僕自身のイズムに流れているこの考え方はシンカイはもちろん、Huuuuにも色濃く受け継がれています。

やりたいことがあるなら、すぐにやろう。
現代社会のシステムは、やれることが実は多い。
やらないやつが増えてるなら、やりたいことやったやつが学び続ける。

Who is YATTEKO?


6月11日は「やってこ!おじさんリターンズ」 デザイン:大金貫
6月12日は、店主・長崎航平のPOP UP デザイン:くわはらえりこ


イベント情報


来る6月11日(土)・12日(日)にシンカイ4周年を記念してイベントを開催します。⁡

イベントのテーマは「WHO IS YATTEKO?」。

シンカイ開店当初は店名にも入っていたほどの、”やってこ”という言葉。この言葉を改めて見つめ直しつつも、シンカイの4周年という門出を祝いましょう◎

⁡イベントの初日11(土)は、「メシと酒とペグンプ」をテーマに、シンカイオーナーである徳谷柿次郎が、出店者を集めます。縁日を思わせるような出店者の方々は必見です。

⁡また、イベント2日目の12日(日)は、「市場」をテーマに、昨年末からお店に立つ20歳の長崎航平が出店者を集めます!世代の交差をイメージしたマーケットイベントで、5年目の始まりを迎えます。

<11日出店者>
柳下恭平、中野智彦、望月重太朗、くろやなぎてっぺい、納屋ロマン、くいしん、橋本太郎、タケナカリー

and more.

<12日出店者>
フェイシャルリフレクソロジーあわい
すするか、すすらんか
SR
PATA’s Tok Sen
美谷島養蜂
花と絲と
noix
占いの藤原アニキ(by 藤原印刷)

and more.

善光寺門前で始めたシンカイというお店は、皆さんのおかげで4周年を迎えることができています。今までのシンカイを支えてくれた人、これからシンカイで出会う人。色んな人への感謝の気持ちを込めて、2日間お待ちしております。

●シンカイ公式のイベント詳細ページ


1982年生まれ。全国47都道府県のローカル領域を編集している株式会社Huuuuの代表取締役。「ジモコロ」編集長、「Gyoppy!」監修、「Dooo」司会とかやってます。わからないことに編集で立ち向かうぞ!