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『装いの力 異性装の日本史』鑑賞

2022年10月29日(土)、渋谷区立松濤美術館に、『装いの力 異性装の日本史』を観に行きました。簡単なメモとコメントです。

■展示の概要(個人的なメモです)
1.日本のいにしえの異性装
・女性の衣服を身にまとった小碓皇子(おうすのみこ、ヤマトタケル)
・『とりかへばや物語』
・『新蔵人物語』←なかなか面白そうな話でした
2.戦う女性ー女武者
・神功皇后
・巴御前や静御前(『平家物語』)
・判額御前(『吾妻鏡』)
3.”美しい”男性ー若衆
4.江戸の異性装ー歌舞伎
・出雲阿国の「茶屋遊び」、女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎
5.江戸の異性装ー物語の登場人物・祭礼
・『南総里見八犬伝』
・『青砥稿花虹彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』弁天小僧菊之助
・『三人吉三廓初買(さんにんきちざくるわのはつがい)』三人の吉三郎
6.近代における異性装
・違式詿違条例(いしきかいいじょうれい)
・塩原名物女装 おいらん清(せい)ちゃん
・橘小夢/高畠華宵
7.現代における異性装
・『リボンの騎士』/『ベルサイユのばら』/『ストップ!!ひばりくん!』
・大野一雄
・曽我廻家桃蝶『芸に生き、愛に生き』
8.現代から未来へと続く異性装
・森村泰昌

■全体的な感想
面白そうだと思って前から関心があったのですが、ぎりぎりに駆け込みで観に行くことが出来ました。図録を購入し、後から振り返っています。
現代に近づくにつれ、「性の解放」のような話になり、激しさを増しているように、個人的には思いました。
他方で、もう20年以上前になりますが、大学の教養学部のときに話を聞いた大野一雄や土方巽など、舞踏の展示もあり、懐かしかったです。
その他、『とりかへばや物語』や歌舞伎など、面白い話がたくさんありそうで、文学作品好きの私としては、こういう観点を切り口に、勉強してみたいと改めて思いました。

以上です。


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