杜若(かきつばた)

40代の会社員(男性)です。 美術館や伝統芸能、最近は演劇に関心を持っています。鑑賞記…

杜若(かきつばた)

40代の会社員(男性)です。 美術館や伝統芸能、最近は演劇に関心を持っています。鑑賞記録をつけていますが、時間が無かったり、理解不足だったりで、メモにとどまっていることもあります。 もっと文献を読んで勉強していきたいです。 どうぞよろしくお願いします。

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最近の記事

【演劇】メディア/イアソン

 2024年3月28日(木)に観劇した『メディア/イアソン』の感想を残したいと思います。  私は文章を書くのが遅い方です。記事にしていない作品の感想も結構あるのですが、最近は、短めでもよいから、残した方がよいのかなと思うようになりました。 ■公演概要(東京公演)期間:2024年3月12日(火)〜3月31日(日) 場所:世田谷パブリックシアター 上演時間:約2時間(休憩なし) 脚本:フジノサツコ 演出:森新太郎 出演:井上芳雄、南沢奈央、三浦宏規、水野貴以、加茂智里

    • 【哲学的考察】イデアについて

       いつもは、鑑賞した舞台や読んだ本の感想を書いているのですが、今日は、最近考えたこと(気づいたこと)について記載してみようと思います。少し大上段ですが、「イデア(理想像)」についてです。  最近、以下の飲食物を食べました。 (1)オムライス  初めに食べたのは、以下のオムライスです。「昔ながらのオムライス」というメニュー名だったように思います。  でも、少し私のイメージとは異なりました。昔ながらというより、新しい感じを受けます。  別の日に食べたのは、以下のオムライス

      • 【演劇】マクベスの妻と呼ばれた女(青年劇場)

         2024年3月19日(木)、青年劇場スタジオ結にて、『マクベスの妻と呼ばれた女』を観劇しました。記録を残します。 ■公演概要(1)公演日程等 日程:2024年3月19日(火)〜31日(日) 場所:青年劇場スタジオ結@新宿御苑前 作:篠原久美子 演出:五戸真理枝 出演:武田史江、島野仲代、福原美佳、松永亜規子、秋山亜紀子、江原朱美、蒔田祐子、八代名菜子、竹森琴美、広田明花里 (2)導入とものがたり  本作は、『マクベス』のストーリーに、女中たちの視点が加わって

        • 【演劇】サド侯爵夫人(サラダボール)

           2024年2月18日(日)、こまばアゴラ劇場で、サラダボール公演の『サド侯爵夫人』を観劇しました。なかなかまとめるのが難しく、筆が進まなかったのですが、記録を残します。 ■公演概要(1)日程・会場等 日程:2024年2月10日(土)~2月18日(日) 会場:こまばアゴラ劇場@東京 上演時間:約3時間(全3幕/2幕と3幕の間に15分間の休憩あり) (2)スタッフ・キャスト等 作:三島由紀夫 演出:西村和宏  インターネットで、こまばアゴラ劇場のページなどを見る

        【演劇】メディア/イアソン

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          期末期初の時期に入りました。 忙しくなり、なかなか、フォローしている方々の記事を読んだり、自分で記事を書いたり出来ていませんが、時間の合間を見つけて取り組みたいと思います。 毎年のことですが、ゴールデンウイークに入るぐらいまでは、走り抜けないといけないなぁと思います。

          期末期初の時期に入りました。 忙しくなり、なかなか、フォローしている方々の記事を読んだり、自分で記事を書いたり出来ていませんが、時間の合間を見つけて取り組みたいと思います。 毎年のことですが、ゴールデンウイークに入るぐらいまでは、走り抜けないといけないなぁと思います。

          仕事帰りに私用で25年前に通った大学の側を通り、学生時代には入ることの出来なかった洋食屋を訪問。「海老フライとチキンカツ」にライス付きで950円。学生時代は500円を超えると高く感じていたものだ。それにしても、1度も入ったことがなかったとは!時を経ての来店に喜びも一潮。

          仕事帰りに私用で25年前に通った大学の側を通り、学生時代には入ることの出来なかった洋食屋を訪問。「海老フライとチキンカツ」にライス付きで950円。学生時代は500円を超えると高く感じていたものだ。それにしても、1度も入ったことがなかったとは!時を経ての来店に喜びも一潮。

          【読書】外科室(泉鏡花・乙女の本棚)

           2024年3月3日(日)、泉鏡花の短編小説『外科室』を読み終えました。記録を残します。 ■「乙女の本棚」シリーズ フォローさせて頂いている「G-darkさん」が紹介している本の中に、「乙女の本棚」というシリーズがあり、少し前から気になっていました。  「乙女の本棚」は、明治以降の短編小説にイラストを交えて、絵本にしている作品群のようです。帯に「小説としても画集としても魅惑の1冊」とあります。  シリーズに名のある作家を挙げると、太宰治、江戸川乱歩、芥川龍之介、泉鏡花、小

          【読書】外科室(泉鏡花・乙女の本棚)

          【演劇】月の岬

           2024年2月28日(水)、池袋の東京芸術劇場に『月の岬』を観に行きました。記録を残します。 ■公演概要(1)日程・会場等 日程:2024年2月23日(金)~3月3日(日) 場所:東京芸術劇場 シアターウエスト 上演時間:約2時間(休憩時間なし) (2)スタッフ・キャスト 脚本:松田正隆 演出:大河内直子 出演:谷口あかり、陳内将、梅田彩佳、石田佳央、田野聖子、岡田正、奥田一平、松平春香、山中志歩、赤名竜乃介、天野旭陽、真弓、金子琉奈 (3)あらすじ ■

          【演劇】花と龍

           2024年2月25日(日)、劇団文化座公演の『花と龍』を観ました。記録を残します。 ◆公演概要劇団文化座公演166 日程:2024年2月23日(金・祝)~3月3日(日) 場所:俳優座劇場@東京・六本木︎ 原作:火野葦平、脚本:東憲司、演出:鵜山仁 上演時間:2幕3時間(幕間休憩15分を含む) 出演:代表の佐々木愛さんをはじめとする36人による舞台とありました。  火野葦平(1907〜1960)は、昭和戦前・戦後を跨いて執筆した小説家です。1938年に『糞尿譚』

          【読書】砂の女(安部公房)

           2024年2月23日(金・祝)、安部公房の『砂の女』を読み終わりました。記録を残します。 ■作品について 『砂の女』は、1962年に小説家・安部公房(1924~1993)によって書かれた長編小説です。新潮社のHP(新潮文庫)より、あらすじを引用します。 ■感想 今回、新潮文庫の1冊とともに、ガイドブックとして、NHKの番組である「100分de名著」のテキストも用意しました。ガイドは、漫画家、文筆家のヤマザキマリさんでした。 (1)男女の関係  個人的に一番印象に残っ

          【読書】砂の女(安部公房)

          【演劇】スターリン(俳優座)

           2024年2月、劇団俳優座の舞台『スターリン』を観てきました。記録を残します。 ■公演概要(1)日程・場所 期間:2024年2月9日(金)〜16日(金) 場所:俳優座スタジオ(LABO公演 Vol.40)  俳優座は1944年創立で80周年ということです。  「俳優座スタジオ」は、東京・六本木にある「俳優座劇場」のビル5階にありました。同ビルは創立10周年で建設され、建設から70年が経ち老朽化が進んでいることから、建物としては2025年4月末に閉場するとの記事もあり

          【演劇】スターリン(俳優座)

          【文楽】戻駕色相方、艶容女舞衣

           2024年2月11日(日)、日本青年館ホールに、人形浄瑠璃文楽(令和6年2月公演)を観に行きました。記録を残します。 ■公演概要(1)会場・日程 会場:日本青年館ホール 日程:2024年2月5日(月)~2月13日(火)  昨年10月末で国立劇場が閉場してから、他劇場を借りて公演が行われていますが、今回の「日本青年館ホール」で文楽を観るのは初めてです。  一番近い駅は、銀座線の外苑前駅のようで徒歩5分とあります。私は、都営大江戸線の国立競技場駅から新国立競技場を横目に

          【文楽】戻駕色相方、艶容女舞衣

          【国立博物館】本阿弥光悦の大宇宙

           2024年2月3日(土)、国立博物館に特別展『本阿弥光悦の大宇宙』を観に行きました。記録を残します。 ■特別展概要(1)会期・場所 会期:2024年1月16日(火)〜3月10日(日) 場所:東京国立博物館 平成館 (2)本阿弥光悦とは  本阿弥光悦(1558~1637)は、「刀剣三事」(磨礪・浄拭・鑑定)を家業とする名門一族に生まれで、光悦自身も優れた目利きの力量を持ち、徳川将軍家や大名たちに一目置かれていたようです。  他方で、光悦は家職(家業)だけでなく、能書

          【国立博物館】本阿弥光悦の大宇宙

          【演劇】夜は昼の母(風姿花伝プロデュース)

           2024年2月3日(土)、風姿花伝プロデュースの舞台『夜は昼の母』を鑑賞しました。記録を残します。 ■公演概要(1)日時・場所 日時:2024年2月2日(金)~2月29日(木) 場所:シアター風姿花伝@東京・新宿区 上演時間:約3時間20分(15分間の休憩を含む)  シアター風姿花伝は、東京都新宿区にある客席数は100席前後の小劇場です。私は初めて行きました。Wikipediaによると、2003年8月にこけら落とし公演とあります。  支配人を那須佐代子さんが務めら

          【演劇】夜は昼の母(風姿花伝プロデュース)

          【演劇】オセロー(滋企画)

           2024年2月1日(木)、こまばアゴラ劇場で、滋企画主催の演劇『オセロー(OTHELLO)』を観ました。記録を残します。  観始める前と観終わった後は、「どうだろう?う~ん。」と思った部分があったのですが、翌日、翌々日ぐらいからじんわり効いてくる舞台でした。 ■公演概要(1)日時・場所 日時:2024年1月31日(水)~2月7日(水) 場所:こまばアゴラ劇場@東京 上演時間:2時間5分(休憩なし)  上演時間について少し記載します。舞台『オセロー』を忠実に再現する

          【演劇】オセロー(滋企画)

          【読書】美しき鐘の声 平家物語

           2024年1月30日(火)、本『美しき鐘の声 平家物語(一)~(三)』を読了しました。記録に残すとともに、紹介したいと思います。 ■本書について 『美しき鐘の声 平家物語』は、1万年堂出版から出されている意訳の『平家物語』です。  著者は木村耕一さん、イラストは黒澤葵さん。  全三巻で、重要と思われる場面を、木村さんが「意訳」しています。場面によっては「原文」がついていました。  各巻にそれぞれ副題がついています。(一)諸行無常の響きあり、(二)春の夜の夢のごとし、(三)

          【読書】美しき鐘の声 平家物語