シュミガドーン! 好きなポイントまとめ

Apple TV +のSchmigadoon!が好きすぎて、
もっと日本の英語圏ミュージカルファンと盛り上がりたい…
でも、紹介文を書くには背景にあるミュージカルの知識が足りない…
って訳で、エピソードごとに、自分が好きだったシーンの話だけします。
(EP3だけ2個あるのは、どうしてもひとつだけに絞れなかったからです)
完全ネタバレなので、全部視聴してから読んでね。

EP1:目をつぶって橋をわたってみる…ってそれは!?

ミュージカルは苦手と主張し頑なに歌おうとしなかったジョシュが、
試してみたいことがあると言って、目をつぶって橋を渡ったの、あれって
メリーポピンズでバートの描いたチョーク絵に入るところの真似ですよね?
ちゃんとミュージカル知ってるじゃん!…子供の頃にみたってことかしら?

EP2:そんな気がしてた…ってラストシーン

バスケットオークションは、まんまオクラホマ!なわけだけど、
ベッツィーの雰囲気はアド・アニーだよね…ってことは……つまり……
と思った通りにショットガンを持ったお父さんが!テンポの良さが最高!!

EP3①:あの曲にはずっとツッコミをいれたかった!

曲は美しいけど話はひどいことで定評がある回転木馬のなかでも、
群を抜いて共感できない(だと私は思っている)曲である独白を、
アーロン・ティベットをもってしても現代では無理なのを逆手にとり、
絶妙な合いの手をいれることにより、見事な笑いに昇華されましたね。

EP3②:「昔のミュージカルは年齢設定とか無視よ」

と日本語字幕がでている台詞、英語だと
「Have you not seen Sound of Music? Liesl is 16 going on 29」
と言ってて、日本語吹替だと
「サウンドオブミュージックじゃ、リーズルは実際もうすぐ29歳だった」
になってるところ、どの表現も絶妙で気に入ってます。

EP4:「水兵は口が悪いから」

唐突にセーラー服の男性が登場して、これは…南太平洋?
え、人種差別の話とかでてくるの?彼はアフリカ系だから男女反転?
そんな難しい話になるの?カラーブラインドキャスティングじゃないの?
と一瞬で色々考えたのを、ひとまずうやむやにする展開がうまい。

EP5:唐突にジャン!って終わるダンスシーンといえば…

前回はサウンドオブミュージックの舞踏会風だったけど、
今回のリプライズは王様と私のやつじゃーん!…不穏な展開ってことか?
からの、都会からの婚約者って、またサウンドオブミュージックなの、
どっちやねん!と面白かったですね…結果的に不穏な予感であってたけど。

EP6:ソンドハイム…!?

ラストナンバーが、あきらかに古き良きミュージカルの曲調じゃない!
前回のミュージックマンも他に比べると少し時代が遅い作品だったけど、
もっと後の時代の、社会問題がテーマになる作品にありがちなやつでは…?
元の世界にもどるから?セカンドシーズンへの布石?って焦りました。
実際、制作総指揮のシンコ・ポールのインタビューによると、
イントロ部分はソンドハイムのジョージの恋人(1984年)に似ていて、
スティーブ・シュワルツのピピンやゴットスペルなどに見られる
60年代後半〜70年代前半の楽器編成になっているそうで、
読み合わせで初めてピアノを弾いた時、クリスティン・チェノウェスが
目を輝かせて「ソンドハイム!」って言ったとのこと…すごいわかる。


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