カッキー

長文書きたくなった時だけ更新します。

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最近の記事

親の老人ホーム入居が決まるまでに、相談・活用した窓口・サービス等まとめ

親の介護に関するノウハウ本はいろいろありますが、老人ホーム探しは保育園探しと同様に、地域差が大きく、場合によってはバッドノウハウが求められることがあるので、自分が経験したことを残しておこうと思います。私の親は横浜市に住んでいたので、横浜市に関する情報が基本になります。根拠のない曖昧情報も多く含まれるので、正確な情報は役所からもらった冊子(横浜市の場合、ハートページ)を確認してね。 また、老人ホーム入居するのは、あくまでもスタート地点でありゴールではないです。入居したら施設に

    • 『Chants of Sennaar』のSennaarって何て読むの? ゲーム名に込められた意味と発音について考察

      先月発売された、バベルの塔をモチーフにした言語系謎解きゲーム『Chants of Sennaar』にめちゃくちゃはまりまして、自分で繰り返しプレイするだけでは飽き足らず、お前は関係者か何かか?って勢いでSNSやブログで、プレイした人の感想を探して読んだりしているのですが、「Sennaarって何て読むの?」と言ってる人がそこそこいるのに気付き、あーそれは私も気になって調べたり考えたりしたんだよな…と思ったので、そのことをテーマにブログを書くことにしました。 このブログは、『C

      • 『Chants of Sennaar』にでてくる言語のモデルは何か考えてみた。

        フランスのインディー系ゲーム会社Rundiscが作った、バベルの塔をモチーフにした言語謎解きゲーム『Chants of Sennaar』にめちゃくちゃはまりまして、オタク気質ゆえにゲームをクリアするだけでは満足できず、あれこれ考えたので、それを記録しておきたい気持ち半分、誰かと話す材料にしたい半分で、ブログを書くことにしました。 【おことわり】これを書いている私は、言語学の研究をしている訳ではい、ただの素人なので、そのことを念頭に置いて読んでください。 ブログの内容は、ゲ

        • 親の入院〜老人ホーム入居に役立ったもの

          題記の件、なんとか一段落したので、後に続く人のために、自分が欲しかった情報をまとめておきます。というか、あくまでも一段落であって、この先まだまだいろいろと続きそうなのですが、あれもっと楽にできたのになーって感情をお焚き上げする為に書きました。 うちは両親が二人とも健在だし、どっちかが倒れても、どっちかが入院や介護の手続きはやるだろう、これまでもそうだったし…と思っていても、ある日突然、諸般の事情で子供がやらざる得なくなったりするので、まだ大丈夫だろうと思ってる人も、軽く目を

        親の老人ホーム入居が決まるまでに、相談・活用した窓口・サービス等まとめ

          METオペラビューイング「めぐりあう時間たち(原題:The Hours)」が期待以上に素晴らしかった話

          長文になりそうなので、いつものtwitterではなく、こちらに書きます。 このブログは、すでに鑑賞した方、および、まだ鑑賞していない方、これから映画館に行けそうな人とか、WOWOWの放送待ちな人でも、読める内容にしました。とはいえ、予備知識が少ないほど感動が大きいタイプの作品だと思うので、このブログを読まないで即観れるならそれが一番です。とはいえ、スケジュール的ギリギリで映画館に行くための調整をするか悩み中とか、WOWOW放送まで待てないよ!みたいな方は読んでいただければ…

          METオペラビューイング「めぐりあう時間たち(原題:The Hours)」が期待以上に素晴らしかった話

          マイケル・アーデン演出のガイズ&ドールズがとてもよかった話

          昨日、博多座でみてきて、具体的にどう良かったか残しておきたいな、と思って書き始めました。ネタバレ100%でいくので、これから観に行く予定がある人は、観終わってから読んでください。また、1回しか観てないし、プログラム買い忘れたので、間違ってるところあったら教えてください。 「マイケル・アーデンがガイズ&ドールズを演出する、帝劇と博多座で。」 と初めて聞いた時、みなさんどう思いましたか?自分は 「ビックネームだ!すごい!!…けど、なんでそんな古い作品で?  東京と福岡だけなの?

          マイケル・アーデン演出のガイズ&ドールズがとてもよかった話

          手話劇の視点からみるデフウェストシアター版「春のめざめ」の革新性

          5年くらい前に、お友達の同人誌に載せてもらった文章です。 マイケル・アーデン演出のガイズ&ドールズの感想を書いたついでに公開します。当時は、まだマイノリティ当事者が演じる必要性については一般的ではなく、映画「CODA」がアカデミー賞の作品賞をとるとか想像もつかない頃で、今とは一部状況が異なる事もありますが、変わってないことも多いので、基本的に修正せずに公開します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『聴覚障害者によるアメリカ手話を振付に取り

          手話劇の視点からみるデフウェストシアター版「春のめざめ」の革新性

          ミュージカルファンのためのApple TV+のすすめ

          私はApple TV+(アップルティーヴィープラス)で配信されている「シュミガドーン」ってドラマがとても好きなのですが、視聴している人がとても少ないのが寂しくて、そもそもの問題としてApple TV+の知名度が低すぎるのが問題では?と思い至り、この記事を書くことにしました。 そもそもApple TV+ってなに?Apple TV+は、iPhoneやiPadなどを作っているApple社がやっている有料動画配信サービスです。紛らわしいことに、Apple社のテレビに接続する機械がA

          ミュージカルファンのためのApple TV+のすすめ

          シュミガドーン! 好きなポイントまとめ

          Apple TV +のSchmigadoon!が好きすぎて、 もっと日本の英語圏ミュージカルファンと盛り上がりたい… でも、紹介文を書くには背景にあるミュージカルの知識が足りない… って訳で、エピソードごとに、自分が好きだったシーンの話だけします。 (EP3だけ2個あるのは、どうしてもひとつだけに絞れなかったからです) 完全ネタバレなので、全部視聴してから読んでね。 EP1:目をつぶって橋をわたってみる…ってそれは!?ミュージカルは苦手と主張し頑なに歌おうとしなかったジョシ

          シュミガドーン! 好きなポイントまとめ

          アニメ映画版「美女と野獣」は、素晴らしいミュージカルだ。

          そんなのは常識かとは思いますが、最近、アラン・メンケンの作品をいろいろ見比べたり調べたりして、やっぱこのアニメは最高だなと思ったので、その思いや理由を書き残しておこうと思います。あまり長くなりすぎないように、要点を3つに絞ります。 「朝の風景(Bell)」が完璧すぎるオープニングナンバーベルの初登場シーンのこの曲、後のミュージカルや実写映画にもありますが、歌詞の内容やシーンの作り方が少しずつ違って、やっぱアニメ映画が一番よくできてると思うんですよ。一部引用しながら説明してい

          アニメ映画版「美女と野獣」は、素晴らしいミュージカルだ。

          NTLive 語る会 「イヴの総て」 覚え書き

          時系列ではなく、こんな話題がましたよーってテーマごとのまとめです。 ■映画との違い ・イヴは、映画は強かな知能犯だが、舞台は精神不安定なように見える。 ・マーゴは、映画だと威厳のある大女優で結婚して引退しそうだが、  舞台だと人間味があって脇役として女優を続けそうなイメージがある。 ・マーゴが戦っているもの、映画だとイヴだが、  舞台では自分自身の年齢のように見える。 ・カレンは、映画だと「私ってバカね…」って感じだったが、  舞台だと自分の愚かさを笑うような演技がすごい。

          NTLive 語る会 「イヴの総て」 覚え書き

          ナショナルシアターライブを語る会のアレルヤ!回まとめ

          私なりに、当日会場ででた、感想とか解釈とか質問回答などについて、 時系列ではなく、自分で興味をもったテーマごとにまとめてみました。 ■コリンとジョーの親子関係 ・自転車で赤いサイクルジャージを着ていくことで、心の鎧をまとって故郷に帰るといった心理があったのでは? ・ジョーは息子の事をゲイだとわかっているが、ゲイと認めたくないのではないか?なので、冒頭のシーンのとき、息子ではなくゲイっぽい男が来たって反応をした? ・サッチャーにより分断された親子関係、和解できなかったビリーエ

          ナショナルシアターライブを語る会のアレルヤ!回まとめ

          BHSミュージカル研究所のBクラスはオススメです!

          昨年受講して楽しかった「ミュージカルの音楽分析」の講座が、今年も開講して、会場を昨年より一回り大きくなったので定員に余裕があると聞いたので、推薦tweetをしようと思ったら、書きたいことが多すぎたのでnoteで。 ってわけで、私が「BHSミュージカル研究所のBクラス」が好きな&オススメする理由を書いていきますね。 ■1回完結でミュージカルの音楽や歴史について学べる!「ミュージカルの講座」ってのは、東京だと探せば色々あるんですけど… ・作品上演にあわせて関係者が制作現場に

          BHSミュージカル研究所のBクラスはオススメです!

          早大のミュージカルの公開講座に通った話

          正確には「早稲田大学エクステンションセンター」って生涯学習機関で、 年2度くらい開講されている「ミュージカルへようこそ!」って講座の2018年度冬学期(2019年1月)開講分に通ったことを書きます。講座内容の詳細は、公式サイトをごらんください。 このタイトルの講座は、数年前から続いてるシリーズらしく興味はあったのですが、平日の真っ昼間に週1間隔で全4回と、土日休みの仕事してる人にハードルが高いスケジュールでして…まぁ、でも大学の公開講座で芸術を学びたい人って、平日昼が都合い

          早大のミュージカルの公開講座に通った話

          ニューヨークとの比較って観点でのロンドン観劇旅行雑感

          2年に1度くらいニューヨークに行って1週間で10本くらいミュージカルを観る、といった普通の人の海外旅行じゃないけど、マニアにしてはぬるい観劇旅行をしていた私が、ふと思い立ってロンドンに行ってみて感じたことを書いていきます。これから行こうかなと思ってる人の、何か参考にでもなれば… てか、ロンドン観劇事情全般は、この同人誌がわかりやすいよ。オススメ。 話がそれましたが、印象に残った順番に… ■クレジットカード まずはこれ、超大事!英国のネット決済では、米国ではまず遭遇するこ

          ニューヨークとの比較って観点でのロンドン観劇旅行雑感

          Young Vic版Fun Homeをプレビュー中に2回みた話

          先日、ロンドンでFun Homeをみてきました。プレビュー中の6/23と6/26の2回です。私にとって一番印象に残ったことは、その2回でがらっと全体の雰囲気が変わったことでして、その話&どんな演出だったのか書いていこうと思います。個人の備忘録目的の文章です。 ★注意★知らずに観た方がいい情報も含むため、これから観に行く予定の人にはオススメしません Young Vic版は、センターステージではなく普通の舞台です。会場入った時点で幕は開いており、舞台は幅広め奥行き浅め、中央に

          Young Vic版Fun Homeをプレビュー中に2回みた話