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親の入院〜老人ホーム入居に役立ったもの

題記の件、なんとか一段落したので、後に続く人のために、自分が欲しかった情報をまとめておきます。というか、あくまでも一段落であって、この先まだまだいろいろと続きそうなのですが、あれもっと楽にできたのになーって感情をお焚き上げする為に書きました。

うちは両親が二人とも健在だし、どっちかが倒れても、どっちかが入院や介護の手続きはやるだろう、これまでもそうだったし…と思っていても、ある日突然、諸般の事情で子供がやらざる得なくなったりするので、まだ大丈夫だろうと思ってる人も、軽く目を通しておくと将来何かの役にたつ…かも?ちなみに私は、子供もいないのに、保育園の入園に役立ったものってブログ記事を読んでいた経験が役に立ちました。老活は保活とだいたい一緒!(両方経験した親友の言葉です)

というわけで、ひとつずつ役立ったものを紹介していきます。

書類は楽をしろ!手で書くな!

手書きの書類が大量発生します。各種申込書、同意書、契約書などなど…なるべく手間が減るように、各種スタンプと認印グッズを持ち歩くと、その場でバンバン押して即提出できるので、すごい楽になります。

住所用スタンプ

自分と親の住所の2個を作りましょう。推奨文字数16は、長めの住所だと厳しいかもですが、私の経験だと2文字多い程度なら問題なかったです。転勤族なので転居のたびに転居先住所を作って使ってきましたが、書類の記入欄に県や市町村の印字があっても、気にせず押して大丈夫です、怒られたことないです。シヤチハタのXスタンパーシリーズは、いろんな通販サイトで購入できますが、ハンコヤドットコムのシャチハタ館は、定価より少し安く納期が早く会員登録せずAmazonPayで購入できるので、超オススメです。また、私は作らなかったけど、兄弟姉妹がいる場合はその分もあると楽かも。(各種書類作成以外にも、郵便やレターパックのやりとりなどが発生しがちなので)また、シヤチハタ公式で売ってるメールオーダー制(商品到着後に別途ハガキかインターネットで印面を注文する、納期1週間)のものだと、色違いにできるので、雑にポーチにいれて持ち運ぶタイプの人は、どれがどの住所のスタンプか区別がつきやすくなると思います。

氏名用&電話番号用スタンプ

商品名は氏名印ですが、電話番号印にもピッタリの大きさです。住所用と同様に、自分と親(+兄弟姉妹)の分を作り、色違いにしておくと区別がつきやすいです。

認印関連

ハンコめちゃくちゃ押します。正式な契約書類から確認のサイン代わりまで、アホみたいに押します。介護系の契約だと、実印と印鑑証明が必要になるような正式な契約書と重説をとりかわす事業者もあるので、割印を押しまくったりします。なので、持ち歩きやすく押しやすいものがあると便利です。キャップレスのシヤチハタは、通販サイトや商品によっては、商品到着後に別途メールオーダー制で納期が+1週間になるので、値段だけで選ばず、注文時に印影イメージまで確認できるサイトで購入すると楽です。

持ち物の名前付けを省力化!

入園入学と同じく、リハビリ系病院の長期入院や老人ホーム入居も集団生活ですので、基本的に全ての持ち物に名前をつける必要があります。ただし、入園入学用のお名前グッズを選ぶと、見た目や機能面がちょっと違ってきてしまうので、介護用として売られている物を選んだ方がよいと思います。また、病院や老人ホームによっては、名前だけでなく部屋番号も記入、シールは剥がれるので非推奨、などの細かい決まりが存在することもあるみたいです。必ず親がはいる病院・老人ホームの名前付けルールを確認してからの購入をおすすめします。あと、病院・老人ホームのスタッフに質問すると「普通に油性マジックを使って、直接書いていただければ大丈夫ですよ」と明るく言われると思いますが、彼らは基本手書きが得意な民なので、インターネットで介護便利情報を探そうって民(この記事を読んでいるあなたです!)とは気質が違います!ここは絶対に楽をしましょう。

シヤチハタ どこでも持ち物スタンプ

漢字の氏名、キャラクターなし、油性インクがスタンプ台なしで押せる、服のタグに押せる大きさ、って条件を満たすものはなかなかないです。メールオーダー制(商品到着後に別途ハガキかインターネットで印面を申込、納期1週間)なのが欠点ですが、信頼と実績のシヤチハタ製なので、早めに購入&印面申込をしておくと良いかな、と思います。

シヤチハタ 布に貼れる お名前シール

上記の名前スタンプを押して、それを洋服の裏側にある洗濯タグあたりに貼るのに、ぴったりの大きさのシールです。私は雑な性格なので、洗濯タグの文字の上に直接スタンプ押しちゃいましたが、事前にこのシールにスタンプして、インクを乾かしてから、シールを洗濯タグに貼っていくと、効率的かつ見た目がよいかなと思います。あと、老人ホーム入居後に新しく服を購入して持参する場合、服にシールを貼らずに持って行って、親に見せてからシールを貼るようにすれば、趣味じゃない・サイズが合わない等による返品・交換も対応できるな、と思いました。また、お名前スタンプの印面が届く前に、お名前用サインペンで手書きで名前を書いて使うこともできます。

シヤチハタ:入園・入学・進級にお役立ち子育てグッズ特集

そんなシヤチハタがいいなら、全部シヤチハタ公式オンラインショップで買えばいいんじゃん?と思われた方は、ここでクーポンがもらえたり抽選で購入額分商品券がもらえたりするらしいです。このページは介護用とは書いてませんが、介護用に使える商品もあります。ちなみに、入園入学用と介護用の違いは、名前が漢字かどうか?といった見た目だけではなく、入園入学用は子供服かつ家庭で洗濯する想定なので伸縮性重視、介護用は業務用の強い洗濯洗剤&乾燥機を使う想定で耐久性重視、なことが多いようです。例えば、靴下用のアイロン接着名前ラベルは伸縮性があるので、「老人ホームで洗濯をしてもらう場合、アイロン接着後に両端2カ所を縫い止めた方がいいですよ。」と手芸屋さんの店員さんに言われました。

ギフトモール 介護用 お名前シール 計142枚

コスパは気にしないからスタンプを押すのも省略したい方や、見える場所の名前付けは見た目を良くしたい方は、これが注文から納品が早くて色柄が選べてAmazonPayを使えるので良かったです。あわせて電話番号のQRコードシールが作れるので、認知症がある場合の徘徊や落とし物対策に使えるかも?QRコードのシールが必要ない場合は、電話番号を入力しないとフリーシールになります。

タクシーはアプリで呼べ!

親を連れての移動はもちろん、自分の移動も忙しい時は積極的にタクシーを使っていきましょう。時間と体力は有限なので……お金も有限だけど、健康を害してしまうと長期的にお金がへるので……でもって、最近はタクシー配車アプリがいろいろあり、やる気があるタクシー運転手はアプリの仕事を優先している傾向があるようです。駅前のタクシー乗り場で待ったり病院のタクシー専用電話で呼ぶより、アプリで手配した方が早く乗れる可能性が高く、予定がたてやすいです。

GO

twitterでオススメをきいたら、GOがいいよって人が多かったので、試しに使ってみたら問題なかったので、そのまま使い続けました。タクシー配車アプリは、アプリごとに提携先タクシー会社が異なり、地域によって使えるアプリ&使い勝手が相当違うので、利用エリア周辺でタクシー配車アプリを使っている友人知人がいたら、その人に直接オススメを聞くのがいいと思います。例えば、私が主に使っていた横浜市南部エリアは、すぐ配車されましたがジャパンタクシー(大きめ車両)指定はできませんでしたし、今住んでる佐賀市中心部は対応しているタクシー会社はありますが「近くに車両がありません」と表示されがちです。

そんなわけで、私はタクシー配車アプリはGOしか使ったことはないのですが……あと何分でタクシーが来るのかがわかる、事前に行先登録するので道順を説明する必要がない、クレジットカード登録をしておくと降車時に自動的にカード決済が可能、あたりが、めちゃくちゃ忙しい毎日に大変助かりました。あと、降車後にドライバー評価があるからか、タクシー乗り場や流しで乗る時にくらべて、接客が丁寧な運転手さんが多かったような気もしました。デメリットという程ではありませんが、迎車時に表示されるルート&料金は最短距離みたいで、時間帯や天気によっては現実的じゃないなぁ…という事が時々ありました。なので、急いでる時は「アプリ側で表示しているルートが渋滞しそうなら、運転手さんの判断でルート変更してかまいません。その結果、料金が高くなっても大丈夫です。」と告げるようにすると良いと思います。あと、当然ですけど、タクシー会社規定の迎車料金はかかります。

余談ですが、GOアプリの仕事中心でやっているタクシーの運転手さんから聞いたところによると、前のお客さんを降ろした近くで次の仕事を探すので、タクシー会社に電話して迎車だったら時間がかかるような不便な場所や混み合う時間帯でも、比較的早く乗れたりするらしいです。また、目印情報に「離れて暮らす親の通院の依頼です。到着時にインターホンを押してください。」みたいなメッセージを入力をして、高齢な親の通院送迎に使っている人がいるらしいです。確かに、親が自力歩行可能で、診察内容を理解できて支払いや薬の受取などを問題なく出来て、家と医療機関の間の交通手段のみ問題になる場合、通院介助や介護タクシーは必要ないので、頭いいな…と思いました。

頻繁な電話連絡に備えろ!

病院も介護系施設も、基本連絡は全部電話です。問合せ用メールアドレスやwebフォームがあったとしても、ほとんど使ってない事業所が多いです。

携帯電話の通話料定額オプション

手短な連絡が多い入院関連はともかく、状況説明をすることが多い介護系の電話は5分で終わることは極めて希です。また、これまで通話は自宅固定電話からって使い方だった親が、入院・入所してから携帯電話で長電話をはじめたりします。早めに月+1000円払って、通話料爆増に備えましょう。

携帯電話の留守番電話サービス

着信番号が代表番号しか表示されない病院に入院してしまったり、片っ端から老人ホームの問合せをしていると、どこから何の用件でかかってきたのかわからない不在者着信が爆増します。折り返し電話して、誰が何の用件で電話したのか確認する作業は不毛なので、早めに月+300円払って楽になりましょう。

家族間の情報共有&資料整理は大事!

いわゆるキーパーソン(家族のなかで代表して、介護に関するやりとりの窓口になる人)には情報が集まりがちです。なので、家族内での不信感や喧嘩の原因にならないよう、常に情報や資料を整理して共有できるようにしました。…プロジェクト管理の基本、みたいな?まあ、チーム作りに効果があったかはさておき、どんなに忙しくても毎日報告書は作ると決めたことで、書き終わったら一旦忘れられるって安心感が得られたのと、めまぐるしく変化する状況をふりかえる必要がでた時に大変役立ちました。

LINEビデオ通話

家族と直接会えないけど相談したい場合、電話で声だけより表情が見えた方が、お互いの気持ちがわかって良いです。ご家庭によっては、FaceTimeとかAmazon Echoの方が使い慣れてるかもですが、病院や老人ホームのオンライン面会におけるLINEビデオ通話のシェア率はすごいので、使ってこなかった人はこれを機に慣れておくと安心です。オンライン面会は10〜15分程度しかないのが標準なのですよ……施設側はスタッフがサポートしてくれますが、まったく使った事ないと顔全体が映らない位置に移動してしまったり、面会する側も操作に不慣れだとタイムロスが発生するので……

Googleドライブ

ドキュメントに活動報告書、スプレッドシートでスケジュール&タスク管理表と老人ホーム見学リスト、フォルダに書類スキャンデータや施設見学時に撮影した写真、などをほうりこんでいました。クラウド上に全部置くのを徹底することで、外出先やスマホでも確認しやすく、家族全員で編集・閲覧できるのが良かったです。これも別に他のクラウドサービスやコミニケーションツールでも良いと思います、趣味の問題です。個人的には、GoogleでまとめるとGoogleスプレッドシートからGoogleマイマップをつくる機能で、検討中の老人ホームリストからマイマップを作ると、施設の場所や距離感が一目でわかるのが、家族で相談するときに効率がよかったです。

参考:過去の旅行時、行きたい劇場や観光名所のスプレッドシートから作ったマイマップ

ただ、タスクが増えまくってスケジュール調整に苦労した時期は、Office365やNotionで管理すれば良かったかな?とも思いました。結局、載せ替える手間と慣れるまでの時間を考慮して、そのままGoogle関連で統一したままとなりましたけど。うちはITスキル高いよ!って自信があるご家庭につきましては、ぜひチャレンジしてみてください。あとApple信者で、事前に家族親族でAppleIDのファミリー登録がてきている場合、Apple社製のサービスで統一するのもありかも?複数アカウント切替ができない&ファミリー登録による決済方法の制限ってデメリットがあるけど、iPhoneの標準アプリでかなりの内容が管理できる&プッシュ通知が便利そうってメリットがあるので。

リヒトラブ スライドバーファイル

入院時の説明資料や契約書控えはもちろん、老人ホームの見学をしはじめるとパンフレットや料金表なんかの、用紙サイズがバラバラな紙資料が大量に発生します。紙でもらったら、すぐにスキャンするかスマホで写真撮影して、Googleドライブで見られるようにしていましたが、家族に説明する時は、原本の紙を見せた方が圧倒的に楽だし、紙ならその場で書き込みもできます。で、いろいろなサイズの紙をファイリングで整理しつつ、ファイルから出さずに書き込める、って条件を満たすのはコレかな、と。文具屋でバラを買うより安いですし、白以外もあるので色分けも可能、バーに貼るシールもあるので見出しもつけられます。

また、老人ホームの見学は、申込や入居後のミスマッチを防ぐため、親の身体状況や家族の対応能力などについて、かなり詳細に確認する施設があります。うちの家族は状況が複雑でわかりにくいかも…と思われる場合、簡単なレジュメやプレゼン資料を作っておくと、質問に対して「ここに書きました通り…」と指さしながら説明ができ、老人ホームの相談員もメモをとる必要がなく、話が早く行き違いが起きにくいです。その資料を持って行く際にも、スライドバーファイルは便利です。

…ってかんじかなー?
地域包括支援センターの相談員、病院の医療ソーシャルワーカー、居宅介護中のケアマネージャーに、めちゃくちゃ世話になったとか、親の「かかりつけ医」は大事だよ、みたいな話も書きたいけど、それはまた別の機会に。いや、そっちは、私以外のプライバシーに配慮して書くのが難しいので、書かないかも……まあ、そんな感じです。

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