Xデザイン学校 ベーシックコース #8

今回はペーパープロトタイピングの授業でした。
頭の中に残っていることをつらつらと書いていきます。


情動によって学ぶ

人は自分の心が揺れ動いた時に学習をする。だから失敗しなさい。

これを聞いた時に「人の脳は楽しい記憶は忘れて嫌な記憶は覚えている」話を思い出した。これは原始時代、人は生きていくために危ない場所や毒がある食べ物を覚えておくことをしたことで現代にも残っている脳の機能らしい。

失敗をすることで記憶し、同じ失敗をしないために修正をする力が人間にはある。逆に失敗しないと記憶できない、学習もしないということか。

そういえば、前半の授業で先生が外化をする時は何も見ないで頭の中に覚えているものを書きなさいとお話しされていた。これも失敗による記憶とつながりがありそうだ。

失敗による脳の記憶→外化による振り返り→修正。
この最強コンボを意識して行動していきたい。

ストーリーボードで見えてくるものがある

アクティビティシナリオをストーリーボードにするとより詳細な情景が目に浮かぶことが発見だった。絵にすることで「そういえばシートベルトつけてるな / 隣の人との距離近くて動きづらいのでは?」などユーザーが行動する場所の奥行きや広さがわかり解像度が高まる瞬間を体験することができた。

今まで業務でシナリオだけ形式的に書いてみることが多くて、効果を実感できていなかった。今回シナリオとストーリーボードをセットにすることでシナリオの不自然さや今まで未発見だった修正点を治すことができた。

人の絵は誰でも描ける

私は本当に絵が描けない。
今回の授業で丸と線の書き方を知って「この絵で良いんだ…!」と自信をもらった。

丸と線で人の絵を描くことで共感を生み見ている人が自分ごと化しやすい。
このお話しを聞いたときに、デザイナー以外の人もストーリーボードを書くことができる良さに気づけた。職種関係なく一緒になってユーザーの利用シーンを見ていくことで、解像度を一緒になって高められるし、チームとして同じゴールを追いやすくなるのかと気づけた。

ラフと雑は別です

手書きでワイヤーフレームを作る時に精巧に作る必要がある。いつからかラフ = 手書きでささっと書いたものと勝手に解釈していて、ラフの意味を履き違えていた。(これが記憶に残っているのは、間違った解釈を修正されたからか。。)

今まで手書きはただのアイデア発散としてしか利用しておらず、インターフェースの修正点を見つけて改善する用途では活用できていなかった。ストーリーボードからワイヤーフレームを手書きで作る、業務で実践していきたい。

余談:King Gnuのインタビューを聞いて

King Gnuは当時売れていない時に、jpopを勉強してヒットした話を聞いた。自分達がしたい音楽と世の中が好きな音楽の共通項を模索したとのこと。

この話をぼーっと聞きながら「ビジネスモデルとパーパスの関係性と近いのでは…?」と感じた。
本人たちのやりたいだけではダメだし、かといって大衆受けを狙って自分達のバンドでないといけない理由がないのもダメ。
世の中に広がっていくものは音楽であってもサービスであっても同じ思想があるし、そういう部分から学べることはあるなと感じた。何でも一流に触れるとはこのことか。。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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