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文章を書くこととライティングはどうやら違うらしい、という話

こんばんは、カクノさんです。
ここ数日で何度も避難指示を受けるという、めったにない経験をしています。(広域に出ているものなので、カクノさん宅は対象外なのですが)
大丈夫か、気候。

文章を書くこと

自己紹介にも書いていますが、カクノさんは文章を書くことが好きです。
これは自己暗示ではなく、本当に。

中学の頃からお話を考え始め、絵を描くのも好きだったけれどマンガを描くほどの技量もないので文字で表現していました。
当時大好きだったマンガの二次創作(のようなセリフだけのもの)から始まり、徐々にオリジナルを、そして小説のようなものを書き始め、高校では文芸部にも入りました。

そんなこんなで、間にブランクはあるもののかれこれもう20年以上、趣味で文章を書いています。

小説だけではなく、自分のサイト(ブログなど)に載せる文章も書いていました。
仕事で「簡潔で且つ他人に伝わりやすい文章の書き方」なんてものを指導していたこともありました。

カクノさんとライティング

そんなカクノさん、一時期「ライティング」というものを生業にしようとしたことがあります。
いわゆる「Webライター」というやつです。
でも、うまくいきませんでした。

カクノさんが在宅でできるお仕事を探していた頃、クラウドワークスというサイトに登録していました。
そこは、検索ワードの調査やアンケート、簡単な転記など、いろいろなお仕事が掲載されており、それらに応募して作業をし、報酬をもらうという形式のサイトです。
要は仲介ですね。

その中で、「記事作成(●●文字) ○○円」なんていう募集をよく見かけました。
「1文字1円~」という記載もありました。
文章を書くのが得意だと思っていたカクノさんは、記事作成なんて楽勝じゃね?とやってみたのです。

カクノさんが実際にやったお仕事の内容は、確かこんな感じでした。

・テーマ「○○」についての記事作成
・文字数は2,000文字以上
・各段落に「△△」というキーワードを×回以上使うこと
・他サイトからのコピーは不可(ツール判定で●%以上は不採用)

当時のライティング依頼内容 ※うろ覚えです

キーワードの指定は依頼によってあったりなかったりでしたが、おおむね似たような内容。
文字単価は経験とスキル、継続期間によって決まるなど、長期取引前提の依頼もありましたね。

テーマや内容を指定されることがつらい

ライティングのお仕事を何件かこなすうち、カクノさんは気付きました。
「書いていて楽しくない」ということに。

お仕事としてのライティングは、まず、制約が多い。
ある程度のくだけた文章はOKかもしれませんが、普段サイトで書いているような、ある意味雑な文は書けません。
文字数も決まっているので、少なすぎても多すぎてもいけません。
必須キーワードや段落ごとの内容も決まっていたりすると、もう自由度がほぼない状態です。

最初の頃は、物珍しさと「在宅で稼げる」という点とでなんとかごまかせていました。
しかしそれを続けていくと、どうしても「楽しくない」が大きくなってきてしまい、文章を書くのが嫌になっていました。

そうしてカクノさんはやっと気付いたのです。
自分は「文章を書く」のが好きなんじゃない。
「好きなように書く」のが好きだったんだと。

以来、ライティングのお仕事をするのはやめました。
そのまま続けていたら、趣味の文章を書くことすら嫌いになりそうでしたから。

そして

今は、文章を書くのは完全に趣味でやっています。
この note も、アウトプットのため、読書メモのためという目的はありましたが、今となっては趣味が7割くらいになっています。
(各マガジンの記事数でお察しいただけるかと思います)

私は、好きな内容を好きなように書くのが、言ってしまえば「書き散らかす」のが好きなのです。
誰からも何からも制約を受けずに、何にもとらわれずに、そのとき書きたいことを書きたいように書く。
それが私の好きな「文章を書くこと」なのだと、20年以上かけてやっと分かりました。

一応書き添えておくと、ライティングが悪いとか仕事の内容が良くないとか、そういう意図は一切ありません。
記事作成のお仕事で生活している人もいるでしょうし、ライターとしていい記事を書いている方もたくさんいると思います。

適材適所。
たまたま私には合わなかったというだけの話です。


そういえば3連休でした。
月曜日が祝日だと、なんだか1週間調子が狂います。
今週から小学校は夏休みに入るので、この先1ヶ月ほどは「調子が狂う」どころの話ではないのでしょうけれど。

社会人に夏休みなどない。
主婦にだって夏休みなどない。(むしろ仕事が増える)

人も動植物も、そして地盤も、令和ちゃんの不可思議な気候に負けず、この夏を乗り越えられますように。

では、また。

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