昨日、サッカー日本代表対北朝鮮代表の試合を観てきました。試合前からスタジアム周辺には警察官が待機していて、すこしだけ雰囲気は異様でしたが、いざ試合がはじまると彼らは横にリズムを刻みながら揺れていて、とても統率のとれた応援でした。また、北朝鮮国旗なども応援席には掲げられていて、対外国戦の試合はこうでなきゃと思わせてくれる、いい雰囲気をつくってくれていました。

　試合前、ぼくは北朝鮮の方々がもつ「らしさ」を知りたいと思っていました。そしてそれを、きちんと理解できたかというと、ぼくの席は真反対でもあったため難しい側面がありました。しかし、それでも試合前と試合後で彼らに対する印象が、プラスの方向に動いたことは事実です。

　試合は日本代表が勝利しましたが、北朝鮮のサポーターは終始スポーツに対して真摯な姿勢で向き合ってくれていたと思いますし、スタジアム外でも活気が見られました。個人的には残念なことに、北朝鮮国内で行われる予定だった試合は中止になってしまいましたが、少なくともそれまで関わりのなかった在日コリアンの方々をすこしは知ることができたかもしれない、いい機会でした。

　試合に関する振り返り記事はまた後日。では、また。