こんな夜更けにコピ写かよ

はい、寝てました。
寝かしつけ時の睡魔に抗えない…

子どもあるあるなんですかね?生半可な寝たふりだと寝れないんです何故か。生気を察知するのか

というわけでもう朝につながりそうですがコピ写いってみましょう。本日は2つだけ

こころ晴れる、甘ずっぱさ。

初手から薄くない…?と思われた方がいるだろう。
こちらは、ピュレグミしあわせももソーダ味のコピー。何故これを選んだかというと、圧倒的に私に足りないものがあったから。

それは、言い負かさないこと。

「うおお!頭にこびりつく一言を!!」という圧が全くなくさらりとしたコピー。

ピュレグミはその甘酸っぱさと形から、恋のお菓子だと思っている。恋なんてほら、もう延々と詩に走れるじゃないですか。

そこをあえてポエポエしすぎないまっすぐさ。

シンプルな中にも魅力はしっかりあって

「こころ晴れる」と「甘ずっぱさ」って恋をイメージすると繋げるには少し不自然じゃないですか?どちらかと言えば失恋のあとの吹っ切れた感というか。ズブズブ恋真っ只中では「こころ晴れる」ってワードは出てこないと思うんですよ。

「甘ずっぱい=恋」という固定観念から一旦離れて、どちからといえば新生活、恋を絡めるならこれから待っている出会いのような爽やかさ。

最近見かけるようになったから、新生活の時期に売ってのも考慮してのことなのかな。

あとはちゃんと、デザインの声を聴いてる。
瑞々しく爽やかだけどほんの少しキュンとするような、ピンクと水色ベースで桃が主役のパッケージ。ここで言葉が主張し過ぎると「青春の押し付け」みたいな胡散臭さが出る。

正直書き手からしたら物足りないと思います。めちゃくちゃ失礼な表現をするとこういう、誰にでも書けそうなコピーは不安になるというか、つまらないというか…

書き手都合を捨てて、ありきたりでもそこにいちばんあるべき言葉を当てるのがプロなのかなと思わされるキャッチコピーでした。


好きな方へ、一歩。

サムライマックのコピー。
「ガツン」が売りのような商品をこう解釈するのかと唸った一言。好き

爽やかながらも、「好きな方へ、」に秘められたやんちゃさ、「一歩。」の大き過ぎないエネルギーがまさにマクドナルドといった感じ。

新生活のこの時期、迷いやむしゃくしゃすることもあるだろう。「ああああもう!」ってなったときにサムライマックが頭をよぎるようなCM。

夜マックの立ち位置をよくわかってるなあって。

夜ごはんガッツリ行きたいけど「丁寧なごはん」したくない。お酒もなんか違う。ってかもう誰とも喋りたくないしほっとかれたい。だけどこんな日にコンビニ弁当は虚しい。

そんなときに足の向く場所だと思うんです。

食べてすぐ席を立たなくていい。お互いに干渉しない。ひとりだけど孤独ではない居心地の良い感じ。ファミリー層や学生で溢れかえる日中のマクドナルドとはまた違った良さがありますよね。

案外人はこういうところで人生を考えるんだなと

CMが快晴じゃなくて割と風強めなのも好き。
「人生は美しい」を感じられるような人はマクドでくさくさしないと思うから。

意味だけで見ると前向きな言葉ながら、ちゃんと置いていかないで一緒に歩み出すのを待っていてくれるような、心地良いコピーでした。


本日はここまで!
書いてたらほぼ朝になっちゃった。

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