目と脳とからだ

目に見えるものの話です。

目から入った情報は、脳の中で1度神経を切り替えて(外側膝状態といわれる場所です)、大脳皮質の視覚野に送られて「見える」という状態になります。

この神経を1度切り替える段階で、目から届いている情報は20%に過ぎないそうです。

ということは、脳はほとんどの部分を、その他の場所からの情報をもとに作り出してしまっていると言える訳です(最初知った時は恐~っと思いました)。

なので目に見えている(と感じている)ものには、感情も大変影響しているということです。

楽しい気持ちのときには何だか目の前が明るく見えて、どん底の気持ちのときには何だか目の前が暗く見えたりするのを経験されているかと思います。

からだの話と関連付けますと、例えば恐怖心を我慢していて関係するからだの部位が緊張していたりすると、その情報は常時脳に伝えられてしまうので、恐いものが多くなってしまうことが考えられます。

窓の外に移ったビニール袋がお化けに見えてしまったりするかもしれません(恐怖心を我慢していない人はお化けとは捉えないかと思います)。

見えているものが人によって違うのも、このあたりの仕組みが関連しているのかもしれませんね。

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