お行儀の良さにデイミアン・チャゼルの洒落臭さが垣間見えます|映画『バビロン』感想
無声映画からトーキーへと変革の時代を迎える1920年代、スターを目指す女優ネリー・ラロイ(マーゴット・ロビー)、トップスターのジャック・コンラッド(ブラッド・ピット)、メキシコ系で映画業界で働くことを夢見るマニー(ディエゴ・カルバ)の3人を軸に、混乱と狂乱のハリウッドを描いた映画。
監督のデイミアン・チャゼルは、傑作『セッション』(2015)のあとに監督した『ラ・ラ・ランド』(2017)ではアカデミー賞監督賞を史上最年少で獲得し、そのほか主演女優賞など5部門も(作品賞は