※こちらは、２０２０年５月１０日（日）に、ご登録頂きました皆様にメール配信されたKAKUTAのメールマガジン「ＫＡＫＵＴＡ'ｓ！」を数日後にこちらの【note】でもご覧頂ける記事で、ほぼ同じ内容となっております。

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ＫＡＫＵＴＡメルマガ・こんな時こそ花束を。号
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 お母さん、ありがとう。

皆さまこんにちわ。隔月の奇数月１０日にお届けしております
ＫＡＫＵＴＡのメールマガジン
「ＫＡＫＵＴＡ'ｓ！」です。
口癖は「お腹すいた、休憩しよ、疲れた、呑みに行こう、眠たい。」
好きなお話は、自慢話。
三代目メルマガ編集長・若狭勝也です。

緊急事態宣言が５月末まで延長されましたね。
皆様、自粛疲れしてませんか。
家の窓から空を見上げると凄い綺麗な青空で、この空気中に本当にウイルスがあるのかと信じられなくなりますが、引き続き、手洗いうがいをして気をつけてまいりましょう。
ＫＡＫＵＴＡメンバーは元気にやっております。

あ、そうです！メンバーと言えば、お先にすみません。
この状況の中、なんとKAKUTAに新たなメンバーが加わりました！
「あれ？新劇団員って、2019年に４名入ったんだよね？知ってるよ！」
と思われたあなた、今は2020年ですよ！
そう！今年の新劇団員は、３名です！
（※↑新入社員のように、毎年募集してるみたいな言い方をしてしまいましたが、違います。笑）
昨年KAKUTAでも上演しました『らぶゆ』や『ねこはしる』にも出演したメンバーなので、既にご存知のお方もいらっしゃると思います。

細村雄志（ホソムラ ユウジ）

矢田未来（ヤダ ミク）

高橋乱（タカハシ ラン）

の３名です！
◆新劇団員入団のお知らせ

http://news.kakuta.tv/?eid=147
ホームページには３名からのコメントもございます。

本当は、新しい写真でご紹介する予定だったのですが、この自粛期間のため撮影は延期となり、KAKUTAのホームペジでは、昨年の『ねこはしる』公演で池やみつばちやコオロギの姿の、メルヘンチックな画像でご紹介させて頂いております。
落ち着いたら、また写真撮りますからね！

「KAKUTAって何人いるの？」

とよく聞かれますが、もう人数は分かりません（数えません）。大所帯です。
ホームページをご覧いただくとお分かりかと思いますが、活動休止中のother membersもおりますので、次に聞かれた時は、
「今、結構いますよ。」
と答えよう。ワイワイしてまーーす！（ワイワイは、してないか・・・。ワイワイって何？）

次にいつ、皆さんに生の新劇団員の活躍をお見せできるか分からない状況ではありますが、この期間中にKAKUTAは、
「おウチでKAKUTA」
というｎｏｔｅを使った新企画を始めております！
そこには勿論、新メンバーも個性たっぷりで動いております！
残念ながら、５月１３日から公演予定だったカクタラボ『明後日の方へ』も翌年に延期となりましたが、カクタラボの面々もこの１年の空白を充実した修行期間にするべく、学び舎を開校しております。

リンクなどは、下記の桑原裕子のメルマガ特別エッセイ「バラメル吐露」に記載しておりますので、ぜひご覧下さいませ！

この自粛期間中で、普段からどちらかというと自分勝手で、自分の事ばかりを考えがちな僕ですが、最近は時間が出来たからか、少しは周りに目がいくようになったのかなあと思います。
今まで、セカセカしてて「余裕を持って過ごせる時間」を上手く作れてなかったんだろうなあ。
そして、自分以外の人に思いを馳せることによって、気持ちが穏やかになっていく。

メルマガ配信日の今日、5/10（日）は母の日。
大阪に居る母親にお花を送りました。
僕の実家は銭湯をやっていて（今は廃業していますが）、お母さんは毎日夜中に風呂掃除をして夜中の2時過ぎに寝て、僕たち兄弟のお弁当を作るために毎朝6時には起きていた。
それを毎日、何十年も続けてきた。本当に頭が上がりません。
そして、妻のお母さんも、毎日明るく笑顔で、僕たちを支えて見守ってくれています。
（僕が支えなきゃですね。）

お母さん、ありがとう。

そうだ。。。僕には、まだ母親がいます。

その母ちゃんは、僕たちのヒーローなんです。
なぜなら、、、

父ちゃんを殺したからです・・・。

８月！2011年に上演し好評を博し、2015年に再演、そして昨年2019年！白石和彌監督によって映画化もされた、ＫＡＫＵＴＡの代表作『ひとよ』を再再演致します！

皆さんが少しだけでも穏やかに過ごせるようにと願いを込めて、触れ合わず、エアー花束をそっと玄関前に置いておくようにお届けする
メルマガ・こんな時こそ花束を。号！
まずは、次回公演情報から始まります！！
（花束がエアーなら、玄関にも行かなくていいか。。。）

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□■ 公演情報　■□

ＫＡＫＵＴＡ第29回本公演
『ひとよ』
作・演出：桑原裕子
2020年8月6日(木)～8月16日(日)@座・高円寺
2020年10月3日(土)～10月4日(日)@穂の国とよはし芸術劇場ＰＬＡＴ

※こちらも是非！『ひとよ』ＫＡＫＵＴＡの舞台版戯曲がKindle版で電子書籍化されました！
KAKUTAから、桑原裕子・成清正紀・若狭勝也の鼎談も収録されております！
是非、お買い求めくださいませ！
https://www.amazon.co.jp/dp/B083Q94RHP

※公演の詳細は決まり次第 KAKUTA Webサイトにて公開！
◆ＫＡＫＵＴＡホームページ
http://www.kakuta.tv/

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□■ バラメル吐露 ■□

メルマガ限定の、ＫＡＫＵＴＡ桑原裕子のメルマガ特別エッセイです。
前から思っていましたが、最近ふとまた思いました。バラちゃん（桑原）はずーーと遊んでいるんだろうなあと思います。子供の時から、演劇というおもちゃを見つけてからも今までずっと。
遊びのプロ。そして、面白いことをたくさん教えてくれるからこちらも楽しくなる。
（脚本を執筆している時の様子を聞くと、遊びではなく「苦行」のようですが・・・。）
そんなバラちゃんはどんな自粛の日々を送っているのでしょうか？
「遊び力（りょく）」っていうタイトルの本をいつか出版して欲しい、
そんな桑原さんの登場です。

・・・・・・・・・・・・
みなさん、おウチ生活いかがお過ごしですか。
緊急事態宣言が出されて二ヶ月目に突入してしまいました。コロナ太り、という言葉もよもや一般的になっているのでしょうかね？家に引きこもっているとほんとうに下半身がズドーンとなってくるので、わたくし最近フラフープを購入しまして、家で猫たちに煙たがられながらぶるんぶるん回す日々です。
子どもの頃は一回も回せなかったのに、急にできるようになっていました。大人になって腰づかいが急にうまくなっているなんて…なんだか卑猥ね…とか思いながらぶるんぶるん。
これ以上太りたくないわけです。でも、誰かが言っていました。
「太ったと嘆くなかれ。この時期みんな肉がついたのならばそれはもはや太ったのではない。人類が丸くなったというだけだ」
な・る・ほ・ど…。

そんな言い訳を最後にとっておきつつ、フラフープぶるぶるの日々。
KAKUTAではGW中に、「おウチでKAKUTA」というNOTEを立ち上げました！
◆ｎｏｔｅ「おウチでKAKUTA」
https://note.com/kakuta1996

4月に入り、KAKUTAはリモートで劇団作品をはじめ私の過去の戯曲をリーディングする「読み合わせ遊び」というものをやっていまして。
利用しているのはZoomというオンライン会議用のアプリで、つい先日はあの東京サンシャインボーイズがこの時世に再結集し『12人の優しい日本人』をリーディングしていましたね。（高校時代の私が観たら号泣ものです!!今も泣いたけど!!）
そもそも私たちのNOTEは、すでにいくつかYouTubeで配信している読み合わせをまとめるためのものだったのですが、現在は動画に限らず、ラジオ、エッセイ、イラスト掲載など、様々なコンテンツをメンバーで毎日更新しています。

舞台に立てない今、劇場では逢えないけれど、
いろんな形で、おウチでKAKUTAを愉しんでいただけたら。
私たちは元気です、みんなも元気ですか？

そんな風に『おウチでKAKUTA』をやれたらと思っていました。
でも。
結果的にこのNOTEを始める大きなきっかけとなったのは「元気なKAKUTA」ではなく「ほんとはあんまり元気じゃないKAKUTA」を正直に見せよう、ということからでした。

詳しくはNOTEの『おうちでKAKUTAができたのは』を読んでいただけたらと思いますが・・・、
ほんというと・・・私たちKAKUTAは、あんまり元気じゃなかったんです。きっと。
いや、もちろん元気なときはあります。たとえば読み合わせ遊びをしている最中なんかは、間違いなく元気です。
家で衣装を探して、家の有り物で小道具を作る。たった一晩の読み合わせ芝居のために髪を丸めたり眉毛剃ったりするくらい元気です。え、バカなだけ？
パソコンやスマホの画面越しとはいえ、みんなで集まって芝居をする。時には興奮して大声出しすぎちゃって、隣のアパートに壁をたたかれたりもしながら、夢中になって、やる。
終わった後、感想を伝え合いながらそれぞれの部屋で夜食を食べつつ飲むお酒も愉しいです。休団した劇団員が帰ってくるといった同窓会スペシャルな機会も持てたし、なんせ、こんな状況でも工夫すれば演劇がやれるんだ！という喜びを感じてはいるのです。

だけど…だけど…！

やればやるほど、「あああああ！！本物の芝居がしてえよう！！！」という欲求が増していくのでした。なまじ演劇に触れてしまうからこそ余計に、生身の肉体、息づかい、板の上の感触への恋しさが増すこと増すこと。これは全くもって苦しい副作用！
また、みなさんもZoom飲み会なんかやられているかと思うので共感していただけると思うのですが、「じゃあね！おつかれさま！」と明るく画面に手を振り、『退出』のボタンを押した後の……、

あの、部屋の……静けさよ……。

さっきまで、演劇らしきものと対峙していたその熱がまだ体にこもっているのに、気がつけば誰もいない部屋でシーン。まだ口元の筋肉が微笑んだままである自分が、暗いデスクトップ画面に映り込む切なさ。
小さな炎のなかに揺らめいていた夢の世界が、ふうっと消えてしまった。
それはマッチ売りの少女のわびしさに似て…。

大げさに書きすぎましたかね。

元気ですよ！という気持ちでいたくて、元気ですよ！という姿を発信して、元気だよな？と確かめ合って、うん、みんな元気なのだから、私も…私だって…あれ…あれれ。
いつの間にか自分が元気じゃないことを、隠してしまう。
自分をだましだましごまかしてやっているけど、誰もいないところではなんだか全然力が入らない。
そういう感覚、皆さんも今、味わっていませんか？
これね、私のことです。私の四月は、そうでした。

KAKUTAがNOTEを作ったのは、自分たちのそんな状態に気づいたからでした。
なまけてもいい、正直な集い場を作ろうと思ったのです。
劇団員も十人十色、新メンバーも入りましたし、これだけ多ければムラッ気はあるもの。前のめりで動いていたいメンバーもいれば、今はつぶやきだけで勘弁してというメンバーもいる。それならそれでいい。無理に元気に振る舞わなくてもいいし、出来ないことはサボっていい。
芝居を作るときそういうわけにはいかないでしょうが、今はOK。
他の生活で頑張らざるを得ない今、むしろ自分が一番わがままな状態ってどんな風になるんだろ？と自分を泳がせるくらいでいいと、思うんです。

『おウチでKAKUTA』はそんな気楽さで、出来る人が、出来るときに更新したいと思っています。愉しいことだけじゃなく、しんどいときはしんどいと書いてもいい場所にしようと思ってます。
突然パタッと更新が途絶えたりすることもあるかと思いますが、そんなときも誰かは動いているはず。人数が多い劇団の利点ですね。
途絶えた人は休んでるだけだから、心配しないでください。
そうして自分が動けるようになったとき、周りを見る余裕が出来たときに、へらへらっと戻ってくると思います。その心に感謝を抱いて。

ですので良かったら、退屈なときに立ち寄ってください。
気分じゃなければ無視していいので。
深夜、ひとりでいるとちょっとしんどいとき、コンビニに行くと人がいて、ホッとしたことありませんか。
ひとりで行きつけの立ち飲み屋に行ったら、案外常連さんが賑わっていて愉しかったこととか。仕事帰り、たまたま駅で手に取ったフリーペーパーの記事が面白かったとか。
そんな場所に『おウチでKAKUTA』がなれたら嬉しいです。

ここまで書いてわたくしは今、「おウチでスクワット」「おウチで腹筋」やってきたんですけど（フラフープはどうした）、気合い入れちゃって膝が笑ってます・・・こ、これでさっき食べたクッキー二枚分は回収してやったぜ・・・！

皆さんも体に気をつけて。元気にまたこの吐露部屋で、あるいはすぐに『おウチでKAKUTAで』逢いましょう。そしてできるだけ早く、劇場でお目にかかれますことを。

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□■ 劇団員活動情報 ■□

いつも情報盛り沢山なのですが、ひっそりとしております。
でも、毎週日曜日！「若井」さんでお会いしましょう！

【若狭勝也・ＴＶ出演中！】
NHK Eテレ
『みんなの手話』
放送日：日曜日 午後7時30分〜7時55分
※KAKUTA若狭勝也が、NHK『みんなの手話』2020年の番組内のスキットドラマに「若井さん」役で出演中です！
また過去の出演回も番組ホームページでご覧頂けます。
若井さんへのご声援、よろしくお願いします！
https://www.nhk.or.jp/heart-net/syuwa/calendar/index.html

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□■ ＫＡＫＵＴＡショップ ■□

ＫＡＫＵＴＡの物販商品ラインナップ！

★NEW！！
【『往転』公演パンフレット＆クリアファイル】
桑原裕子からのごあいさつ、キャスト紹介、物語のあらすじなどが時系列に記載された、『往転』公演パンフレットは1,200円。
agoeraさんのイラストを使用した『往転』オリジナルクリアファイルは500円。
是非お買い求め下さいませ！

【その他】
・ＫＡＫＵＴＡ第28回公演『らぶゆ』公演パンフレット。
・劇団公式Ｔシャツは、「大人デザイン」と「よこがおデザイン」がございます！
・劇団結成２０周年記念パンフレット。
などなど、詳しくはＫＡＫＵＴＡホームページへ！

◆ＫＡＫＵＴＡ・ＳＨＯＰはコチラから（ＷＥＢ販売）
http://www.kakuta.tv/shop/

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■□ ＳＮＳでＫＡＫＵＴＡを楽しむ□■

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※担当は、旅好きだから自粛期間の今はおそらく悶々としているだろう野澤さんと、確か今日5/10引越し予定（来週だったか？）の四浦さん、のコンビ！

●カクタラボ
Twitter→@KAKUTALABO
Instagram→https://instagram.com/kakutalabo?igshid=d3palvspb2t7

※公演延期となったKAKUTAの若手公演、カクタラボ『明後日の方へ』の面々がこの１年の空白を充実した修行期間にするべく、学び舎を開校しております。
是非、フォローをお願い致します！

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https://www.facebook.com/kakuta.ring
※担当は、ずっと前髪のくせ毛が嫌だったのに、45歳でようやく受け入れようかと思ってきたけど、もうすぐ梅雨だからやっぱりストレートパーマをかけたい優柔不断の僕、若狭です。

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■□ 自宅でもマスクしながら、編集後記！□■

ＫＡＫＵＴＡ・メルマガ2020年5月号
「こんな時こそ花束を。号！」いかがでしたでしょうか？
今月のKAKUTAは、『おウチでKAKUTA』でいろいろと展開されていくだろうと思います！
そして急に更新されなくなる可能性もあります。曖昧でごめんなさい。
でも今は、曖昧でもいい！
KAKUTAメンバーも自由に過ごしています。
（とか言いながら、おそらく毎日更新されてると思います。笑）
皆さんも、どうぞご自由にお気軽に『おウチでKAKUTA』にいらして下さいね。

いつ終わるのか、Ｃ・Ｏ・Ｒ・Ｏ・Ｎ・Ａ
出かけられないし、まだお休みの方もいらっしゃるかと思います。
ゴールデンウィークがいつまでだったのか、まだ続くのか、麻痺してきますね。
なんだかニュースやネット、ＳＮＳで世の中の動きばかり見てると、収入や生活はどうなるんだろうと思い、不安な日々が続きますが、自粛で家族と過ごす時間も増えたのも確かです。
今は有り難いことに一緒に家にいる家族が居ますが、思い返せば、18年前くらいに一人暮らししていた時は、休日が続いて数日家でゲーム（ウイイレ）ばかりしていると、寝れない夜中に急に寂しく、怖くなり、１人で本当に震えていた事を思い出しました。

皆さんどうお過ごしなのか、どう過ごすのが良いのか、この状況になってみてあらためて人によって違うんだなあと思いました。

皆さんも引き続き、うがいや手洗い、除菌、体調管理、栄養と睡眠はしっかりとって、
勿論ご自身のペースで、ゆるりと戦ってまいりましょう！
そして、また生の舞台で皆さまとお会いできるのを楽しみに、KAKUTA一同パワーを蓄えて、鍛えておきます！

ここまでご覧頂きました皆さま、いや、あなた様！お疲れ様でございました。
いつもありがとうございます。
母の日のメルマガ、この辺で終わります！

ＫＡＫＵＴＡのメールマガジン「ＫＡＫＵＴＡ'ｓ！」、次号は７月！また驚きの新情報を引っさげてお届けいたします。
また元気にお会いいたしましょう！どうぞお楽しみにー！
三代目メルマガ編集長・若狭勝也でした！
（P.S.　バーベキューしたい。）

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http://www.kakuta.tv/
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