Iceland Day2

この日はごく一般的なツアーに参加した。朝8:30に教会前集合、外はまるで真夜中。確実にアラームがないと寝坊をしていただろう。現に同部屋の子たちは皆寝ていた。携帯の電気を使いながら準備をし、集合場所へ向かった。大体色々なツアーが同じ集合場所へ集まるので、ちゃんとガイドに会えるかどうかいつも緊張するだった。バスは前日とは違い、もう少し小型。ガイドは、ハリーポッターに出てくるダドリーおじさん似のアイスランド訛りのおじさん。名前はアクセルさんというらしい。淡々と小ネタを挟みながら真っ暗な道の説明をしていた。ツアー客の会話は全体的に中国語が飛び交っていたので中国からの観光客が多いのかと思っていたら、どうやらマレーシアかららしい。

最初の観光地点についた時11頃、ちょうど日の出の頃だった。暗闇から青色とオレンジ色のグラデーションが出現した。どこまでも濃い青色とどこまでも濃いオレンジ色だった。思わず何分間か見惚れていた。

日の出

ここまではよかった。ここでやらかした。自由時間の際、寝ぼけながら話を聞いており、集合時間と場所を間違え、置いていかれそうになったのだ。とにかく綺麗で何も気にせず写真を撮っていたが、集合の際、思っていた場所に誰もおらず、一気に事態が急変した。携帯も繋がらないので絶望的な気持ちになった。何度もパーキングを行き来し、ダメ元で他のバスツアーガイドに声をかけてみたところ、ガイドへ連絡を取ってくれたためことなきを得た。が、その後は戒めとして毎回一番乗りで集合場所へ戻った。このような出来事はよく起こるらしく、別会社のガイドの連絡先を共有しているらしい。そんな出来事はあったが、とにかく澄み渡った自然の大地を噛み締めることができるツアーだった。自然の中の氷のテクスチャと、ピンクと水色の空。移動中ふと窓の外を見るとオレンジの太陽がついてくる。太陽は驚くほど大きく、丸い。存在感はアラビアのロレンスの砂漠のシーン並を思い出す大きさ。と言ってもすぐ共感できないだろうけども。

1番好きな色の空

最後にBlueLagoonという観光向けの地熱温泉へ行って旅をしめた。夜空を眺めながらの温泉でドリンク一杯つき。明日のフライトのためにココアにしたが、最高の贅沢だと思う。本当によかった。とりあえず帰国したら北北西に進路を取れを読みたい。

blue lagoon


2022-12-22

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