SEKIROをプレイしています

ちょっと前にダクソ3をクリアしまして、最近はSEKIROをやっています
せきろ~だと思ってたんですけどせきろなんですね 知りませんでした
まだまだ中盤ぐらいなんですが、メモが随分長くなってしまったので今の段階で吐き出しておきます

ダクソ3との比較ばっかになっちゃったけどまあソウルシリーズの系譜という事で…

■戦闘システムについて
ダクソ3では一切パリィ使わずにプレイしてたのでやれるか不安だったんですけど、意外と問題ないですね
ゴリ押しが全然効かず、一歩引く事を常に意識しなければならないシステム
ダクソの後の先を取るシステムを更に尖らせてるんだけど、個人的にはこっちのが断然好きかな~
お祈りローリングみたいな運ゲーに持ち込む事ができない一方でガードの性能をめちゃくちゃ上げる事でバランスを取っており、基本的に自分の判断が生死を分けるので生にも死にも納得がいく(台パンはする)

ダクソ3ではスタミナ上げて一度の連続攻撃であらゆるザコを仕留められるようプレイしてたんですけど、ゲームシステムの違いにより全くそれが通らない ダクソ3でも敵にガードされたりパリィされたりはあるんですが、それが更に顕著 そこらのザコもバシバシ攻撃弾いてくるんですよ みんな剣のTATSUJINなんです カッコいいですね
敵の動体視力が2兆あるから反確取らんと何もできないんだけど、システムと世界観のお陰で不快感や違和感はないですね
で、敵のガードが硬くて攻撃面で甘えたプレイするのを咎めてくる一方、防御面はかなり緩めに判定してくれますね ガード連打とかでもゲーム側がかなり好意的に認識して弾いてくれる
一方で一対多のしんどさが100倍ぐらいになってるのでザコ戦はソリッドスネークするのが基本戦術なんだけど、構造的にそれが通らないマップもチョイチョイあるので勘弁してほしいという所


■失われた自由度
ダクソ3だと鍛冶屋とか物売りのババアとか火防女とか、基本的にシステムが人間の皮を被ったようなキャラばっかで、不死という設定も相まって殺しても大して問題ないんですよ
道中出てくるNPCも生きようが死のうが、自分が火継ぎを行うという事実は変わらないので何も影響がない

対してSEKIROはなんか殺せるNPCと殺せないNPCおるんですよね 登場人物がみんな葦名一族に対して宿命を負っているからこそ意志があり、うっかり殺してしまうとストーリーに狂いが出てしまう余地がある
で、殺せない事自体はしゃあないんですよ、ただそこを納得いく形に落とし込んでほしかったなあという気持ちがあります
NPCに斬り掛かろうとした時の反応は3種類あって、「普通に殺せる」「斬り掛かるとなんかポワワンとしたエフェクトが出て切れない」「そもそも刀をしまうので斬り掛かれない」ってカンジなんですけど、2番目のやついる?って思います
重要キャラの前だと刀をしまうからうっかり殺せない、ってのはいい落とし所なんだから別に他のNPCの前でもそうすりゃええやん、と思うんですよね
それか物売りとかはダクソみたいに普通に殺せるけどペナルティありますよ、で全然いいと思うんだけどな なんか真意がよくわからんかった

すげー些細な事に突っ掛かってる自覚はあるんですけど、ダクソがその辺しっかりしてたから違和感あるな〜ってなってしまった


■SEKIROという世界の不文律
ダクソ3で感じたプレイヤーと世界の平等さというか、世界観の不文律、説得力という面でもちょっと劣ってるなと思いました
主人公の狼くん、死んでも1回とか2回ぐらいなら回生って能力でその場復活できるんですよ 龍胤の御子?とかいうよくわかんない呪いみたいな力のお陰でなんか死なないんですわ
で、敵もちょっと強めの奴だとHPゲージ何本か持ってて、忍殺って確殺技使っても何回か復活するんですね
あ〜コイツらも回生してるんや!深淵の監視者が残り火で復活するみたいでアッチィな〜と思ったらそういうワケではないらしく、

新しいビットマップ イメージ

いやなんやねんそれ 殺しても死なないのは龍胤の力じゃないんかい 回生とは別物だとして、強い奴が身に付けられる能力ならなんでウチの狼くんは回生なしだと一発で死んでまうん?
っていう所に違和感を覚えまくってしまった
いやゲームシステム的にはこれも些事なんですよ、なんだけどもダクソ3で深淵の監視者が残り火使って復活するシーンがめっちゃ好きで、あとそこらのザコがエスト使って回復するのにもダークソウル3という世界の不文律を感じていて、システムとフレイバー両面から矛盾なく理由付けをしてたのでなんかな〜と思ってしまった


■「配置」によるストーリーテリング
アクションゲームなので当然敵とかアイテムとかそれ以外とか置かれてるんですけど、何かしらの意図を持った配置がそこここに見られました
金剛山の道中、後ろ手に縛られた死体が転がってたりなんか犬がやたら集まってたりしてて、よくわからんけどなんかあるなこりゃ!と思わされるんですよ
ダクソ3でも思い返せばそういうの色々ありましたね、大回復の奇跡が落ちてるトコに転がってる蛆人間の死体とか、アノールロンドのどこだったかにポツンと添えられてる花とか印象的でした
ストーリーを直接提示こそしないものの、こういった「配置」によって何かを語り掛けてくるのがこのシリーズの手法なんかな〜と思いました
ダクソ3の時はシリーズの背景知らんからなんかあるな〜と思いつつスルーしてたんですけど、SEKIROは単発作品だからこそその露骨さに気付いたというかなんというか
本筋でない、語り切れないストーリーをこういう形で伝えてくるのは大変イケてますね


とりあえずこんな所で 全体的に細かいトコに対するケチばっかになっちゃったんですけど、それだけダクソ3が無敵の世界構築をしてたなという事で…

クリアしたらまたなんか思った事を書きたい クリアできるといいですね

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