2023年後期に遊んだゲームの振り返り①

年の瀬ですね マリオRPGがめちゃめちゃよくて別に他に触れんでもええやろ!と思ったけどせっかくメモにまとめているので…

前回のはこれ


☆おもろかったやつ☆

1.逆転裁判5

相当良かった 検事2みたいに最終話のグルーヴにかなり振ってる感はある タクシューみたいなテキストそのものの面白さはあんまりない
最終話の真犯人が明らかになる辺りはめちゃくちゃアツいですね、それ以降ちょっと尻すぼみになった感はありますが… 検事2のラスボスはビックリした一方でお前ほんまにそんな事できるんか?と思ったけどこっちはなんとなく説得力があります
演出も待った!ドーンドーンドーン!ばっかりで気になった部分はあるんだけど、まあおもろかったので些事やね

検事1と同様4の贖罪に多大な労力が割かれているんだけど、その上で本筋はしっかりしていてマジで頑張ったな〜と思う
ナルホドくんは急に社会適合者に戻ってるしオドロキくんもキリッとしててよかった 黒歴史の設定は無視してナンボやね
下品になりすぎない程度に自虐も織り込んでて、法廷でのみぬくがアッサリ封じられるシーンとか笑っちゃった

難易度低いのはそうなんだけど別にどうでもよく、それ以上に検事2でダダ滑りしてたロジックチェスをカンガエルートとして昇華させたりとかシステム面での進化を評価したい
ていうかADVの難易度ってマジでどうでもよくないですか?4の3話とか検事2の一柳みたいなコイツらバカすぎない?みたいなのに無駄にハードルを用意して導いてやらなきゃならないのは徒労でしかないけど、そのラインさえ超えてればあとは簡単であればあるほどいいと思う これはゲームカタログのくだらねえ揚げ足取りに対する愚痴です

2.Dave the Diver

寿司屋経営ローグライト ローグライトって何だよ
ダイビングパートと寿司屋パートが強いシナジーを生んでてどっちも面白く、ファーストインプレッションはめちゃめちゃよかった
途中から生簀の管理とか田植えとか畑作とか畜産とかよくわからん要素がゴチャゴチャ生えてきて結構ゲンナリしたり魚人族絶滅しろ!ってなる所はあったんだけど、全体的には中々楽しめました 別に全部の要素に全力投球しなきゃならんワケでもないのがよいですね
魚の種類も多くイベントも力が入ってて、めんどさはあるけどプレイヤーを楽しませようという意思が見られる ダンクルオステウスはいてもサカバンバスピスはいないのが惜しいぜ!許せねえよダン信
韓国のゲームなんだけど、勘違い日本の解像度が高いのもよい

クリア後の要素がなんもなくて起動する理由が一気に消滅したのはちょっと残念でした

3.ファミレスを享受せよ(再)

Steam版が出て再プレイしたんですが、絶妙なバランス感覚の下に生まれたゲームだと改めて感じました
BGM、アートワーク含めて全体的に淡白で、厚みを失った時の希薄さをよく表していると思います

キャラクター同士の距離感がいいですね、悠久の時を共に過ごす仲間として各々個性もありつつ、近すぎず遠すぎずの距離感をずっと保っていてくれる
作中一番長いイベントで数百万年の間ブルートフォースアタックを仕掛ける間、過剰に干渉してくるでもなく無視するでもなく、「お、やってんねえ!」ぐらいのノリで話し掛けてくれるみんなの距離感が嬉しい
BGMもシンプルな2小節を延々ループさせるだけで、イベントの内容にピッタリな一方でこれをやってのけるのほんまにすごいよ
Steam版の追加要素も良くて、キャラの個性を掘り下げてくれてて嬉しい

ふりスペはアッパー系の最高でファミレスはダウナー系の最高やね

4.サバクのネズミ団!

3DSで大昔に買ったまま放置してるゲームをいい加減消化しようシリーズ 改の付くやつがSteamとかで出ており、今からやるならそっちのがいい
廃材から施設を作り、施設で素材を作り、素材から上位の施設を作ってエルドラードを目指せ!っていうFactorioみたいなやつなんですけど、自動化できるようで全然できず、片時も目が離せない
お手頃DLゲーだしサクッと終わるやろと思ったら夏休みが半分溶けました

船の乗り換えとか模様替えで戻ってこないアイテムがあって定期的にリセット掛かったり戦闘で得られる物が全然なく船の修復に手間が掛かるばっかりみたいな、ちょいちょい嫌な所はあったけど、終始あれが足りないこれが足りないで全てが慌ただしさに飲み込まれるので誤差かも
UIはかなりしんどいですね、慣れでなんとかなりはするけど3DSの限界を感じます 後半は処理落ちもデカい
基本的にあらゆる施設がフル稼働で、必要な素材も時期によって緩急あるのがいいですね もう一個ファクトリー増やすか…?みたいな葛藤が出るのがよい この手のゲームはいかに破壊的再構築に踏ん切りを付けられるかがカギだと思います
船のサイズも適切で、必須(であろう)枠に多くを占められつつもある程度の遊びを残している

調整がめちゃめちゃ光っていますね、明らかに要求量が過剰な物がありつつも全体のバランスは崩壊せず、不快な偏りが発生しない
序盤邪魔で売り飛ばしてたウシの骨が終盤全然足りなくなったりして、後悔を作業量で圧倒するパートとかもおもろい
終わりが見えてくると無限にも思えた素材の要求量にも果てが発生して、役割を終えた施設が1つずつ閉じていき、ラスボス戦でそれらを破壊されつつありったけをぶち込んでゴールになだれ込む流れがとても良かった
エンディングも簡素でよかったな〜 十三機兵防衛圏の最終戦とか霜夜ゆくの真ルートみたいな、ゲーム側からは何も言わずとも何かを示唆している演出めっちゃ好きかも
あんまりゲームに褒めてほしくないのかもしれん どんな苦難を乗り越えてもいつも通りのリザルト画面が出てきて、でも自分の中には巨大な感情と文脈が存在する事の方が嬉しい

5.いるかにうろこがないわけ

え!STGしながら文章読めないのつい最近やったんですけど!←プリンと盾琴(後述)のことです

ファミレスの人の新作 全方向STGをやりながらいるかにうろこがないわけを解き明かせ!

作者がDownwellを引き合いに出してたんですが、確かにライフと今使ってる便利装備を天秤に掛けたり、一方ライフとつよ装備を一挙両得できちゃったりがあって、どっちも運の範囲で許せるブレなのでプレイに再現性がありすぎずおもろいな〜と思いました
敵のキル=弾の補充なので一度弾を外すとスキルでなんとかしない限りライフロスが確定してしまうため容易に手詰まりが発生するんですが、死が確定する瞬間と実際に死ぬまでの間にラグがあり、その間にチクショ〜!とかオレは本当に死んでしまうのか…?ってなれるのがよい
シールドで弾を阻まれる事はあれど当てる事自体が難しい敵は全然いなくて、ストレスフリーでよかった
ステージの難しさが掛け算で、難しさに思想があってよいですね ファミレスに比べてハードコアでビビりました 大変キュイキュイなゲームです

ローファイなBGMとかガラスみたいなSEとか淡白なグラフィックとか水棲生物に対する愛だか憎しみだか恐怖だかよくわからん感情とか、ファミレスからの流れでゲームを構成する全てに統一感があってよい
公式ページで読める文章もですが、月刊湿地帯としての活動全てに一貫したイズムがある

なんかSteamだと難しい事を理由にBad評価付けてる人結構おって、時代だなあ…と思いました

6.スーパーマリオRPG

素晴らしい 過去の名作を後世に伝える、絵画修復のようなリメイクだと思います ジーノとの別れのシーン何度見ても泣いちゃうよ
結構思い入れ強くてずっと不安だったんですが、心底安心しました ここまで余計な事をしないリメイクって逆に珍しいかも
小さい頃から好きだけど公式的には長い間アンタッチャブルだった作品が四半世紀振りにリメイク、って多分一生でもうないと思うんですが、とても幸福な体験になりました
このゲームめっちゃ好きだったんだな〜って再確認した
ゲームという遊びで今後これ以上の体験できないかもしれません


ペルソナ5は結局放置しています 間違いなく4より面白いんだけど最初のボスが不快すぎて地雷を的確に踏んづけてくれたのが原因だと思っている あともうペルソナ育てながら学生生活をトレースするのがめんどすぎる 色々な所で便利になっているけどそれを上回る要素の多さ
メタファーも興味あるけどもうゴツめのRPGできないかもしれん

長すぎるので一旦ここまで 普通以下のやつは別記事に分けます つまり後は見る価値がないという事です
今年のベストは思い入れを多分に込めてマリオRPG、そうでなければ陽がファミレス、陰がふりかけスペイシーですね


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?