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俺の剣に迷い無し - SEKIRO プレイ感想

SEKIROクリアしました プレイ時間は34時間程 ラスボスがめちゃくちゃしんどいというのは色んな所で聞いていたので不安だったんですが、2晩で倒せたのでそれほどでもという感じ
全体で見てもダクソ3のがムズかったんちゃう?と思うんですけどどうでしょ
エルデンリング発売に間に合っちゃったぞ!どうしようかな

という事で感想を…と言いたい所だけど、前回の記事で粗方書いてしまい、追加で書く事もそんなにないので補足的に

前回の記事はこっち

■忍殺
前回書き忘れてました 忍殺ってシステムがアクションゲームにおける圧倒的発明で、これのお陰であらゆる戦闘において「キメ」が発生するようになったのがめちゃめちゃクールですね
さんざ忌み嫌われたQTEと同質の物だと思ってるんですけど、違和感なくアクションゲームに落とし込みつつ演出力を維持しているのは流石ですね~

ダクソだと苦し紛れの一撃がトドメになったり、トドメ刺すと同時に死んでなんかよくわからん事になったりしてカッコ悪いオチになるのが度々あったんですが、そこを非常にスマートに解決しててイケてますね

■マップ
ダクソが結構複雑に見えて実は1枚絵で表せちゃうぐらい平面的だったのに結構驚いたんですが、逆にSEKIROはめちゃくちゃ立体的ですね
鉤縄を使って縦横無尽に飛び回れるんですが、それ相応に縦にも横にも広い
ダクソと比べて隠れたり逃げ回ったりするシーンが多くて、それに対応して隠れるスペースがしっかり用意されている

個人的にダクソ3で不死の遺骨とかエストのかけらとか、うっかり2コ3コ見逃すとめちゃくちゃしんどくなるアイテムがそこらにポツンと落ちてるのよくないと思ってたんですが、SEKIROでは重要なアイテムはそれなりに重要そうなトコに置かれているのがよかった
そこら中に大量のアイテムが落ちてるんですが、大半が消費アイテムでレアな物も少ないんですよ(拾ってもあんまり嬉しくないというのはある)
瓢箪とか主人公の強化システム自体がシンプルっていうのもあるんですが、ちょっと寄り道をしなかっただけで莫大なディスアドを負う事がなくなったのはよいですね

■戦闘
改めて振り返ってみると、ダクソの戦闘は「重く強い」、SEKIROの戦闘は「軽く鋭い」といった印象を受けます
ダクソでも全然ザコ相手にうっかり死ぬ事あったんですけど、SEKIROはそれ以上に甘えた立ち回りが許されませんでした
ザコ戦とボス戦で要求される立ち回りが同じで、一貫性を感じます
一心の「迷えば敗れる」というセリフにSEKIROの全てが集約されていますね

これは前回も書いたんだけど、一対多がマジでしんどくて中ボス再戦でもいちいち整地から始めなきゃなんなかったのはダルかったな~
ダクソみたいにキャラメイクの幅が一切無く、マッチョなプレイを許容してくれないのでそういう面ではちょっと自由度低いかも

■ボス戦
今振り返ってみるとまぼろしお蝶戦が一番良かった可能性ありますね
そこまでは割とダクソでやってた半分ゴリ押しみたいなプレイで進めてたんですけど、同じノリで戦うとあらゆる攻撃をガードされるんですよ(鬼形部は割とゴリ押しが通った記憶がある)
敵の攻撃の後隙狙わないと一切ダメージ入りませんよ、っていうSEKIROの土俵に強制的に立たせてくる敵としてすごくよかった
応用編として弦一郎戦1回目もよかったですね、ダクソに比べると敵が知恵と意思を持った人間であるという事で攻撃の緩急に説得力がある

獅子猿戦1回目もよかった
ダクソでも戦闘中にパターン変化したり派生してくるボスはいくらでもいたんですけど、あそこまで戦い方を変えてくるのってラスボスぐらいしかいなかった気がします
チャンバラゲーにおいて「人外である」という事はそれだけでアドバンテージを持っているんですけど、モンハンやってくる第1段階と、ちょっと人間っぽい動きをしてくる第2段階でメリハリが利いててよかったですね~

一心戦の評価がめちゃくちゃ高いっぽいんだけど、自分はそこまででもなかったかな
再戦を繰り返すうちにほぼ無傷で駆け抜ける事になる弦一郎戦と第1段階がめちゃめちゃノイズになる
で、これは自分の戦法のせいでもあるんだけど、一心第1段階がすげーダルいんですよね 避けたり弾くのがムズい技をひたすら拒否して、後隙のデカい技を待って後ろから斬りつける、を何度も繰り返すんだけど、地味に硬くてやたらと時間が掛かる
かと言って第2段階以降にHP残したいから攻めるプレイはリスキーであんまやりたくない、というジレンマ
ダクソ3のラスボスも似たような戦法で倒したんだけど、初回プレイは多分みんなこういう形に収束しちゃう気がする
強いボスの条件として「戦闘時間が長い」はまあ必須だと思うんだけど(カミカゼアタック当たり待ちを防ぐため)、なんか解決方法としてスマートじゃない気がしました

リトライ回数で言えば一心戦が多分一番多くて、次いで梟戦なんですけど、一番しんどかったのはうわばみ重蔵戦だったかも
唯一のNPC込みの戦闘かつザコが結構いて無視できない、っていうすげー不利な戦いを強いられるんですけど、アレを最序盤に持ってくるの結構ふざけてないですか?と今振り返ると思います これ除けば特に嫌いなボス戦はないかな

割とレアめの消費アイテムを要求してくるボスがチョイチョイいるのはかなりストレスありますね
最終的に使わなくてもいい立ち回りに落ち着くんだけど、倒し切る前にうっかり使い切っちゃうとそれ以降の徒労感が凄まじい

■ストーリーの説得力
前回も書いたんですけど、ストーリーの説得力はダクソに比べて大分劣りますね
死んだはずの梟がひょっこり出てきたのを「謀」の1文字で片付けてるのもようわからんし、一心がいきなりゾンビゲーみたいな登場してついでに不死になってるのを不死斬りはふしぎだねえ、で済ませてるのもすげー雑な感じがしますね
というかダクソのストーリーがひたすら「語らない」事に徹しているので自分が都合よく解釈しているだけ、という可能性は充分ありますが…


そんなカンジで!おもしろかったで~す
そんなに書く事ないとか言ったけど全然そんな事はなかった

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