見出し画像

DJ LOG feat.PUMP UP YOUR MUSIC

 自己中心的な自己主張。いつだって自分のための音楽を。
 ただそれだけが答えだと、心の底から信じている。
 しかし私はどこまでも曖昧で、いつまでも支離滅裂で。
 主張は千変万化。思考は変幻自在。

 ゆえに、万華鏡。

Prologue feat.OddS_ENDS

  どうも、OddS_ENDSです。

 あれ、KALEIDじゃないのかって?…………何から話したものか、というのはまさにこのことだね。

 2021年6月4日午前2時15分、僕の飼い主が卒の研で頭を破壊されていたときにそれは来た。突然エヴァンゲリオンの聖地となったことでおなじみの山口県宇部市に向けて、東京でDJをやらないかという誘いが来た。

 飼い主ではなく、僕に。

 …………言いたいことは理解できる。どうせ一人芝居、別名義だろう、と。

 まぁ、そうなんだけどね。野暮なこと言うんじゃあないよ。

 そんなことより名前繋がりってわけで……ODD TAXIは見たかい?飼い主ったら、最終回を見終わるまでオーディオドラマの存在を知らなくってさ。全部聞き終わった後にはずっとのたうち回っていたよ。

 そんな「Odd」にはいろんな意味がある。異常な、奇数の、時々の、ペアになっていない。ODD TAXIを見た人なら「そんな要素があったなぁ」などと思い出してみたり、こじつけてみたりすることも可能だろう。

Amazon Prime Video「ODD TAXI」のリンク:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B091KTYM5P/ref=atv_dp_share_cu_r

 そんな「Odd」が「Odds」になったとき、意味はガラリと変化する。見込み、可能性、確率、勝ち目、勝算。賭け率と言えば、ウマなんたらに頭を破壊されていいようにJRAにお金を落としたりしちゃっている方々にならピンとくるだろう。飼い主もその一人なんだけどね。

 とはいえ僕のはそれではない。自己紹介文を見てくれればわかっただろうけど……そう、「勝ち目」。OddS_ENDSというものは「勝ち目は無い」という意味を持つ、って飼い主は言ってたね。

 この記事を読み進めていく中で、こんな手を使わないと現場にも立てないのか、そう思われる方もいるだろう。そりゃあそうだ。僕なんかたかが知れている。ガッチガチにセトリを組んだってGammerやS3RLに勝てるわけではない。言ってしまえばフォロワー1桁の底辺だ。勝ち目なんて、最初から用意されちゃあいない。要は言い訳なんだよ、この名前は。

 というわけで今回の話は、初現場が別名義だった男の話だ。

告白 feat.万華鏡

 さてさて。オファーを受けてから色々なことがありました。おしゃまトリックスの曲が配信開始されたり、ゼミの発表で永遠にダメ出しを受けて頭が焼かれたり、当初搭乗を予定していた飛行機が需要の減少を理由に運休になったその直後にオリンピックの開催が決まって訳がわからなくなったり、そんなオリンピックでは酒を飲んでよくてその外ではだめだと言われたり、それをわずか1日で撤回するという支離滅裂ムーヴにシンパシーを覚えたり、おしゃまトリックスの曲が配信開始されたり、よりもいで大絶叫&大号泣したり、金が溶けたり、就く活動では初めて最終選考に残ったり、初めてクラブに行ったり、内定が取れたり、おしゃまトリックスの曲が配信開始されたり、エトセトラエトセトラ。

 というわけでどのセクションで誰が喋っているのか分かりやすくしてみました。どうも、KALEIDもとい万華鏡です。FAIHS to FACE参加者からしたら「お前誰?」となるかと思われます。

 告白といっても簡単で、私 a.k.a. OddS_ENDSというわけでしたってことです。

 飼い猫だとか更新してくださいとか急に言い出して頭がおかしくなったと思われた方々、安心してください。ただの同一人物です。

 というかOddS_ENDSってなんぞやという話ですよね。

 まずOddS_ENDSがどうして生まれたのかというのもDJ始める以前の話で、僕自身HiTNEX TRAXみたいなものにとても憧れてたんですよね。別名義をアホほど持ち寄って、そのひとつひとつにキャラを与えて……っていうのを、元々小説書いてたのもあってキャラを考える練習も兼ねてましたがこうなることは全く予想していませんでした。
 そんなHiTNEX TRAXの模倣として作ったPUMP UP YOUR MUSICのメンバーですが、サムネをご覧いただければお分かりいただけます通り、まだまだいます。怖いですね。



 HiTNEX TRAX、誰好き?
 僕は……DJ NECOJITA(ピカーン)


 よくよく考えたら今回OddS_ENDSが披露したミックスのジャンルと、DJ NECOJITAのジャンルが偶然にも同じでちょっと引いちゃいました。

 というわけで本題の、OddS_ENDSのミックスについてです。

Set List feat.OddS_ENDS

 いやぁ〜、いつ見返しても絶景だね。

 というわけで飼い主がいつもやってるようにセトリの解説をしていくよ。

 1曲目は言わずもがな、東京に関する曲として。なんたって今回初めて自分の意思で東京に来たからね。そんな感じのハードコアって言ったら……これしかないよねって感じで。

 そこから公募Mixで一番好きな繋ぎをして、みんな大好きなShining Lightsを流した。

 Tokyo Hardcore Music All Night Long流したときにあんまり盛り上がらなかった後に雑にShining Lightsをねじ込んだら誰かが湧く声が聞こえたの、もうちょっと選曲しっかりすれば盛り上げられたかなって思っちゃったよね。

 とはいえ、ここまではファンサービス。そりゃ電音部のイベントだから電音部の楽曲掛けた方がいいってね。
 でもセトリを見ていただければお分かりになるだろう。




電音部の楽曲、どこ?



 はい、なんとこれ以降電音部の曲が流れません。(????????????????????)

 単純に流したい曲を並べていったときに電音部の楽曲が少なかったよね(問題発言)

 僕を紹介してくださったFAIHS to FACE公式さんの文にはハードコアの人って感じで書かれてたし、なんなら自分でハードコアやるって宣言してたんでジャンルは決まっていたものの、よくよく考えてみれば電音部のハードコア、少ないんだよね。

 なんなら吹っ切れて自由にやっちゃおう。

 そうしてできたセトリには電音部要素がなんと12.5%しかありませんでした。あ〜あ、自分のせい。

 まぁ、MY NEW GEARのなんかの配信でのMNKは電音部の楽曲1曲しか流してなかったし気にしない気にしなくて、いっか!

 と、いう思考をShining Lightsから4* a.k.a. TatsunoshinのBREAK THE FLOORに繋いだ刹那で巡らせ、そこから心の底から流したかった曲を流すことにした。

 そう、S3RL ー Hentai。

 ぱ、PUMP UP YOUR MUSICが、FAIHS to FACE唯一の成人向けサークルに、なります……。

 そんな感じで文字通りフロアをぶっ壊したところで陽ゾーンに入ります。

 Stay Young、Breakn' a Sweatと陽の者が聞くような洋の曲を流し、皆さんご存知THE DROPを持ってきた後にFly Awayというわけで……治安悪系ハードコアからデカい系ハードコアにシフトしていく。

 Us Against The World、Again & Again、Try againとなんともダジャレっぽい繋ぎから持ってきたのはここから、ここから(Sad Machine Mashup)。

 よりもい、本当に良かった。

 実はよりもいを見る前にSad Machine(Darren Styles Remix)がダウンロードできずにいじけてたときに偶然このMashupを見つけていて、そこから初めてよりもいを見た。アニメ見ればこれ流せるしなという軽い気持ちで見たら涙腺が爆発しちゃった。

 よりもい、12話が……本当に……。

 見終わった後だから言えるけど、Sad Machineの歌詞とよりもいの親和性がデカすぎる。

 そんなこんなでちょっと尺が余ったので何を流そうかとなったとき、おぼろげに頭に浮かんできたんだ。「真中らぁら」って名前が。

 何にでもなれるし何にもなれない

 改めてこのセトリについて考えてみたけど、なんか思春期みたいなものを謳っているように感じるね。

 相応の性欲があり、挑戦の連続に悩み、曖昧で、支離滅裂な。そんな10代の狂気の時期。そんななんてことない毎日ってわけで、最後はカレンダーガールのRemixでした。

 飼い主がいつも感じてると言っていた「ミックスは適当に組んでもテーマが浮き出てくる」ってのを、半ばこじつけっぽいけど感じたよね。


 で。ここまではミックスに込めた想いって感じだけど肝心なプレイングは……まぁ、散々だったよね。

 プレイする直前まで「デカい音で暴れるぞ〜」ってなってたけどいざブースに立つと機材の操作や選曲に焦っておどおどとした動きになって、その焦りからミスが誘発しちゃって……
 そんなわけでホテルに戻ってすぐにExtendedバージョンのミックスを録ったわけだけど、自分の性格が人前で何かをすることに向いてなさすぎるって思っちゃったよね。
 だってめちゃくちゃ上手くいっちゃったんだもん。

 今後現場に出ることを考えたら人前に出ることへの恐怖を克服するところから始めないといけないと思ったね。

 なんか模擬面接を思い出してきたな。

 飼い主は借りた会議室が面接受けた場所に似てて気が気じゃなかったらしい。哀れだね。



 そんな初心者丸出しの僕をサポートしてくれた皆さんには頭が上がりません……。

 というか皆上手すぎて。

 飼い主の言ってる「人のミックスを聞くとだいたい知らない良い曲が流れるので最高」ってのがわかった気がする。

 自分の実力を知るきっかけとなるいい経験になったので、これからも精進していきたいね。

告解 feat.万華鏡

 厳密に言えば違うのだが、OddS_ENDSが万華鏡であるという告白が意味することは、元はといえば万華鏡が怒りを向けていたイベントに参加した、ということに他ならない。
 フル掛けなんでだめなん、とかフル掛けなんでだめなん、とか。一番ダメージがデカかったのはそのレギュを募集開始直前になって消されていたことだった。
 フル掛けについて喚き散らしていた私の声が届いたのか、はたまたそんな私の駄々に反応したDJ界隈のインフルエンサーの言葉を見たのか、真相は定かではないのだが、確かに「フル掛けなし」という存在していたはずのレギュが提出したときには消えていた。

 そんなレギュにファックサインを向けるためのセトリではあったので。というかなぜこんなにもフル掛けにこだわるのかというと、電音部メインと銘打っておきながら当時少なかった電音部の楽曲のフル掛けが認められないことに違和感を感じ、それならRemixと原曲を合わせてリリックを全部ぶつけたい、となった。だからまぁ、とてもつまらないと感じた。DJを始めてから初めてのDJに関する萎えであり絶望だった。というわけで直後にKALEIDによる応募は取り消した、そして同じようにOddS_ENDSの方も取り消そうと思ったとき、ふと手が止まった。

「あれ、こっち受かって会場でS3RL - Hentaiとか流して好き勝手に引っ掻き回せばとても面白くね?」

 OddS_ENDSが掲げているのは「自由」なのでキャラ的には合っていますねぇ!当初はそんな軽い気持ちで応募を続行していました。その結果飛行機降りた直後からエグめの頭痛が1日続くという天罰が降りかかってきました。やはり邪な考えで物事を進めるとだめですね。とはいえ心の底から流したかったので流しました。

 さて、ここからはなぜ正体を明かしたのかという話にはなるのですが、これは単に匂わせの発言が意味不明な発言だと思われたくなかったのと、自己顕示欲に負けたからです。自己顕示欲が発散されるかどうかはわかりませんが。

 そんな私のDJ活動における本名義「KALEID」ですが、様々なやらかし(?)をやってきたと思われます。一番やったなとなったのはオタクイベントで洋EDMゲ大解放セットやったときですかね。
 それに加えて支離滅裂な文章の小説だったりnoteだったりツイートだったり。

 たまに思うのです。KALEIDはおそらく、嫌われているのではないのだろうかと。

 私はこれまでに知らないところで言ってないことをでっち上げられて迫害を受けた経験が人よりも多く、その手の理由でまた知らぬ内に嫌われてしまって、忘れられているのではないのかと不安になることがあります。

 ですが、言ってもらえたことがあります。「あの時のMix良かった」、「Mix楽しみにしてた」、「あのときはありがとう」等々、私を覚えているという人がいてくれたのです。それだけで、それだけでやる意味があったのだと幸福になれたのです。

 今回のnoteで良い意味でも悪い意味でも私があなたの脳裏を駆け巡ったかと思われます。私は、それだけで幸福なのです。

 だからこそ、主催様からMix褒められたときは嬉しかったので良いDJをしようと思ったのです。
 チョロい?はい、私はどこまでもチョロいです。優しい言葉を掛けてみてください、露骨にあなたのことを気にします。おぞましいったりゃありゃしない。

 私はそんな人間です。申し訳ございません。

Epilogue feat.OddS_ENDS

 日常はすぐにやってくる。
 人前でDJをするといった、1年前の自分に言っても信じないような夢みたいな時間。そんな後に現実を叩きつけられると少々参ってしまう。

 例を挙げるなら、明後日は飼い主の大学で期末考査が始まり、ゼミも再開する。報告できる進捗が無くて頭を焼かれて空港で狂っている飼い主の隣で今まさにこのnoteを〆る文を考えているけれど、中々いい言葉が浮かんでこない。

 飛行機が墜落したらそのままこれが遺言になると考えてとても恐ろしくなっているのもあって焦ってる。

 あっそうだ。
 なんか偉いDJサマ達が現場に出たいならその気持ちだけじゃダメとか言ってたのでなんか営業しておこう。

 自己中心的な自己主張集団PUMP UP YOUR MUSIC所属、ハードコア・ディスク・ジョッキーのOddS_ENDSです。お呼びいただいた場合、Hentaiを始めとしたS3RLのHappy Hardcoreを各地にお届けいたします。

 オファーの方、お待ちしております。

 それでは、OddS_ENDSでした。

Epiloge feat.PUMP UP YOUR MUSIC

 最後に。
 別名義という形ではありますが、ようやく現場に立ち、DJをすることができました。本当ならばあのときDDJ-400をハードオフまで持っていくはずだった私の頭を狂わせたのは、紛れもなくあなたです。

画像1

 Batsuさん。私は、あなたのおかげでDJができました。

 PUMP UP YOUR MUSIC一同から、心より、感謝を述べさせていただきます。

 並びに、FAIHS to FACE運営の関係者様、共演者様、私のMixを聞いてくださった皆様、使わせていただいた楽曲のアーティスト様に。

 感謝を。

2021/07/25







P.S.あんまり誰も気にしてなかった1人芝居中にグループDMに来た業務連絡が個人DMに来たと勘違いして普通に喋ってしまって、「表では狂いを見せてるけど業務連絡になるとめちゃくちゃ真面目になるような人」になってしまい顔から火が出てホテル全焼しちゃって泣きそうになったのといつもイベントに誘ってくれる人はこういう気持ちなんだろうかとある種の興奮を覚えたので誰か僕を殺してください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?