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Me&My STORY〜愛する仲間達へ〜


気が付けば、2020年も残り僅かとなりました。

春の桜も、夏の海も、秋の紅葉も味わう事なく、旬の食材で僅かながらの季節感を感じながら、過ぎていった2020年。

仲間内でのささやかなランチ忘年会で、お洒落なフレンチレストランの窓から眺めたにわか雪も、店中の窓が開けっ放しとあっては、
寒くて寒くて恨めしく感じられるばかり。

枯れていく葉も感じずに、寒さが身に沁みる季節になってしまいました。

私はこの冬、清算を余儀なくされた人間関係が2つありました。

1つは、桜が咲き誇る季節に始まり、秋の落葉と共にどうにもならない切なさを味わい、冬の寒さが厳しくなる少し手前に、僅かな未練を残しながら、終わりを迎えました。

人間関係に「永遠」も「絶対」もありません。

満開になっては散る桜のように、色付いては枯れていく葉の様に、やがては必ず終わりを迎えます。
そして、時が経てばまた、新しい姿が顔を見せる。

別れがあった一方で今年は、素敵な出会いにも沢山恵まれました。 

今年出会った素敵な仲間達へ向けて、一度他の記事にも取り挙げた有名な漢詩、「勧酒」の原文と書き下し文、それに井伏鱒二の訳を、また載せたいと思います。

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勧 君 金 屈 卮
満 酌 不 須 辞
花 発 多 風 雨
人 生 足 別 離

君に勧む金屈卮
(きみにすすむきんくつし)
満酌辞するを須いず
(まんしゃくじするをもちいず)
花発けば風雨多し
(はなひらけばふううおおし)
人生別離足る
(じんせいべつりたる)

この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
「さよなら」だけが人生だ
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私は実は、POOLOが始まる少し前に、noteを始めていました。
最初の記事のタイトルは、
「あげられるものなんて心くらい。」


私の溢れ出す思考から紡ぎ出した言葉が、誰かの心に届けば良いなと、眠れない夜や、満員電車に揺られる夕方、事あるごとに文章を書き続けました。

本日12/31を以て、新卒から3年と9ヶ月勤めた会社を退職します。
明日からは「表現者」として、文章にベリーダンス、更に磨きをかけていこうと思います

終わりなくして新しい始まりは無い。
終わりがあるから、新しい始まりがある。

常々言っているかもしれませんが、
「失う事は得ること」です。

大丈夫。

1つ目の扉を閉じた先には必ず、2つ目の扉がある。

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