セークレード・ゲームス 8

相変わらず知らない単語が1行に3つ4つあるけど、ちょっとだけ、読書してる雰囲気が出てきたかもしれない。

〜के बावजूद 〜にも関わらず。
頻出必修語彙なのに、なぜか忘れていた。考えてみれば、この5か月、KHSのテキスト等で見たことがないかもしれない。ペルシャ・アラビア語源だからか。
KHSで教えられるヒンディー語は、古くていかめしくて誰も使わないよ、とか、サンスクリット語すぎるよ、とかいうのは有名な話だ。ただ、このイカツいヒンディー語も、ヒンディー語の一側面であるというのも事実だ。インドやヒンディー語の素晴らしさを誉め讃える集会のスピーチ原稿を書いたり、新聞を読んだりするのに役に立つこともある。
同時に、現代デイリーヒンディー語会話の中で、適切な語彙をチョイスできるようになるのが、ヒンディー語学習者としての重要課題だ。
いやホントに、この単語を忘れてたのも、最近出会ってなかったのも、かなりショック。

टपकाना 古賀辞書では、「雫を垂らす」。スラングで「殺す(銃殺)」。ジャガンナタン辞書では「ムンバイスラング」の注記付きで「मार देना / डालना」が載っている。K辞書の唯一の弱点はスラングが載っていないことなのだが、J辞書でかなり補完できそう。

उसने हाथों को खाली करने का भाव प्रकट किया।
(「もうウンザリだ」と言って)彼女は手を空にする仕草をした。
→ ちょっと出会った記憶がないけれど、両手の親指と人差指でオッケーサインを作って下向けにパッと開いて何かを放出する感じの仕草。要観察。

बाई 本来は「婦人」、「女性の名前の後ろにつける敬称」、の意味だけれど、ここでは「メイド」。ムンバイ表現。デリーでは使わないけど、まあ、言われれば分かる感じらしい。

उंगली टेढ़ी की।
指をちょいちょいっと曲げて人を呼ぶ仕草。…だけど、上の立場から呼びつける場合は、指の腹が下向き。指が上向きなのは、恋人的な親しい間柄で「カモ~ン」の場合。これは映画で見た気がする。ディーピカーとかアーリヤーあたりで。要観察。

पहलू  側面、脇、の意味。今回初めて調べた単語だと思うけど、イディオムが多い。
〜का पहलू गरम करना で「〜にぴったりひっついて座る」など。ぴったりくっつくと脇が人肌で温まるから。かように、昔から生活の中で使われているペルシャ語源の言葉やヒンディー語の言葉は、長い時間の中で様々な意味が加わっているので、辞書の中でも説明の分量が多い。そういう、説明文が長いなーっていう単語をK辞書の1ページめから読み込んでいこうか(^^)、と言われた。

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