セークレード・ゲームス 6

引き続き、精読のメモ。

तुम्हें तो पता ही है…
हीは強調の意味でやたらに挿入されがちで、ぴったり来る翻訳が難しいことが多いのでスキップして考えるのがクセになってしまっているが、ここでは「चुकना」の意味、You already know。日本語だと、「君もよく知ってるだろ」くらいに相当するか。手元の辞書2冊、文法書2冊見ても類似の説明、例文がないので要観察。

ममता और मेरी नातियाँ वापस आ गई हैं।
नाती は「娘の息子」で男性名詞、複数でも語尾不変のはず。「娘の娘」は女性名詞 नातिन。が、ここでは女性名詞の複数形に変化=娘の娘とされている。マラーティー語の干渉なのか、理由は不明。

कोऑपरेटर インド英語。corporator。cooperator(協力者)ではない。
デリーであればMCD(Municipal Corporation of Delhi )、ムンバイであればBMC(Brihanmumbai Corporation)が自治体組織としての名前。MCDは、ゴミ収集、インフラ、公衆衛生、初等教育、等々の行政サービスを行っている。

ワンチャンが

別途、連邦直轄領デリー政府という存在もあって、ちょっとややこしい。
MCDやBMCで働く公務員がcorporatorで、公共施設の建設のような仕事を回してもらうためにコネを作る相手として小説内では描かれている。
インドの文脈の中では、corporation、corporatorは自治体とそこで働く公務員のことで、corporatesが企業のこと。

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