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ゲーム展示会に自作乙女ゲーム持っていった話(と少しだけゲーム開発界隈の男女比率の話)

ゲームパビリオンjp2024に現在開発中の近未来配達屋さん乙女ゲーム「Postale」で出展参加してました。

ゲームパビリオンjpには去年もスタジオウェアヒューマンさんの出展手伝いで参加してはいました。※関西同人ゲーム交流会行きそびれて嘆いてたら拾ってもらった

今年はPostaleの進捗も大分進んでゲームらしくそれなりに遊べるようになったのでこの段階で自分で出てみようかなと申し込みました。ゲームパビリオンjp運営さんから招待されたディスコードに入って諸連絡等も確認していくとだんだん「リアル展示会に出るんだ」という実感がわいてきます。

しかし日が経つにつれ不安も強くなってきました。
「ゲーム開発者」の界隈、男性比率がとても高いです。製作者もプレイヤーも大体男性。ゲーム開発者交流会行くと大体男性。女性はたいてい私だけかあと一人二人くらいだし基本チームに入ってて話しかけるタイミングなかったり。
そこで持ち込まれるゲームのジャンルも基本的にACTやパズル、STG系で私が普段見ているビジュアルノベルADV系も基本的少ないです。(※ノベルゲームはシステムがある程度決まってるのであまり開発という感じではないのかもしれません。)
そういう所に男の子と恋愛するゲーム持ってく自分はかなり珍しいというか、はたして楽しんでもらえる層がいるんだろうかと考え込むようになりました。

今からでも出展取り消せないかなと弱気になったりもしました。でもゲームパビリオン運営さんがDiscord上で色々手続きが大変そうなのを見ると、「なんだか不安」というだけでキャンセル連絡して運営さんの手を煩わすのは嫌だなとも思い、できるだけ気にしないように粛々と準備を進めるようになりました。
また、即売会などで女性に粘着する方もいると聞くので男性のお手伝いさんを早めに確保していました。Postaleの配達依頼ネタ考えてくれてる人なので実質スタッフです。

そして迎えた当日。

結論からなんですが、スペースに来てくれて試遊される方絶えずいらっしゃったのでポツン…とすることほとんどなかったです。
来てくれた一般参加者の方も男性が多いかな?という感じでしたが「乙女ゲームは初めてですが…」と言いながらさくさくと配達依頼をこなして遊んでくださってました。「遊んでいてこの子好きだなって思えるのは良いですね」と言ってもらえた方もいて有難かったです。人間的にちゃんとしてる攻略対象でよかった……。アンケートフォームでも温かいご感想を頂けました!
色々覚悟して臨んだ展示会でしたが、乙女ゲームに対し最初からNotForMeと判断せず手に取ってもらえる方ばかりでした。もちろんNotForMeな方だっているでしょうし、そういう方が避けられるよう目立つところに「乙女ゲーム」と見出しをおいたのもよかったと思います。住み分けは大事だ……
特に女性の方はキービジュアルポスター見て、ぱっと来てくださる方が多かった気がします。「これほとんどおひとりで作ってるんですか?大変でしょうこれ……」とすぐに色々察した方は何かしらのクリエイターの人だったのではと密かに思っています。

そういうわけでお手伝いさんと交代しながらゲームについて改善点のメモをとったり、試遊に際して遊び方のヒント伝えながら気づいたら展示会も終了時刻。入口に置かせてもらってたチラシも残り数枚まで減ってました。

結局上記のツイートに尽きるのですが、「どうせ興味をもってもらえない」と自分から壁を作ってしまってたんだなと改めて反省しています。
もし展示会に興味のある女性向けゲーム開発者の方がいたら、「とりあえず出してみていいかもです」と背中を押したいと思います。関西圏なら多分私も出てると思うので一人じゃないです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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