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『エイプリルフールズ 』

土曜日ですね、今日の映画は『エイプリルフールズ 』です。かなり当たりの映画でした。めずらしく"もう1回観てもいいかも"って思ったぐらいです。

最近気づいんですけど、ぼくは2010年以前の映画を観るのは苦手みたいです(笑)。『エイプリルフールズ』は2015年制作なので、ギリギリだったんですよね。

でも『木更津キャッツアイ』みたいな面白いところがありつつ、感動します。この映画からぼくが学んだのは「大抵その気になれば嘘も叶えられる」っていうことかなと。

あらすじ
舞台は、東京らしき大都会。時は、2015年4月1日エイプリルフール。1年に一度だけ嘘をついていい日。その日、街は嘘があふれ、笑いが絶えない……はずだった。なにげなくついた嘘がウソを呼び、あちらこちらで大騒動が勃発!街は緊張と混乱に包み込まれる。果たして、嘘の中に隠されていた真実、そしてその先にあるものとは…!? (引用元:公式サイト

『エイプリルフールズ』を一言で説明すると「7つの嘘が重なり合っていく映画」なんですけど、

冒頭から松坂桃李さん演じる医者が出てきたと思えば、子どもを誘拐するヤクザ達が登場するし、宮内庁と関係のある老夫婦が買い物をしているかと思えば庶民的なハンバーガーを食べに行ったり、見るからに怪しい霊媒師や、宇宙人だと思い込む中学生も出てきます。

なかなかの散らばり具合です。

しかもそのなかに少しずつ嘘が含まれています。
例えば、誘拐に関わる〇〇が本当は△△だったり。

そんな「嘘が嘘じゃなくなってまた嘘になる」みたいな展開があるんですよ。しかも、やりすぎないところでいい具合に嘘が絡んでいきます。

こうやって7つの嘘が全部同時進行になっていくのが面白かったよなー、自分で探した映画としては結構良いんじゃないのって思いましたね(笑)。

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例えば、菜々緒さん演じるキャビンアテンダントがあるピンチに直面したとき「実は□□だったの!」と宣言するシーンがあります。それに続いて「じゃあ俺は◇◇!!!」とみんなで嘘をつき合って、全員ハッタリをかますゲームみたいな瞬間があるんです。

なんかぼく、これはすごい幸せな嘘だなこういう嘘だったらついていいのかもなって思いましたね。職業や趣味嗜好、自分が思ってることも極論を言ってしまうと「嘘で塗り替えてけばなんとかなるんじゃないかな」と。

そしてまた仕事のことを思い出してしまいました(笑)。

前もnoteに書いたんですけど、ぼく26歳のときに代理店さん1000人ぐらいの前で話したことがあったんですよ。でもそんな経験があったわけでもなく、直前まですごく緊張していました。

ただ俺は出来るって思った瞬間からやっぱり切り替わって、堂々とプレゼンをしたことを覚えています。その日を境にぼくは少しずつ変わったと思うんです。発信した瞬間にそうなるんですよ。

繰り返しになりますけど「大抵その気になれば嘘も叶えられる」っていうことだなって、ぼくは捉えました。

この映画は最後まで裏切られる展開ですけどね(笑)。

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前回の映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』はぼくの期待値が高くなりすぎた結果、点数をつけるなら3.5点でした。一方で、今回の映画『エイプリルフールズ 』はぼくが期待していなかったけどいい映画です。

ただ点数は3.4点ぐらいでしょうか。

まず『コンフィデンスマンJP』を観た後で、『エイプリルフールズ』を観ても「この映画はいい映画」と思いました。みんなに言いたいぐらい(笑)。ただぼくは3.5を超える映画の作り方ではないなって思ったんですよね。そもそもこの映画には必要ない考えかもしれないんですけど。


色々話しましたけど、緻密なストーリーで本当にいい映画だなと思いました。

ぼく1度観た映画を2度観ようとすることって今までだと『天気の子』ぐらしかないんです。けど『エイプリルフールズ 』は、もう1回観たいなっていうところにいるかもしれないですね。

2回目に観たらどう思うか気になります。

全部分かった上で今日はどういう気持ちが生まれるのか。あとこの映画を観た人と話したくなりますね。「どの嘘が好きだった?」って聞いてみたいです。

それから、どうしても言いたいことがあります。

誘拐された子どもの顔がアップになるシーンがあるんです。

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このとき目と口に特徴があるなと思ってエンドロールで確認したら浜辺美波さんでした。もうこの2015年の映画を観ても、浜辺美波さんを当てるって、自分でもすげーなと思います(笑)。

というのもありつつ、結構感動するシーンもある映画なんですよね。

例えば自分は宇宙人だと思い込む中学生のことを、最初はみんな心配して様子を見に集まってくるんですよ。でも、だんだん心配していた人たちが帰っていくんですよね。

けど最後に何人か残った友達がいました。

そのグラウンドに残った人が「君のことを本当に心配してる友達なんだよ」と、ぼやかして伝えるようなメッセージのある映画だと思います。


あと、ぼくが特に好きだったのは櫻小路夫妻の嘘です。

------------------------------ここからはネタバレを含みます。







2人は宮内庁の人間だとほのめかしながらリムジンを借り、あくまでプライベートとして買い物を楽しみます。

そのあとで、運転手の方に「行きつけのお店を教えて欲しい」と言うんです。ここからハンバーガーを食べにいくことになるんですけど、高貴な方が行くお店ではないので...という展開なんでした。

で、なんでそんなことをしたのかというと実は、もう奥さんは余命1年もない状態だったんですね。

医師から「薬物投与はやめて最後の時間を満喫したほうがいいんじゃないでしょうか」と夫が告知を受けていました。ここで「奥様にお伝えしますか?」と聞かれたときに、嘘をつくことを決めるんです。

そして奥さんには「完治している」「せっかく退院できたらから思い出を作ろう」と言って2人で過ごします。最後にクルーズを楽しんでいる様子を観ながら、ぼくは仕方ない嘘だなっていう感じがしましたね。

本当にこれぐらい愛してるよってことだと思いますし、なんか「幸せな嘘」ってあるなって思います。


(ヘッダー画像引用元:映画「エイプリルフールズ 」


それではまた明日。


最後に。
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