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単純なアイディアが全てを変える|映画『インセプション』

最近も変わらず、AmazonプライムだったりNetflixを見ているんですが、嬉しいことがありました。

16日から『TENET テネット』の配信が開始されましたよね!

劇場公開時にnoteも書きましたが、やっぱり考察したくなる作品ほど何度も観たくなります。改めて、クリストファー・ノーラン監督の作りたいものをとことん作る姿勢がすごいなと。

そんな流れから、同監督作品の『インセプション』も見直したんです。

今から約10年前、2010年に公開されているのに色褪せないですよね。「これぞクリストファー・ノーラン」と思わされるSF要素と映像表現に、大衆性のあるストーリーが組み合わさっていて最高です。


あらすじ
鬼才クリストファー・ノーランが国際色豊かなキャストを率いて、世界各地、さらに夢の中へと観る者を誘うSFアクション大作。ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人の心が無防備な状態、つまり夢を見ている間に潜在意識から貴重な秘密を盗み出すスペシャリスト。その特異な才能は産業スパイが暗躍する世界で重宝される一方、そのために彼は最愛のものを奪われ、国際指名手配されてしまう。そんな彼に失った人生を取り戻すチャンスが。そのためには「インセプション」と呼ばれる、アイデアを盗むのとは逆に相手の心に“植え付ける”、およそ不可能とされる任務を成功させる必要があった。もしコブと仲間たちが成し遂げたなら、それは完全犯罪を意味する。だがいかに綿密に計画し、様々な特殊能力があったとしても、行動がすべて相手に読まれていては太刀打ちできない。そんな強敵が現れる予感を、コブだけが感じ取っていた。
インセプション - ワーナー・ブラザース公式サイトより引用)


夢をみているような映像体験

この映画で扱われているテーマに「潜在意識」「夢」がありますが、これって身近でありながら、日常的には意識することはないと思います。

でも、眠っているときにみた夢を「すごく面白かった」と感じた経験って、誰しもあるんじゃないかなと。

そしてこの面白さを人に伝えようとすると、途端に難しくなりますよね。

夢のなかで起きることって支離滅裂なのに、記憶と紐づいていたりするから現実だと信じ込んでしまったり、醒めてから現実でないと気づいて、不思議な心境に陥ることもあると思います。

このあたりの感覚を『インセプション』では再現されている気がするんですよね。直感的に「潜在意識ってこういうものなのかもな」って理解できるというか。

さらに映像が綺麗、アクションのテンポもいい、主人公コブの心情に入り込んでしまうストーリー構成で、約2時間30分をあっという間に感じますし、観たあとに考察が盛り上がるような、複雑な設定も散りばめられています。

そのどれにおいても共通しているのが、奥深いテーマをエンタメに昇華するための工夫であって、これが何よりすごいんだと思うんです。


単純なアイディアが全てを変える

今回改めて「この作品を通して1番に伝えたいことはなんだったのか」と考えてみたんですが、冒頭のセリフに集約されていたように感じたんですよね。

最も強い寄生物は?…

”アイディア”です
感染力も強い
一度 芽生えたら取り除けない
アイディアは形になると突き刺さる

アイディアの重要性。
それを、この映画自体が証明しているんじゃないかなと。

冒頭のセリフこそ、クリストファー・ノーラン自身が映画を作るときに考えていることかもしれないと思ったんですよね。ンタビューを読んだことがあるわけではないですが、そんなことを考えながら観ていました。

もちろん、ラストシーンは問いを投げかけていると思いますし、結末をどう解釈するのかというのも、この映画を楽しむポイントの1つだと思います。

いやー、やっぱり観た人と語り合いたくなる映画ですね。おすすめです。


それではまた明日!


最後に。
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