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数字を詰められる毎日は良いことなのか|映画『7つの会議』

最近はすっかりNetflixで映画を観ることに慣れてきて、noteには書いていなかったけど過去に観た良い作品のことをやっぱり残しておきたいなってことで、今回は『7つの会議』を観直しました。

たぶんぼくが映画をちゃんと観てnoteに書こうと思ったのは、ここらへんか、ちょっと前の『空飛ぶタイヤ』あたりのことだったと思います。

STORY
都内にある中堅メーカー・東京建電。 営業一課の万年係長
八角民夫(野村高斎) はどこの会社にもいる、 所調“ぐうたら社員”。
トップセールスマンである課長の坂戸宣彦 (片岡愛之助)からは
その怠情ぶりを叱責されるが、 ノルマも最低限しか果たさず、
定例の営業会議では傍観しているのみ。
絶対的な存在の営業部長 北川誠 (香川照之)が進める結果
主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人盟々と
日々を送っていた。
ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。 そして、
下された異動処分。 訴えた当事者は年上の部下、八角だった。
北川の信頼も厚いエース坂戸に対するパワハラ委員会の
不可解な裁定に揺れる社員たち。
そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島万二 (及川光博) が
新課長として着任する。会社の“顔”である一課で、 成績を上げ
られず場違いにすら感じる原島。
誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。
だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた …。

(映画『七つの会議』公式サイトより引用)


この映画の特徴の1つは、野村萬斎さんの演技だとぼくは思ってます。

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野村さん演じる八角さん(本当はやすみと読むけど、居眠りばかりしているので、居眠りはっかくと呼ばれています)を、最初はめちゃくちゃに「こんなダメ社員がいたら嫌だな」っていう姿を演じられています。

たぶん、八角さんを見ながら「日本て、サラリーマンってなんて腐ってるんだ」って思う人もいるんじゃないかと思います。(当然フィクションです)

それから、ふと思うところでは演者の大半に「あれ??見たことあるよ」となり、一瞬意識が『半沢直樹』に飛びましたね。

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さて、話を戻すと、ネタバレが怖いので言える範囲で書きますが、映画全体を通して、「稼ぐこと」「会社の中で働く人間のこと」「本当に数字を詰められる毎日って良いことなのかな?」と思えてきます。

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ぼくも数字大好き人間ですが、それでも仕事についたのは平成になってからです。昭和のころはもっと強烈に仕事のノルマが与えられて、それに対してみんな文字通り死ぬ気で頑張る、そんな時代があったんだなってふと思いましたね。

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だって、ぼくが働き始めたときはまだオフィスでタバコを吸ってOKでしたし、個人情報保護といった言葉を誰も使っていませんでした。そう考えると、いかに今が整備された世界なのかって思いますよね。

八角さんの姿、『7つの会議』という映画を通して、そんなサラリーマンの光景が浮かんできました。

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また、個人的に好きなポイントがありました。

本来、社員は会社を良くしたいと思うことを念頭に、その中で自分ができることを、常に与えられた目標に対して達成する、プラスアルファを出すってことが一番だと思います。

ただ、その中でも好き嫌いが存在したり、派閥が生まれたり、気がつけば正義感を発揮するけど、結果として誰かの足を引っ張る、引きずり落とす、みたいなことをするわけですよ。

営業部VS経理部みたいな。

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人の会社のことだから笑っていられますが、自分の会社だったら「感情での仕事なんてせずに、みんなで成果をだそうぜ!」って言いたいところですが、実際はどうなんでしょうね。笑

映画の中での出来事として無邪気にボーッと観ていられてよかったです。

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最後に、気になったのがなんでタイトルが『7つの会議』なんだろう?ってところです。これはさすがにぼくが普通に映画を観ていただけではわからなかったので、思わずググっちゃいました。(それからそっちだけ見ればいいじゃんとかはなしです。笑)


池井戸潤さんの作品を観たことない人でも、普通に共感できる作品としてオススメです。

©️2019映画「七つの会議」製作委員会


それではまた明日!


最後に。
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