フリーランスへの道 DAY13
言葉のチカラ
私の社会人人生は、まもなく20年を迎えます。「営業職」として入社し、フリーペーパーの広告を売る、という仕事をする中で、初めはネガティブなイメージ(ノルマ、とか、売らなきゃとか)があった仕事が
「営業」は「人に出会う仕事」
と思うようになってから楽しく、やりがいがあるものへと変わっていきました。もちろん、成果は数字です。そこから実際のお客様に成果が出ることが、仕事の結果です。だから、そのことが何よりも嬉しいし、やっぱり明確な数字での結果が出ると、やりがいもありました。
泣いたことも、一度や二度ではありません。
寝袋を抱えて机の下で眠ったこともあるし、深夜の温泉や明け方のラーメンも味わいましたww
当時は「働き方改革」なんてなかったので、とことん仕事をしていました。それが楽しくて、毎日会社に行くことが幸せでした。仲間にも恵まれていたと思います。
会社の理念や教育指針のおかげで、「対等な人間関係」や「良い言葉を使おう」「真善美の情報を発信しよう」と、今の私のベースとなる価値観をとことん培わせてもらったと思っています。そこはとても感謝です。
5年間営業をしてから、出版事業のほうへと部署が変わりました。
数字のプレッシャーは少し軽くなりましたが、今度は「取材して文章にする」という別のプレッシャーがかかってきました。
しかも、それは販売されている雑誌に載る文章で、つまり、「本が売れる」ことが数字での結果です。
しかし、その雑誌は会社の理念を伝える、という目的もあったので、売上重視という考え方ではありませんでした。
むしろ、
「自分自身と向き合う」
ことを徹底的に考えさせられました。
取材して書くので、当然ながら相手があります。相手の言葉で語ってくれることを、私というフィルターを通して世に発信する。
そこにちゃんと「自分を反映させること」というのが雑誌の方針でした。
だから、自分を見つめること、自己成長することが求められていました。
私が独立してできることというのは、こうして続けてきた
「ライター」という仕事、「営業」という仕事です。
雑誌に寄稿したことがきっかけで、このたび、初めて個人としてお金をもらって「書く」仕事をいただけることになりました!!!!!!
最近は、起業するということは大義名分が必要なのかなと思っています。
最初はできることをすればよいかなと思っていましたが、もっと広く人の為に、世の中のために、できることとして考えていかないとなと思うところです。
自分がする仕事で、世の中を今より少しだけよくする。
そう思う、この頃です。
新年にきちんと言語化できるようにラスト1ヵ月、詰めていきます。
言葉には、強い力があるので。
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