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スタバで贅沢な時間

先週、雑誌の編集と翻訳の仕事がありました。翻訳は3名の優秀な翻訳者さんに任せて、私は編集作業に専念。

自宅オフィスでコンピューターに向かって、連日カタカタやっていました。

通勤時間0分、パジャマ出勤OKの自宅オフィスなので、タイパも素晴らしいのですが、自宅には誘惑もたくさんあります。

また毎日同じ場所で同じ景色を見ながらのお仕事は、飽きてもきます。

そして、原稿につまづいてしまった私は「もう無理!」と、カフェでお仕事することにしました。

愛用のMacBook Airをバックパックに詰めて、近くに大学があって静かな雰囲気のスタバへ車を走らせます。

いつものキャラメルマキアートを注文して席について、Macを立ち上げると、ポ〜ンという音。さて、外付けドライブに保存したファイルを開けようとしたら、

えっ!!!

外付けドライブを接続するケーブルがない。バックパックの中を何度も見ましたが、ないものはない。家に忘れてきたようです。

ドリンクだけ飲んですぐに帰ろうかとも思ったのですが、長時間居座ることを見越して注文したキャラメルマキアートはグランデ。ふとバックパックの中にあった読みかけの小説が目にはいったので、「ええ〜い、こうなったら読みたかった小説を読んじゃえ!」と1時間だけ読書することにしました。

カフェでは、友人とおしゃべりしたり、仕事をすることはあっても、読書することなんてありません。でも、この日は陽の当たる明るい席で、ノイキャンイヤホンを耳に、スッと小説の世界に入り込みました。

そんな贅沢な時間はあっという間に過ぎます。

渋々席を立って、自宅オフィスに戻って、仕事の続き。なぜか、つまづいた原稿も難なくクリアして、サクサクと仕事が進みます。

もしかしたら、私に必要だったのは、場所替えの気分転換じゃなくって、リラックスする時間の気分転換だったのかも。

たまにはコンピューターを持たずに小説本を片手にカフェに行ってみませんか?

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