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気合と売上

カフェが移転してはや一ヶ月。新店舗における曜日ごとの売り上げ幅も予測できるようになってきた。
現在の営業曜日は(金)(土)(日)の3日間で、ありがたいことに(土)(日)は16席ほどの座席が満席になるが(金)の集客がなかなか難しい。平日と休日の間で売り上げの差が3倍ほどに広がってしまっていた。

基本的に僕は、金曜日は別の仕事があるため現場の店舗からは席を外して、(土)(日)に店舗で働きます。
「金曜日は平日だから、売り上げが少なくても仕方ない。休日で売り上げ目標を必ず達成して取り返す。」という金曜日に対する諦めが強かった。
もちろん、金曜日の売上を向上させる施策は絶えず考えているが。

本日は久しぶりに、金曜日の店舗出勤。店舗に立つからには、沢山のお客さんに囲まれたい、売上をあげたい、という思いがとても強かった。売上目標もしっかり設計、スタッフに共有。

結果的に、普段の金曜日の売上の2倍を達成することができた。
もちろん、色々な要因はあると思いつつも、売上UPの要因は現場スタッフの"やる気"的な精神面が不思議な力でお客さんを呼び寄せてるんじゃないかなーと。(店舗は3階なので、店員の活気が道路を歩く方へ伝わって結果的な集客効果になる、みたいな事象はないです。)

このように感じた理由は、しっかりとは言語化できない。言語化できないけど、店舗スタッフがなんとなく店舗に立つのと、目標を立てて「今日はこれぐらいの売り上げを達成する!」みたいなものを掲げて立つでは、科学では明らかにできないお客さんを呼び寄せる不思議な力に天と地ほどの差が生じるように改めて感じています。

某人気飲食店のオーナーさんも、このような不思議な力についてこんなことを仰っていました。
「臨時休業日を作りたいけど、その1日の休みのせいで1週間の売上にかなり影響が出そうで怖い。お客さんがお店に来る風を断ち切ってしまいそうで。」
これを初めて伺ったときに、なんだかとても共感したんですよね(笑)
同じような感覚を持っている実店舗経営者の方がいたら、ぜひお話伺いたいです。(笑)

感覚的な話だけではなく、しっかりと1日の目標を立てることで営業中の細かい気配りができるようになる。看板の設置位置やお客さんとのコミュニケーション等々。この積み重ねを発揮させることもできるので、目標を1日1日掲げることはかなり重要。当たり前だけど、1年も店舗を続けるとこれが意外と難しいことだった。

僕が発信する本note記事は、スタッフに共有することを前提に書いているので、最後に、目標の立て方についても軽く意識していることを。

サイゼリヤ現会長の正垣 泰彦さんの著書で、「目標は高く立てすぎない、あくまでも現実に照らし合わせた範囲で。高く立てすぎた目標は、目標を達成できないことが当たり前、といった無意識を醸成し、組織が育たなくなる。」といった言葉が記述されている。

この言葉がとても好きで、自分も店舗タスクのスケジュール決めや短期での目標設計は、あくまでも現在からのボトムアップ思考は欠かさない。目標を達成する勝ち癖をスタッフ全員でつけていきたいなと、自分を含めて戒めています。

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