1m以上の浸水_残された汚泥

台風19号被害状況と復旧その3、行政と研究者の責任について【580歩】

おはようございます。秋晴れ。気温はひとけた。
水木金は晴れるようなので、ここが復旧作業の勝負です。
土曜日は降雨の予報あり、ひどい雨になりませんように。

【被災3日目】#台風19号 #水害 #阿武隈川氾濫  で分かったこと。
多くの皆さんにお世話になっております。ありがとうございます。
命のみは助かりました。生活の見通しは進んでいません。

1、子どもたちが登校、復旧作業をすすめています。
寒いので、雨合羽でも熱中症はなりません。
いちばん大変なのは、汚染水が乾燥して砂になり、病気になること。
メガネ着用でもつけられるゴーグル、軍手、粉塵を吸い込まないマスク、汚水にぬれない服装。

2、都会の皆さんは分からないことは、ここの地域は上下水道がなく、家からでた糞尿は個々人「浄化水槽」で処理して、流すということ。つまり、汚染水がいかに危ないことです。

3、今回の災害は、行政の問題が多分にあります。
関東地域、東京都では地下に巨大な雨水をためる地下施設(春日部市)がありましたね。
郡山駅附近にも建設済みだそうですが、地下水施設の規模が小さすぎた。また、他町村はその余裕すらなかった。「遊水地」すらありません。
#行政  と、#日本大学工学部 #国立法人福島大学  との連携で、なぜ河川工学や治水に力をいれることができなったのだろうか。疑問が残ります。
#郡山市  と #ウェーザーニューズ  との連携で、大雨のときはやめに携帯電話へのメールが届くようになりました(市長は元・総務省)。

堤防をつくると景観が崩れるそうで反対案があるそうです。また、堤防ある地域と、蛇行した河でいつも氾濫する地域との行政の差が大きい過ぎる。
たとえ、担当の行政が違えども、一致団結して、河川行政に取り組むべきです。

そのあとの行動はどうでしょうか?
「早く逃げろ!」だけじゃ不充分です。
どこにも逃げられず、逃げても水害になるのです。
避難所の生活を経験したことがありますか?
家財を失い、故郷には住めない、孤立した状態を想像できますか?


4、研究者の責任とは
もっとびっくりしたのは、旧制第二高等学校・東北帝国大学の最高学府・国立法人東北大学が「氾濫や浸水をとめるのは難しい」と表明したことです。もはや丸投げ状態。

2019年10月15日 20時04分
台風19号による豪雨で川の氾濫が相次いだことを受けて現地を調査した専門家が東北大学で報告会を開き、「雨量がすさまじく、氾濫や浸水などを抑えるのは困難だったと考えられる」と指摘しました。
東北大学災害科学国際研究所の専門家11人は宮城県の丸森町や大郷町など河川の氾濫現場3か所の被害状況などを調査し、15日、結果を報告しました。
この中で今回の台風による洪水ついて「すさまじい量の雨が降っていて、事前の備えをしたとしても氾濫や浸水などを抑えることは困難だったと思う」という全体的な見解が示されました。
また、町の広範囲が浸水した丸森町の浸水被害について、阿武隈川と支流の雉子尾川に挟まれた場所で氾濫が発生したことで被害が拡大したと指摘しました。
丸森町で浸水地域にたまった水を詳しく調べたところ川の水とは異なる成分だったことも分かり、山から流れてきた大量の雨水が排水できず比較的標高が高い町役場や中心市街地まで浸水したと考えられると指摘しました。
東北大学災害科学国際研究所の今村文彦所長は、「今回のような規模の台風が、今後、増えてくるという指摘もあり、防災の在り方を検討していく必要がある」と話していました。
宮城 東北大で現地調査結果を報告「氾濫抑えるのは困難」 | NHKニュース   https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191015/k10012133181000.html

科学者は、極めて困難な現象や人の命がかかっている問題に対して挑戦する役割があり、社会的責任はないのでしょうか。

がっかりしました。こんなところだから、三流研究者しか教授にならない。助教が過労死する象牙の塔。研究者の気概を見せて欲しいです。

いま日本のサイエンスに必要なのは、100人の秀才ではなく1人の天才です。基礎研究、お金にならない研究でも、研究費と人員確保(ポスドクをこき使うな!)だと思います。
ノーベル賞受賞者は、戦後のなにもない中で昭和が育てた研究者であり、欧米に留学を経ています。平成は氷河期、令和に育てられた研究者は大丈夫でしょうか?文科省は科研費の使い方ばかり厳しくなり、国公立・私立の研究者には自由が無いのが現状。たとえ「想定外」「数十年に一度」といえども、研究する必要はあります。御嶽山噴火を忘れないでください!

以上、とても感情的で、扇動的な文章ですが、多くの方々にご存知いただきたい内容です。
もちろん少ない研究費で、細々と研究をつづけて、「人のためのサイエンス」を続けている方もたくさんいます。東北大学、日本大学工学部、福島大学も、#東日本大震災 時、昼夜をとわず対応して、学生たちと除染や会議、厳しい問題を報告された、素晴らしい方々もいるのです。わかっています。

※注意:わたしの家が被災した地域は、#福島県郡山市田村町 であり、福島県田村市(あとで合併できた新しい市)とは違います。もともとは、福島県田村郡役所があった場所が、昭和30年、40年に町村合併で、郡山市に編入した郡山市田村町。大安場古墳、坂上田村麻呂伝説がある「田村神社」、近世は、#守山藩 、戦時中は海軍飛行場(いまは #日本大学工学部 )など歴史文化が深い地域です。

5、昨日は疲労でどっぷりと寝込んでいました。
#サッカー日本代表 #ワールドカップアジア予選 #daihyo
タキジスタンに勝利おめでとうございます。
タジキスタン 0 vs. 3 日本 
試合経過 - スポーツナビ https://soccer.yahoo.co.jp/japan/game/score/2019101501
励みになります。被災地にパワーをください


時間をおかず、いま・ここ・わたしが感じた、#令和元年10月 #台風19号  水害への想いを書き続けます。


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