見出し画像

Signal

恋愛の始まりは意外と静かに始まるものだ。

俺が仕事をやめ、体調を崩して学校に通う事になった。

そこで、1人の女性に会う。

その子を見たのは、エレベーターロビー。

下に喫煙所があり、その帰りにエレベーターが一緒になる。

その子は学校の見学に来ていた。

髪の毛が綺麗に茶色で染まっていて、眼鏡をしていた。

それだけ覚えている。。。

僕は、学校の中では人と話をするのが好きな方だった。

1か月くらい経った頃、その子が入所する事が決まった。

僕は思った。

「あ。エレベーターロビーで会った子だ」

最初にみんなの前で挨拶をする。

「○○です、宜しくお願いします。」

その声に僕の心は奪われた。

そして、チャンスが訪れる。

僕が、トイレに行こうとした。

その子が窓から外を眺めて背伸びをしていた。

「よし。チャンスだ。」

「疲れました?」

彼女が振り向いた。「あ。バレました?」

「バレてますよ」

彼女が微笑んでくれた。

それが「はじまりの合図」だった。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?