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子供に教えていて、言いがちだけど言うべきでないこと。

親御さんが、子供の勉強を見ていることがあると思います。
特に小学生はそうですね。
そこそこ勉強がお得意な方は、中学生でも見るかもしれません。

勉強を教える時に、

子供に言いがちだけど、言うべきでないこと。

これって、実は学校の先生、塾の先生でも言う方がおられます。
という私も、大学時代に家庭教師のアルバイトをしていた時は、つい言っていました。

それは、

「それ、前も説明した(言った)よね」
「もう何回もやってるよ」

教えてる側からすれば、確かに何度も言ってるのです。
事実です。
わかってないだろうなと思うので、説明の仕方も何度も変えてみます。
でも、理解してないことあるんですよね。何度言っても初耳のような顔をする子もいます。
1回の説明でばっちりわかる子もいるので、自分の説明が悪いとは思えないのですよね。
どうしても、他の子と比べてしまうのです。

でも、そのセリフを言ったからといって、何の利点もないのです。

「あなたって、何度言ってもわからない子なのよ」
と、説明するにすぎません。
それをわからせたとして、何になるでしょう。
「私って何度言われてもわかってないんだ」
とネガティブマインドしか生まれません。

むしろ、教える側は、自分の説明でその相手に届いていないという意味だと、反省せねばなりません。
誤解しないでいただきたいのは、説明が下手だとか言うのではありません。
その説明で一発でわかる子もいるからです。
だからといって、「問題が子供にある」で終わらせるわけにはいきません。
そこから、どうするか・・・が個別指導で教える側の、腕の見せ所だと思うのです。

親子なので、容赦なく「何べん言うたらわかるねんって、怒鳴って終了しちゃいました」と、親御さんから言われたことがあります。
親子はねー。特に感情的になりますよね。
「私こんな問題すぐ出来てたけど・・・?」とかも言っちゃいます。
いや、理解力のあるご両親とは比較しないで下さい。
あ、兄弟姉妹もいけません。

というように、私も言わないことにしているセリフですが、実は去年久しぶりに言いました。
子供がでかい声で
「そーかー、そういうことか。初めて聞いた~~」
とえらそうに言う。
「いやいやいやーー5回以上は言ってるけどー?」
「・・・え?」
ま、6回目でわかったので、良かったんですけどね。

「もう何べんも言うてるでー」
というのはあくまで心の中で叫ぶと。
お気を付けくださいませ。


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